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SUSが小型アルミ住宅 新年度販売、建築事業強化

(2016/2/4 08:29)
アルミ製住宅「t2」を複数棟設置した実験棟=菊川市のSUS静岡事業所
アルミ製住宅「t2」を複数棟設置した実験棟=菊川市のSUS静岡事業所

 同社はアルミフレームなど生産設備向け製品が主力。3年後をめどに、アルミ建築部門の売上高を同社連結売上高の10%まで成長させる方針。15年12月までに販売したアルミ待合室は約120棟、喫煙ブースは約250棟。待合室はJRの駅で多く採用され、官民各種施設での分煙の広がりを背景に、喫煙ブースも受注を伸ばす。

 ■石田社長一問一答 新生活空間を提案
 小型アルミ製住宅「t2」を市場投入するSUSの石田保夫社長に、建築事業の拡大戦略を聞いた。

 ―アルミ製住宅の普及に必要なことは。
 「軽量で設置が簡単など、アルミならではの長所を消費者にいかに伝えるか。営業力、発信力の強化が急務だ。今まで企業向けビジネスが主力だったため、個人ニーズの掘り起こしに注力する」

 ―「t2」は開発に時間をかけた。
 「2012年度から静岡事業所(菊川市)に実験棟を建て、社員が生活しながら性能向上に努めてきた。個別化、国際化、趣味の多様化といった現代の住宅事情に合わせ、気軽に使える空間として提案したい。都市部の駐車場に設置すれば、土地の有効活用にもつながる」

 ―駅ホームの待合室などの販売は堅調だ。
 「短納期が評価されている。異業種だからこそ気付き、提案できることも多い。アルミ製機器メーカー固有の技術を生かし、事業領域を広げたい」

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