フェイスブック、仏パリで新興企業支援プログラムを発足
2017年01月18日 12:19 発信地:パリ/フランス
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【1月18日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は17日、フランスのパリ(Paris)で同社初となる新興企業支援プログラムを発足させた。仏通信起業家の資金提供による大規模なハイテク企業育成団地での取り組みの一環。
フェイスブックによると、同プログラムは「フランスおよび欧州のデータ・エコノミーに貢献する独立新興企業」の立ち上げ促進が狙いだという。シェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)最高執行責任者(COO)が、近くオープンする3万4000平方メートルの新興ハイテク企業振興地区「ステーションF(Station F)」で開かれた記者会見で明らかにした。
ステーションFは、パリ13区の鉄道車両基地跡地で4月にオープンする。フェイスブックはここで、e‐ヘルス、デジタル承認、自動車相乗り(カープール)、個人情報管理の5分野で振興ビジネスの指導を開始する。
育成対象となる新興企業は、最終的に10社~15社となる予定で、各企業はマーケティングや技術開発、その他の領域で、半年間の指導を受ける。
ステーションFは、通信業界の大物ハビエル・ニエル(Xavier Niel)氏の発案によるもので、世界最大の起業団地として、セーヌ(Seine)川近くに設置され、施設一棟の中に新興ハイテク企業最大1000社の収容を目指している。
フェイスブックの他に、仏オンラインショッピングサイト「ベンテ・プリビー(vente-privee.com)」やHEC経営大学院などが協力している。(c)AFP
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