千葉県教育委員会は18日、同県鴨川市立中学校で2016年11月、剣道部で指導していた2年生の女子生徒を竹刀で殴り、約1カ月入院するけがを負わせたとして、顧問の男性教諭(39)を停職6カ月の懲戒処分にした。教諭は過去に複数回、同校の剣道部を全国大会に出場させた実績があるという。
県教委によると、女子生徒の保護者が被害届を出し、県警は任意で捜査。教諭は16年12月下旬、傷害罪で館山簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、納付した。
教諭は16年11月1日朝、学校の剣道場で、防具を着けずに素振りの練習をしていた女子生徒を「集中していない」と正座させ、竹刀で頭を殴ったり、のどを突いたりした。女子生徒は頭やのどなどに重い打撲を負い、約1カ月入院した。