竹田恒泰氏

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15日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で、明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏が、女系天皇について否定的な見解を示し、男系が続かないのならば皇室が途絶えてもいいと主張した。

番組では皇室制度について議論が交わされ、竹田氏が女系天皇について言及した。

現在の日本国憲法では、第一章第二条で「皇位は、世襲のもの」と規定している。また皇室典範では、第一条で「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めている。しかし、昨今では皇族減少に伴い女系天皇の可能性も取りざたされてきた。

女系天皇について、皇室断絶を防ぐためには容認すると肯定的な意見が出されると、竹田氏は「私は(皇室が)途絶えていいと思いますよ」とすぐさま反論した。そして「途絶えたとしたら、もう天の意志ですよ」と続けたのだった。他の出演者たちから口々に「暴論だ」という声が飛ぶ中、竹田氏は「女系天皇なるものが出現したら、私は天皇として認めない」ときっぱり言い切った。そして、みなが認めない天皇が誕生することが問題であると指摘した。

さらに竹田氏は「皇室」を考えるにあたり「いちばん大切なこと」があるとし、「天皇がどんな原理で天皇か」ということであり、それは「血統の原理」だと主張した。竹田氏は歴代を省みて男系の血筋をひかない天皇は誕生していないことを念頭に「天皇は血統の原理以外の何ものでもない」「血統以外の原理で天皇になった人がひとりでもいますか!」と大声を張り上げていた。

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