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SUSが小型アルミ住宅 新年度販売、建築事業強化

(2016/2/4 08:29)
アルミ製住宅「t2」を複数棟設置した実験棟=菊川市のSUS静岡事業所
アルミ製住宅「t2」を複数棟設置した実験棟=菊川市のSUS静岡事業所

 アルミ製機器メーカーのSUS(静岡市)は建築事業を増強する。新年度から、1棟の広さ約9平方メートルの小型アルミ製住宅「t2(ティーツー)」の販売を始める。鉄道駅ホームの待合室などの販売促進も強化し、国内ではまだ少ないアルミ製建築の普及拡大を目指す。
 「t2」は箱型で、内部のサイズは縦約4・1メートル、横約2・2メートル、高さ約2・1メートル。アルミ製パネルに断熱材を入れ、断熱性能を高めた。既に国土交通省の耐火性能試験を受け、近く国の住宅認可を受ける見通し。東京五輪に向けた建設需要増や宿泊施設不足を見据え、主に首都圏の住宅地、商業地での活用を見込む。
 トイレやシャワー、エアコンなども設置し、価格は設備により1棟220万~350万円程度を想定。数棟を鉄骨で組む集合形態でも販売する。リース展開も含め、初年度販売目標は30棟。
 工場で一貫製造し、トラックで運べるなど運搬、設営が簡易な点が特長。住居や事務所利用のほか、工事現場の宿泊施設、団塊の世代の趣味のスペースなど、多様な活用法を提案する。

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