先月、神戸市長田区のマンションに男らが押し入り、住民の男性が手足を縛られて現金１０００万円が奪われた事件で、警察は男３人を逮捕しました。

強盗致傷などの罪で逮捕・起訴されたのは、愛媛県松山市の接客業・水田圭吾被告（２１）です。

起訴状によると水田被告は先月２３日、長田区のマンションに押し入りこの部屋に住む６６歳の男性を殴った上、手足を結束バンドで縛りナイフで脅しました。そして金庫から現金１０００万円などを奪って逃げたとされます。

この事件で警察は、水田被告と共に犯行に及んだ疑いで１９歳の少年と男１人を逮捕していて、少年は家裁送致されています。

警察は計画的な犯行とみて３人の接点などを調べています。

大手広告代理店「電通」が社員に違法な長時間労働をさせた疑いで書類送検されたことを受け、滋賀県は電通の入札への参加を停止する方針であることがわかりました。

電通は過労のため自殺した高橋まつりさん（当時２４）など複数の社員に対し、違法な長時間労働をさせていたとして、先月、労働基準法違反の疑いで書類送検されました。

滋賀県では入札に参加できる業者が禁錮刑以上にあたる容疑で書類送検された場合、３ヵ月間入札を停止すると規定しています。

県は電通のケースがこれに該当するとして、今月中にも入札への参加停止を決定する方針であることがわかりました。

県によると電通は今年度、観光や特産品をＰＲする事業などを、あわせて約８４００万円で受注していますが、それらの契約については変更はないということです。

大阪市天王寺区にある創業４０年以上の老舗ホストクラブで、就労ビザのない従業員を働かせていたとして、韓国籍の経営者らが書類送検されました。


【従業員】「いらっしゃいませ～」

ホスト風の男性従業員が薄暗い店内で客を迎えます。
中に入ると…。

【従業員】「安いのは、ポテトチップス３０００円」
【記者】「３０００円！？」

驚く記者を前に、韓国人とみられる男性従業員が、３０００円のポテトチップスを勧めます。

【記者リポート】
「鶴橋駅のすぐ近くにある老舗の韓国ホストクラブの経営者らが書類送検されました」

天王寺区のホストクラブ「レストランフガール」を経営する韓国籍の女（７３）、息子（４５）、妹（６３）は、就労資格のない韓国籍の男性従業員らを働かせた不法就労助長の疑いで書類送検されました。

【記者】「ビザとか大変じゃないですか」
【従業員】「ビザ…へへへ。（記者）２人を見て、入管が調べに来たと思った」

記者を入国管理局の職員と勘違いしていた従業員。
この店で働いていた２４～５３歳の韓国人男性８人も、不法就労の疑いで摘発されていて、すでに韓国に強制送還されています。

【従業員】「うちの店はみんな結婚ビザだけ。（日本人と）結婚した人だけ、ここで働ける」
【記者】「でも（さっきの従業員は）結婚してない…」
【従業員】「それは…ちょっと難しいことなんですけど、本当の結婚じゃないからね。ほとんど嘘だから」

摘発された男性従業員らは、日本で仕事に就くことが認められていない観光ビザで滞在し、バンド演奏や接客をしていました。

この店は過去にも摘発を受けていて、女らは「高齢化した店を活気づけるため若手バンドを雇おうとしたが、日本で見つからなかった」と容疑を認めているということです。

中学生の娘を学校に通わせず保護者としての義務を果たさなかった疑いで１８日、４４歳の母親が書類送検されました。
中学校に通わず、娘がおこなっていたのは「アイドル活動」でした。


