大阪市天王寺区にある創業40年以上の老舗ホストクラブで、就労ビザのない従業員を働かせていたとして、韓国籍の経営者らが書類送検されました。
【従業員】「いらっしゃいませ~」
ホスト風の男性従業員が薄暗い店内で客を迎えます。
中に入ると…。
【従業員】「安いのは、ポテトチップス3000円」
【記者】「3000円!?」
驚く記者を前に、韓国人とみられる男性従業員が、3000円のポテトチップスを勧めます。
【記者リポート】
「鶴橋駅のすぐ近くにある老舗の韓国ホストクラブの経営者らが書類送検されました」
天王寺区のホストクラブ「レストランフガール」を経営する韓国籍の女(73)、息子(45)、妹(63)は、就労資格のない韓国籍の男性従業員らを働かせた不法就労助長の疑いで書類送検されました。
【記者】「ビザとか大変じゃないですか」
【従業員】「ビザ…へへへ。(記者)2人を見て、入管が調べに来たと思った」
記者を入国管理局の職員と勘違いしていた従業員。
この店で働いていた24~53歳の韓国人男性8人も、不法就労の疑いで摘発されていて、すでに韓国に強制送還されています。
【従業員】「うちの店はみんな結婚ビザだけ。(日本人と)結婚した人だけ、ここで働ける」
【記者】「でも(さっきの従業員は)結婚してない…」
【従業員】「それは…ちょっと難しいことなんですけど、本当の結婚じゃないからね。ほとんど嘘だから」
摘発された男性従業員らは、日本で仕事に就くことが認められていない観光ビザで滞在し、バンド演奏や接客をしていました。
この店は過去にも摘発を受けていて、女らは「高齢化した店を活気づけるため若手バンドを雇おうとしたが、日本で見つからなかった」と容疑を認めているということです。
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