節分の豆まきの由来や正しい豆まきの仕方について調べてみました。豆まきは地方や地域によって違いがあると思います。極端な話、お隣さんとだって違ったりなんてこともあるくらい家庭によって様々だと思います。正しいやり方、縁起の良いやり方と作法があるようですので、この記事でまとめておきたいと思います。
改めまして、こんにちは。
節分に行う豆まきの由来と正しい豆まきの仕方をまとめていきます。
豆まきの由来
豆まきの由来について、節分になぜ豆をまくのでしょうか?
節分は、立春の前日のことを言い、季節の分かれ目とされています。
昔は、冬から春になる時期を新年のスタートとしていたようで、節分は、今で言う大晦日としての意味合いがあったそうです。
こうしたことから、季節の変わり目である節分という時期は、体調を崩しやすい時期でもあり、体調を崩すということは、邪気が体に入りやすいと考えられていたようです。
そして、その邪気を払うために節分に豆まきをするということで、新たな1年をスタートさせようと昔から行われてきたということです。
豆というと大豆を使用すると思いますが、大豆は畑の肉と言われるくらい豊富なタンパク質を含んでいますよね。
昔の人は、そのことを知っていたのか、豆には『精霊が宿っている』とされ、また、魔を滅するとされて、『魔滅』と当て字にされ、豆をまいて鬼を追い払う(魔を滅する)と言われていたそうです。
『鬼が出た時、毘沙門天のお告げで豆をまいて鬼を退治した』という逸話もあるそうです。
豆まきの正しいやり方
豆まきの正しいやり方ですが、まずは、豆まきに使う豆と当てられる鬼のお面を準備しましょう。
最近では、豆まきの豆に福豆(炒り豆)を使用せずに落花生を使用するという家庭が多くなってきているそうです。
落花生を投げる場合は、殻がついた状態で投げます。
そうすると、拾って食べることに抵抗感がないということです。
他にも、芽が出ない、散らばらない、拾いやすい、という多くのメリットがあるようですね。
落花生を投げる風習は、北海道や東北、鹿児島や宮崎では昔からあったそうです。
落花生を投げる風習が始まったのは、北海道だそうで、雪の中で豆まきをしても拾って食べることが出来るという理由からだそうです。
北海道の落花生の風習が、本州を飛び越えて九州に伝わるというのは、少々考えにくいですよね。
現代であれば、インターネットなどで伝わるかもしませんが・・・
なぜ、鹿児島や宮崎で落花生を投げる風習があるかというと、落花生の産地があるからというのが理由だそうです。
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豆まきの手順
最近では、豆まきは子供の行事のようになっていますので、鬼はお父さんがやるという場合が多いのではないでしょうか?
どうも、その家の主人(お父さんを想定)が豆をまく、もしくは、年女、年男、厄年の人が豆をまくと縁起が良いと言われているそうです。
では、誰が鬼をやるのか?ということになりそうなので、あくまでも参考にして頂ければと思います。
今ではそんなに気にする必要が無いのではという意見が多いようです。
それでは、実際に豆まきをするときの作法ですが、鬼を家から追い出すというイメージで、『鬼は外』と部屋から玄関に豆を投げます。
『福は内』と逆に部屋に向かって豆を投げましょう。
これを部屋の奥から玄関まで順番にするそうです。
そして、豆まきが終わったら、お楽しみの豆を食べるのですが、まいた豆や落花生を自分の年齢+1つ多く拾って食べるそうです。
1つ多く食べるのは、新年の厄払いという意味があるそうです。
まとめ・感想
- いかがでしたでしょうか?豆まきの由来や正しいやり方について理解が深まりましたでしょうか?自分は今回調べて、豆まきについて色々と間違っていたことに気がつくことが出来ました。食べる豆って拾ったものを食べるのですね。これは知りませんでした。そうなると、落花生というのも理解できました。落花生なら落ちていても気にせず食べられそうです。正しい豆まきで邪気を払っていい年にしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。