腹部などの激痛などをきっかけに気付く「急性胃腸炎」。
これ、ほんと痛いんですよね・・。
誰もが通る道!とまでは言いませんが、誰がなってもおかしくないものなんです。
でも、出来ることならばそんな痛みは知りたくないもの。
日ごろから予防策があるならば、しっかりと知っておきたいところですよね。
今回はそんな急性胃腸炎がなぜ起こるのか?
原因、また解決策までをまとめてみました。
まずは急性胃腸炎の原因についてご紹介していきたいと思います。
急性胃腸炎の原因は何なのか?
急性胃腸炎とは、突然の嘔吐や下痢を伴う病気のことです。
原因としてはウイルスや細菌などにより、胃に炎症が起こることでこの病気にかかります。
嘔吐や下痢をはじめ、症状が重くなるにつれて膿性の下痢便や発熱、またショック状態(意識障害や血圧低下など)を引き起こすことだってあります。
こわいですね・・・。
では、もしも急性胃腸炎になってしまった場合、どんな検査をするのでしょう?
急性胃腸炎の検査・診断について
細菌性が疑われた場合は、特定の薬が効かないことがありますので、細菌培養と薬剤感受性テストというものを行います。
ウイルスの場合、イムノクロマト法、酵素抗体法などの免疫学的手法で抗原検出が行われるそうです。
また、集団発生などの場合になると、食材や環境などの検査も必要となってきます。
簡易な病原菌の検査になると、顕微鏡下で便中微生物染色や、便中の白血球の数で推定するんだとか。
どんな人が急性胃腸炎になりやすいのでしょう?
急性胃腸炎になりやすい人の特徴
1、暴飲暴食する
これは胃にかかる負担がとても大きく、症状が悪化する原因となります。
2、衛生管理不足
これは特に夏場に起こりやすいです。
まな板等の管理、常温で置いてはまずいもの、食べ物の管理はしっかりとしておきたいところですね。
3、過度なストレス
胃にストレスは大敵です。
ストレスを強く感じることにより、それが脳に伝わり、なんと胃が活発に動いてしまうらしいのです。
これが起こると胃酸が必要以上に出てしまい、胃の粘膜が荒れてしまうというもの。
どうでしょうか?
誰にでも起こりうる可能性のあるものがあげられていますね。
また、急性胃腸炎には以下の種類や症状があります。
そちらも見ていきましょう。
1、感染性胃腸炎
感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などが原因で起こる胃腸炎のことをいいます。
代表的な原因菌として、「病原性大腸菌」や、「サルモネラ菌」などがあげられます。
この感染性胃腸炎には、前触れがほとんどありません。
急激に痛みが襲ってくることがほとんどです。
急激な胃の痛みから、嘔吐や下痢、また発熱などを引き起こします。
2、神経性胃腸炎
神経性胃腸炎とは、胃や腸に痛みはあるのに、検査をしてみても異常が見られないことが特徴的です。
もともと胃はストレスに弱いため、ストレスが原因と言われています。
この神経性胃腸炎は、胃にキリキリとした痛みを感じる事が特徴で、その他、胸やけや胃酸が逆流することがあります。
特にストレスを感じているときに症状がでやすいです。
急性胃腸炎になってしまったら?
もしも急性胃腸炎になってしまった場合、完治までにどのくらいの時間がかかるのでしょう?
急性胃腸炎の症状自体は、1日~3日ほどで収まってきますが、長引くと1週間ほど。
また、なるべく食事は取らずに(胃を休ませてあげて下さい)過ごすことで、回復が早まります。
その間、水分補給として「白湯」を飲むことがおススメされています。
(白湯が飲めない方は、お水でも結構です。)
さて、そんな急性胃腸炎ですが、出来ることならば予防しておきたいもの。
なにか予防策はないのでしょうか?
急性胃腸炎の予防策
感染性胃腸炎の場合
感染性との名の通り、移りやすいことが特徴でもあります。
特に強い感染力のあるノロウイルスやタロウイルスには、特に注意が必要。
予防の仕方は、こまめに手洗いをすること。
特にトイレ後や食事前は積極的に手を洗うようにしましょう。
また、食品にも注意してくださいね。
食品は加熱して食べることが一番です。
しっかりと加熱をすることで、感染の可能性が下がります。
(目安は85度以上の熱で1分以上の加熱をすること)
神経性胃腸炎の場合
この場合、とにかくストレスを過度にためない事、感じない事が一番です。
仕事などでストレスをためこみやすい方は、その発散方法も考えて、休みの日に思いっきりリフレッシュするなどして下さい。
また、考えすぎや落ち込みすぎなどもストレスの原因となりますので、気持ちの切り替えや考え方をポジティブに向けることが出来るとベストですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
急性胃腸炎は誰にでも起こり得る病気ですが、日々気をつけていくことで予防に繋がります。
手洗いをしっかりする!食品・食器類の衛星管理を徹底!
また、ストレスをなるべく感じないことが一番!
日々の生活習慣を見直して、健康な毎日を過ごしていきましょう!