学校教育法違反の疑いで書類送検されたのは、大阪狭山市に居住していた母親（４４）です。

母親は去年２～７月、教育委員会から中学３年生の娘（１５）を学校に通わせるよう督促を受けたにもかかわらず、一度も登校させなかった疑いがもたれています。

２年前、学校が「生徒と連絡がとれない」と警察に通報。
警察は母親に対し、娘を学校に登校させるよう警告をしていました。

娘は姉とともに「アイドル」としてライブ活動などを行っていて、インターネット上で配信していました。

母親は警察の調べに対し、「子供の芸能活動をしたいという意志を尊重した」と容疑を認めています。

中学校に通わずアイドル活動をしていた娘（１５）は「芸能活動をしたいので母親がバックアップしてくれていた」と話しています。

教育委員会などによると、母親は娘が小学生の時からほとんど学校に通わせておらず、中学校についても、去年８月に家族が東京に転居するまでの約２年間で数回しか登校させなかったということです。

子供を就学させる義務を怠ったことで保護者を検挙した例は、大阪府内では初めてです。

昨年度の旅客数は２４００万人と、過去最高を更新中の関西空港。
今後も外国人旅行客の増加が見込まれる中、今月、新しいターミナルビルが開業します。


この建物は、第１ターミナルの隣りの人工島に元からある格安航空会社・ＬＣＣ専用の第２ターミナルを拡張する形で建設されたものです。

従来のものは国内線に、新しいターミナルは国際線専用として利用されます。

最大の目玉は、国内の空港で初となる「ウオークスルー型」のショッピングエリアです。

【記者リポート】
「保安検査と出国審査を終え出てくると、目の前には大きな免税店のスペースが広がっています。そして、この中を通って搭乗口へ移動していくわけなんですが、客が移動する動線の上にたくさんの商品が並べられている作りになっています」

移動時間や待ち時間さえも楽しい体験にしたい、そんなコンセプトがうかがえます。

また、荷物を置くトレーの移動を自動化するなどして、入国審査や手荷物検査の際の待ち時間を３割以上短縮するという「スマートセキュリティー」システムを導入して、さらなる利便性の向上を図ります。

【関西エアポート・山谷佳之社長】
「第２ターミナルは国内線があり国際線もありますから、国際線の人が国内線に乗り換えて各地に行く。こういうことも将来はポピュラーになっていくんじゃないか、そういった期待感もある」

関西空港はさらなる飛躍を遂げることができるのか？
「第２ターミナルビル・国際線」は、今月２８日に開業します。

皆さんご存知の、童謡「森のくまさん」。
この曲をめぐって、思わぬ騒動が起こっているんです。


「♪ある日～森のなか～くまさんに～出会った～」

誰もが知っている童謡“森のくまさん”。

「♪一人ぼっちの私～強く抱きしめた熊～」

あれ？途中から歌詞が変わってしまいました。

歌っているのは、今ユーチューブで注目を集めるお笑い芸人・パーマ大佐（２３）。
先月、この歌を収録したＤＶＤ付きのＣＤが発売されることになったのですが…。

「無断で歌詞を変えられた」と、日本語の歌の翻訳者から販売中止などを求められているのです。

そもそも、森のクマさんはアメリカの民謡で、１９７０年代のテレビ番組で日本語訳の歌が放送されて人気になりました。

パーマ大佐の自宅取材では…。

【パーマ大佐】「僕、絶対音感を持ってるんで」

父は音楽評論家、母はピアニスト、姉は作詞家と、華麗なる音楽一家で育ったお笑い芸人のパーマ大佐。

手を加えた理由をユーチューブではこう話していました。

【パーマ大佐】
「“森のくまさん”の１番と２番の間に、Ｂメロとサビを付け加えないと気持ち悪いなと夜も眠れなくなっちゃった。Ｂメロ・サビを付け加えて素敵な曲にしました」

その「素敵な曲」では、くまさんと出会った「お嬢さん」の意外な過去が明らかに…。

「♪人に言えない過去がある～色んな事に手を出した～犯罪・ギャンブル・膨らむ借金～私今追われている～だからあなたの邪魔になる～」

これに対して、“森のくまさん”を日本語訳した馬場祥弘さん（７２）さんは、「無断で歌詞を改変され、著作者人格権を侵害された」と主張。
ＣＤなどの販売中止に加え、動画投稿サイトの配信停止や慰謝料３００万円の支払いを求めています。

