GM 米工場への投資と一部生産回帰を発表

GM 米工場への投資と一部生産回帰を発表
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メキシコでの車の生産をめぐってアメリカのトランプ次期大統領に名指しで批判されたGM=ゼネラル・モーターズは、アメリカの工場への巨額の投資と生産の一部を国内に戻す計画を正式に発表しました。
アメリカ最大手の自動車メーカーGM=ゼネラル・モーターズは17日、国内の工場に10億ドル、日本円で1100億円以上を追加で投資すると発表しました。主に新型車や先進技術の開発などにあて、これによって1500人が雇用されることになるとしています。さらに、メキシコで生産しているピックアップトラックの部品の生産をアメリカに戻す計画も合わせて発表しました。

メキシコでの車の生産をめぐってGMは今月3日、アメリカ国内の雇用拡大を訴えるトランプ次期大統領に名指しで批判されていました。

同じ17日にはアメリカの小売り最大手のウォルマート・ストアーズも新たな店舗の出店などを通じて、1年の間に国内で3万4000人の雇用を作り出すと発表し、大手企業の間でトランプ氏の主張に呼応した動きが相次いでいます。

トランプ氏「就任前から雇用創出」

アメリカのトランプ次期大統領は17日、GM=ゼネラル・モーターズがアメリカの工場に1100億円以上を投資すると発表したことを受けて、ツイッターで、就任前から国内に雇用を創出しているとみずからの成果を強調しました。

トランプ次期大統領は17日、GM=ゼネラル・モーターズが国内への巨額の投資などを発表したことを受けて、ツイッターに「アメリカに雇用を取り戻し、新しい自動車工場が国内に戻り、皆さんは大きなことが起きていることを目の当たりにしているだろう」と投稿しました。トランプ氏は、これまで関税のかからないメキシコに工場を建設する計画を批判してきた結果、大統領就任の前から、国内に雇用を創出しているとして、みずからの成果を強調しました。

一方、トランプ氏は、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、海外で生産した製品を輸入する場合に、支払う必要があるとしていた高い国境税をめぐって、共和党が検討している、法人税の仕組みを見直す案は「複雑すぎる」と批判しました。ただ、国境税の具体的な内容は依然として不透明で、貿易の専門家の間では、トランプ氏が圧力を通じて、企業から国内の雇用を増やす方針を引き出す姿勢を続けると見られています。