12年ぶりに新軟式球が登場!
現行のABC球がM球とJ球に変更になります!
複合バットへの影響は無いのか?
電話取材を行いました!!
〇軟式球が12年ぶりに変更へ!
2016年12月に新軟式球が発表されました。
私は全く知らなかったので、かなり驚いてしまいました。
しかも今回は今までと異なり、ABC球の3つの分類に分かれていたものがM球とJ球の2つに統合されるということで、特にB球を使用していた中学生に影響の大きい変更となりました。
こちらはフェイスブックの全日本軟式野球連盟のページですが、こちらに簡単に変更点について説明があります。
もっと分かりやすいのはナガセケンコーのHPに掲載されているPDFファイルです。
こちらのページから確認していただけたらと思います。
M球は大きさ重さともに現在のA球と変わりません。
J球はC球と同じ大きさ・重さになります。
また、安全面も今までと同等レベルのようです。
変わったのは弾み方ですね。
今までの軟式球よりも弾まなく、硬式球に近い弾み方になるように変更になりました。
また、ボールが変形しにくく改良され(固くなり)、飛距離も伸びる見込みです。
発売はM球は2017年12月、J球は2018年後半ということになっていて、それぞれ翌年の大会から使用されることになっています。
つまり、中学・高校・一般の軟式野球は2017年が現行の軟式球を使用して行う最後の大会になるということになります。
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〇現行の複合バットは対応するのか?
ここで気になるのは、軟式球が変わることで、野球用品を新たに購入する必要があるかということではないでしょうか?
これについては、全日本軟式野球連盟が
「現在使用している道具をそのまま使用できる」と各メーカーに知らせているそうです。
ですから、グラブやキャッチャーの防具などを新たに購入する必要はありません。
バットに関しても今までに使用できていたバットがそのまま使用できます。
しかし、
今までに飛ぶバットと言われていたものが、新軟式球においても飛ぶバットであるかはまた別の問題です!
そこで、私は各野球メーカー及び、ナガセケンコー社に「現行の複合バットがそのまま飛ぶバットになり得るのか?」電話取材を行ってみました。
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〇各メーカーの返答
・ミズノ社
「現在検証中で、お答えできないが、使用できると言われているので大きな問題はないと考えている。」
・SSK社
「新軟式球がまだ届いていないため、検証がまだできていない。ハンターマックスはウレタンで飛ばすわけではないので、新軟式球が固くなった分、逆にプラスになるのではないかと考えている。」
・ZETT社
「まだ確認できておらず、申し訳ないが答えることができない。現行の軟式球への対応に関してはブラックキャノンZは自信をもって勧めることができる。」
・asics社
「未検証の段階。残念ながらお答えできない。」
・ナガセケンコー社
「現行の複合バットが使用できることは決まっている。今様々なバットで検証を行っているところだが、影響はまだはっきりと分からない。」
ということで、私が取材を行った全てのメーカーが簡単に言うと「分からない」状態のようです。
ミズノは検証中ということでしたが、他のメーカーのところに新軟式球が届いていないところを見ると、もしかしたらまだ検証に入る前段階かもしれません。
要するに、各メーカーの2017年モデルのバットは新軟式球を想定して作られたものではありません!
2018年から新軟式球での大会になることを考えると、今のタイミングで新しいバットを何本も用意するのは避けた方が良いと思います。
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〇現行のバットで新軟式球に対応できそうなバットは?
しかしながら、予算の関係などでバットを購入したい、今年の大会に向けて購入したいなどということもあるかと思います。
そこで、私個人が考える新軟式球に対応できそうなバットを紹介したいと思います。
まず、選ぶ基準として私は、新軟式球が現行の軟式球よりも変形しにくくなることから、柔らかいウレタン素材のバットは適さないのではないかと考えています。
その基準で選ぶと、
・ミズノ ビヨンドマックスメガキング2
・SSK ハンターマックス
・asics ネクスチューブ
asics(アシックス) 軟式用 NEXTUBE ネクスチューブ (bb4007-3090) 84cm(730g平均)
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・ZETT ブラックキャノンZ
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・ルイスビルスラッガー カタリスト2
Louisville Slugger(ルイスビルスラッガー) 一般軟式用バット カタリストII TI WTLJRB17T ブラック 84cm/700g平均
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以上のバットをおすすめします。
まず、ミズノですが、ビヨンドシリーズの中でも比較的ウレタン部分が柔らかいエクスパンドやオーバル、メガキングはやめておいた方がいい気がします。
メガキング2は比較的固い上に、バンプ構造という凹凸で飛ばす仕組みなので、メガキング2が一番対応できる気がします。
SSKは現行のハンターマックスがウレタンではなくバンピーコアという凹凸が飛ばす仕組みなので、新軟式球に対応できると思われます。
asicsはバーストインパクトが全面柔らかめのウレタンですので、もしかしたらあまり飛ばなくなる可能性があります。
そこでおすすめはネクスチューブです。
ネクスチューブも凹凸で飛ばすタイプなので、新軟式球を弾き飛ばせる気がします。
ZETTはブラックキャノンシリーズがそのまま対応できそうです。
ブラックキャノンシリーズは一見すると普通のカーボンバットのようなバットなので、新軟式球の影響は少ないと予想します。
また、電話取材は行っていませんが、ルイスビルスラッガーのカタリストシリーズも新軟式球にうまく対応できそうな気がします。
カタリストはできる限りしならないように作られた弾くバットなので、むしろ新軟式球に変更になってプラスになる可能性もあると思います。
〇まとめ
まだ新軟式球には触ったことがない状態なので、確実なことは何も言えません。
しかし、複合バットは高価な物なので、2017年しか使用しないバットにしてしまってはもったいないと思います。
私なりの仮説で、新軟式球でも飛びそうなバットを紹介しましたが、みなさんも購入する際は新軟式球の特徴を踏まえて選んでいただければと思います。
上記の仮説は本当に私の予想でしかないので、購入にあたっての責任は負いかねますのでご了承ください。
なんにせよ、安全そのままにさらに飛ぶボールになるということなので楽しみですね。
お金の心配はありますが…。
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