「♪あら熊さん、ありがとう、お礼に、歌いましょう」

果たしてこの歌は違法なのか…森のくまさんとお嬢さんのように、楽しく歌える日は来るのでしょうか？

子供の貧困対策を検討している大阪府がアンケート結果をとりまとめ、経済的に困窮している家庭ほど子供の学習意欲が低いことが分かりました。


大阪府は、府内３０市町村の小学５年生と中学２年生、その保護者の８０００世帯を対象にしたアンケート結果をもとに、経済環境と学習状況の関係などを調査しました。

その結果、経済的に最も困窮している区分の家庭では、学校の授業以外の勉強時間が３０分未満という割合が３割を超え、子供の学習意欲が低いことが分かりました。

また経済的に困窮している家庭ほど、子供の帰宅時に保護者が家にいないことが多く、大阪府は「経済的困窮が子供のやる気や学習態度に影響している」と分析しています。

特に困窮度が高いのは母子家庭で、年収２００万円未満の割合が３５％にのぼるということです。

【大阪府母子寡婦福祉連合会・鉄崎智嘉子名誉理事長】
「お母さんがものすごく厳しい生活をしている。就労して（月収）２０万円に届く収入を得ている人はほとんどいない。ダブル、トリプルの仕事をしている。時間がないということは、子供と一緒に家庭にいることができない」

大阪府は、今回得られた結果を現在の取り組みの改善に活かしたいとしています。

１８日午後、大阪市の住宅で火事があり、男性が死亡しました。
現場は建物の密集地域で、近くの住宅などに火が次々と移り、計８棟が燃えました。


午後１時半ごろ、大阪市城東区東中浜で、「家からかなりの煙が出ている」と近くに住む女性から通報があり、消防車３４台が駆けつけました。

現場は建物が密集している地域で、火元となる木造２階建て住宅を含む計８棟・約１５０平方メートルが焼けました。

火は約１時間後にほぼ消し止められました。

【近くに住む人】
「見てる間、今度うちの家の屋根裏から火が上がって、今聞いたらまだ燃えてますということだったので…」

火元の住宅から意識不明の状態で男性が病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

警察によると梶野俊夫さん（７８）と連絡がとれておらず、亡くなったのは梶野さんではないかとみて確認を急いでいます。

警察と消防は出火の原因を調べています。

和歌山県田辺市で今月１０日、ブルーシートにくるまれた男性の遺体が見つかった事件で、警察は１８日朝から関係先を捜索しています。


警察が容疑者不詳のまま殺人と死体遺棄の容疑で家宅捜索しているのは、和歌山県上富田町にある、男性と同居していた長女の自宅です。

田辺市龍神村で今月１０日、、右肩甲骨の辺りに刺された痕がある場谷忠善さん（５０）の遺体が、ブルーシートにくるまれた状態で見つかりました。

警察によると長女夫妻は、自宅から包丁やブルーシート、通帳が無くなっていると話していて、場谷さんの行方が分からなくなった後、場谷さんの車を売却していたということです。

警察は１８日の捜索で、長女夫妻が使っていた車２台などを押収しています。

長女には、場谷さんから「借金の連帯保証人になった」という内容のメールが届いていて、警察は、場谷さんが金銭トラブルに巻き込まれたとみて捜査しています。

京都府下京警察署の捜査員が去年８月、事情聴取で訪れた家に捜査資料が入ったかばんを置き忘れ、別の事件の関係者の顔写真が一時「ＬＩＮＥ」に投稿されていたことがわかりました。

