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 20日(日本時間21日)に米大統領に就任するドナルド・トランプ氏のツイッター。その奔放なつぶやきに、「二つの人格」があるとの見方がある。どういうことなのか。

 「とんでもない! 米国に工場を建てるか、国境で高い税金を払え」

 トランプ氏が5日に投稿したトヨタ自動車批判のツイート。ツイッター用アプリ「TweetDeck」で閲覧すると、末尾に「Twitter for Android(アンドロイド)」の文字が見える。米グーグル社の基本ソフト「アンドロイド」を搭載した携帯電話などからの投稿であることを示している。

 一方、10日に投稿された「トランプ当選後、中小企業の楽観論ふえる」という記事リンクを貼り付けた穏やかなツイートには、「Twitter for iPhone(アイフォーン)」の文字。アップル社のスマートフォンからの投稿だ。

 トランプ氏の英語表現に詳しい愛知淑徳大学のダニー・モルデン教授は「怒りや攻撃的なメッセージはトランプ氏本人がアンドロイド携帯で、前向きな内容や宣伝は陣営関係者らがアイフォーンで投稿している可能性が高い」と解説する。米IT専門家らがこうした分析結果をウェブなどで発表し、昨夏ごろから「二つの人格」疑惑が話題になり始めたそうだ。

 たとえば国連についての投稿。…

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