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1月18日(水)、今年の本屋大賞ノミネート作が発表されました。
本屋大賞のノミネート作は、全国の書店員が最も「売りたい」作品を投票したうちの上位10作品。これからこの10作を大賞に、大賞を決める2次投票が行われます。
大賞作品は、投票に参加する書店員がノミネート10作全てを読み、全てにコメントと順位づけを行って、その結果から決定されます。
それでは昨年に続き今年も、現在までの売れ方とともに、ノミネート作品を見ていきましょう。
※売上冊数および売上推移は「日販 オープンネットワークWIN」、読者クラスタは「日販 WIN+」のデータをもとにしています。売上推移のグラフは一部を除き、2017年1月15日までの週別売上データを使用しています。
著者の村山早紀さんは児童文学作家として高い人気を誇り、ファンの多い作家です。しかし今回のノミネート10作の中では、現時点では最も売上冊数の少ない作品となっています。
そんな本作がノミネートに至った一番の理由は、ずばりテーマにあるでしょう。
『桜風堂ものがたり』は「地方の書店」の奮闘を描く感動の物語。ここから、どれくらいの書店員の心を揺さぶるでしょうか?
今年度の「ブランチブックアワード」にも選ばれ、年末から売上を伸ばしている『みかづき』。この作品は、昭和から平成にかけての激動の塾業界を舞台に、三代にわたる奮闘を描いた長編小説です。
書評家の北上次郎さんなどが大絶賛したこともあり、現在は50代読者を中心に読まれていますが、そもそも力も人気もある作家ですので、今後の伸びに期待がもてます。
▶ 王様のブランチ「ブックアワード2016」受賞!森絵都『みかづき』書店員が選ぶ名言集
著者の原田マハさんは様々なジャンルの小説を執筆されていますが、その人気を不動のものとしたのが「美術モノ」。ベストセラーとなった『楽園のカンヴァス』に続く長編小説は、大戦前の大きな謎に挑む作品です。
今回の本屋大賞は“今旬の作家”が受賞するのか? 目が離せません。
▶ 元キュレーター・原田マハさんの新刊『暗幕のゲルニカ』は、ピカソの名作を巡るアートサスペンス!
直木賞を受賞した『サラバ!』から早2年。西加奈子さんの新作は、発売と同時にベストセラーとなりました。
今回の本屋大賞は2016年11月30日までに発売された作品が対象となっているのですが、『i』の発売日はまさに11月30日。対象範囲ギリギリに発売されてのノミネートとなりました。
「アメトーーク!」などで既刊が取り上げられたこともあり、若い層に人気の作品です。