写真を投稿したのは事情聴取を受けた男性で、投稿を見た人から警察に連絡があり発覚しました。

男性は京都府警からの要請で写真を削除していて、写真が悪用された形跡はないということです。

奈良県生駒市の住宅地に、業者が無許可で土を盛り亀裂が入っている問題で、現場を管理する奈良県は“行政代執行”で崩落の危険性を取り除く方針を固めました。

亀裂の原因について、県は「業者の杜撰な盛り土によるもの」と断定し、去年１２月、業者に対し是正計画の提出を求めました。

しかし回答期限の１６日までに連絡がなかったため、県は業者に是正の意思がないものと判断しました。

県は行政代執行を実施する時期や具体的な対策については「検討中」と話しています。

今月１０日、和歌山県田辺市で、ブルーシートにくるまれた男性の遺体が見つかった事件で、警察は関係先を捜索しています。

警察が容疑者不詳のまま殺人と死体遺棄の容疑で家宅捜索しているのは、和歌山県上富田町にある、男性と同居していた長女の自宅です。

今月１０日、田辺市龍神村で田辺市の大工・場谷忠善さん（５０）の遺体が右の肩甲骨の上を刺され、ブルーシートにくるまれた状態で見つかりました。

場谷さんの行方が分からなくなった後、長女宛に「借金の連帯保証人になって、他のところで働かないといけない、探さないでくれ」とメールが届いていました。

警察は場谷さんが金銭トラブルに巻き込まれたとみて、１８日の家宅捜索で交友関係を示す日記などを探しています。

大阪市天王寺区にあるホストクラブで、就労ビザのない従業員を働かせていたとして韓国籍の経営者らが書類送検されました。

従業員
「安いのはポテトチップス３０００円」

これは大阪市天王寺区にあるホストクラブ「レストランフガール」の店内の様子です。

天王寺警察署などの捜査で書類送検されたのはこの店を経営する韓国籍の女（７３）と息子（４５）と妹（６３）です。

女らは店で働く韓国人男性らが就労ビザを持たないにもかかわらず、働かせていた不法就労助長の疑いが持たれています。

この店で働いていた韓国人男性８人も不法就労の疑いで摘発されていて、すでに韓国に強制送還されています。

従業員
「うちの店はみんな結婚ビザだけ。結婚した人だけ、ここで働ける」

しかし実際には従業員らは観光ビザで滞在し働いていたため、今回の摘発となりました。

女らは容疑を認めているということです。

関西空港に新しく建設された格安航空会社の国際線専用のターミナルビルが、１８日、お披露目されました。

関西空港に新しく作られた『第２ターミナルビル』は、格安航空会社・ＬＣＣの国際線専用で、１８日、竣工式と安全祈願式が行われました。

これに伴い、２０１２年にオープンしたターミナルビルは、ＬＣＣの国内線専用となります。

関西空港では、去年４月から９月までの旅客数が過去最高を記録し、ＬＣＣの利用者数も伸び続けています。

【関西エアポート・山谷佳之社長】
「より多くのお客様にご利用いただき、さらに、末長く安全であり繁栄すると」

『第２ターミナルビル・国際線』の営業は、１月２８日からです。

弁護士の資格がないにもかかわらず違約金の交渉を代行し、金を受け取った疑いで駐車場の管理業務を代行する会社の社長ら４人が逮捕されました。

弁護士法違反の疑いで逮捕されたのは駐車場の管理代行会社・「パーサー」の社長・中澤博之容疑者（４６）ら４人です。

４人は去年２月、不正に停められていたミニバイクの持ち主らに対し、弁護士の資格がないのにコインパーキングの運営会社の代理として違約金の交渉を進め、現金５万円を受け取ったなどの疑いがもたれています。

弁護士法では、弁護士以外が報酬を得る目的で交渉の代理など法律に関わる事務をすることを禁止しています。

警察の調べに対し、４人は概ね容疑を認めているということです。

「パーサー」は１５年前の設立当時からこうした請求を繰り返していて、警察は余罪を追及しています。