個別銘柄を選ぶときには、銘柄自体の値動きだけでなく、「業種(セクター)別」の値動きも重要になる。旬のセクターから銘柄を選べば、より簡単に儲けられるからだ。
現在発売中のダイヤモンド・ザイ2月号では、特集「2017年 新春 買っていい×買ってはいけないをズバリ判定! 人気の株500激辛診断 買いの10万円株139」を掲載。「テーマ別」「マップ&ランキング別」「セクター別」などの切り口から、「買い」の銘柄の見つけ方を提案している。今回はそのなかから、「日本株のセクター別実力比較」を紹介していこう!
「銀行」は20%近く上昇も、PERはまだ7倍台!
まずは以下の表を見てほしい。これは、TOPIX(東証株価指数)と主要セクターのさまざまな株価指標を比較したものだ(※予想PER、配当利回り、PBR、ROEは2016年12月6日時点。経常利益と売上高は3月決算企業が対象で11月21日時点の数字)。
2016年11月以降の日本株の上昇を牽引したのは、「鉱業」や「銀行」、「証券」など、2016年前半に大きく株価が下落したセクター。3カ月間で、「鉱業」は35%、「証券」は29%も上昇した。
大幅減益の「鉄鋼」、赤字転落の「海運」など業績が苦しいセクターも、割安感や来期への期待感から株価が大きくリバウンド。「銀行」や「資源株」の指標はまだ割安なため、2017年初もこの流れは続きそうだ。
これまで買われていた「食料品」などの業種は低調
一方、2016年前半に堅調だった「食料品」や「医薬品」、「情報・通信」は伸び悩んだ。これらの業種はここ2年ほど買われていただけに、トレンドが崩れると上値が重くなりやすい。
このように、セクターによって上昇トレンドが見られるもの、下落傾向にあるものがくっきりと分かれているので、この点に留意しながら銘柄選びをしていくことが大切だ。
また、個別銘柄の投資を検討していて、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)で割安度を見るときは、日本株全体とだけでなく、必ず業種平均と比較したい。業種ごとに割安なPERの水準は違うからだ。その際も、先ほどの表が役に立つので、ぜひ参考にしてみてほしい。
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ここでは、セクター別の株価指標の比較のみ紹介したが、ダイヤモンド・ザイ2月号に掲載している特集「2017年 新春 買っていい×買ってはいけないをズバリ判定! 人気の株500激辛診断 買いの10万円株139」では、どんな銘柄が2017年は「買い」かを具体的に紹介しているので、そらちも要チェックだ。
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| 【関連記事】 ◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実! |
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