江戸川を越えると千葉県、何かの色が変わるわけではないけど、何となく「千葉に来たなぁ」と言う気持ちになります。
ここのところ千葉のラーメンを食べに行っていないので、なんか遠く感じるなぁ。
しかもかなり雨が降っていて、こんな天気の日に出掛けなくてもいいのに、そうも言っていられない。
初めて降りた武蔵野線三郷駅、駅舎北側にしか改札が無いんだ。
雨であっても人の行き来が途絶えなくて、タクシーもそれなりに走っていて、雨が降っていなければもっと人が多い駅なんだろうな。
お店までは歩いて15分ほど掛かるのですが、二回曲がるだけの簡単な行程、それであっても交差点のたびに道順を確認して、と。
つけめんさなだ@三郷(埼玉県三郷市早稲田)、六厘舎の店長さんの独立として開店は2014/10/2ですから既に2年近く経っています。
大雨の中を外待ち一人、後から知りましたが店内にも5人ほど待てるスペースがあるのですが、外からは満席が分からないので店内に入って食券を買って満席だと、外で待つように案内されるようです。
背中の先にお客さんが待たれているとゆっくり食事を楽しめませんが、店外で雨に打たれながら待っているお客さんはあまり気にならないのでしょうか。
店内に入るとゆったりした雰囲気、厨房を囲むカウンター6席と壁向きに3席、4人掛けテーブルは3卓用意されています。
相席制ではないのか、テーブル席には1人客一組、2人客が二組、1人客のお客さんは店内に入ってきて食券を買って「満席」なので店外で待つために出ていくお客さんを見ているのか、ちょっと落ち着かない感じです。
メニューは数量限定の中華そば、つけめん、辛つけめん、替え玉。
つけめんと替え玉は、茹で上げた麺を冷水で締めた状態で提供する「冷たい麺」と、冷水で締めたからもう一度お湯でゆでる「温かい麺」の両方に対応されています。
追加トッピングにビール、限定メニューは見当たりませんでした。
カウンター席でラーメンの出来上がりを待っていると、かつての東池袋大勝軒を思わせる雰囲気を感じ、なんとも落ち着きます。
もちろん細部は違いますけど、こう言った空気感はどうやって形成されるのかな、どうやったら形成できるのかな。
飲食店経営、運営の経験が素人の私が考えるに、お客さんのために一杯づつ丁寧にラーメンを作り続けることなんじゃないかな。
麺茹で担当とホール担当は専任ですが、店主さんは盛り付けをメインとしながら上げ膳、下げ膳もこなしています。
卓上には一味唐からし、黒胡椒、グレープフルーツ酢。
出来上がりを待っていると、一般的なラーメン屋さんでラーメンが提供されるタイミングで「お待たせしています、麺が茹で上がります」と案内があります。
しかしして、麺は茹で上がってから冷水で締めて、盛り付けますので、まだまだ待つことになります。
お店に着いてから25分でつけめん(250g)800円、今日は暖かい麺でお願いしました。
六厘舎のつけめんを食べるのはどのくらいぶりか思い出せないけど、こんなに美味しかったっけ、と振り返るほど美味しいつけ麺です。
それだけ六厘舎のつけ麺は完成度が高いということなのでしょう、独立したからと言って何か一部を足したり引いたりではオリジナルを超えていません。
超えるためには一からの再構築が必要なんじゃないかな、だからと言って簡単に再構築などできるはずもなく。
だからと言って六厘舎のろの字も出さずに開店したら、少なくとも電車に乗ってラーメンを食べにくるお客さんはいないだろなぁ。
麺は浅草開化楼製麺の極太麺、麺のポテンシャルを最大限に引き出す茹で加減、冷水での締め加減、茹で前250gですが、全然足りないと感じてしまいます。
そういう人のために替えつけ(120g)200円、まあ、初めから食券を買ってあるわけですけど。
替え玉は和え麺で、どちらかと言うと単品で食べるべき逸品(単品注文はできません)に感じます。
こちらの方が麺の美味しさがよく分かりますが、つけ麺とセットにするとそれなりの麺量になるので、どなたにもオススメは出来ません。
残り半分は残っていたつけ汁に浸していただきます。
麺を食べ終わったらスープ割、店員さん声を掛けて割スープを注いでいただくスタイルです。
割りスープには鰹節か柚子を削って入れて下さるので、鰹節でお願いすると、鰹の本節を削って入れてくださいます。
鰹節の削りたてをスープに振りかけてもすぐに香りが出たり味が変わるわけではないので、そんな調理の基本をどうのこうの言わないで、「美味しいですなぁ」と頂きました。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
お店を出たら数人が大雨の中を外待ちされていました。
「替玉なんて食べちゃって、さらにスープ割もしちゃって、申し訳ない」と心の中でつぶやきながら、同じルートを歩いて駅に戻ります。
降りたことのない駅で「こっちだ」と勘を働かせて電車に乗ってもいいけど、経年変化と共に外す可能性が高くなってきたので、ちゃんとルートを調べて電車に乗りました。
farm+(ファームプラス)@瑞江(江戸川区瑞江)(ホームページ)、都営新宿線瑞江駅から歩いて数分ですが、駅から見える立地ではなく、クルマ通りからも一本入った場所ですので、事前に知っていないとお店に行かれません。
こういう立地を「裏路地の場所が分からない店」って言うのかな、色々なお店を食べ歩いていると、この程度の立地では何とも思わなくなってしまいます。
店長さん(姉妹で営業されているのでお姉さんが店長さんかも知れないけど)が、「遠いところまでありがとうございます」と出迎えて下さいました。
店内はカウンター数席に「圧倒的に二人組のお客さんが多い」と2人掛けテーブルが5組、家族連れ客向けに4人掛けが1組、18席ですか。
空いていたテーブル席に案内され、ひとしきり近況報告をしたらブレンドコーヒー400円をお願いしました。
コーヒー豆や煎れ方の説明を受けましたが、申し訳ない、コーヒーも詳しくないので、しっかり聞いたけど全く覚えていません。
僅かに酸味、ほのかに苦み、とても美味しいコーヒーです。
おしゃべりをしながらのんびりしましたが、何とも落ち着くカフェです。
私がブログで紹介したからと言ってお店が流行るはずはありませんが、店内が常に満席なほど繁盛したら、それはそれでお客さんは落ち着かないだろうし。
テイクアウトが流行ればいいのかもしれないけど、それはそれで「落ち着くお店」とは関係なくなってしまって。
ま、余計ないことは考えずに、のんびり行きますか。
カフェだからコーヒーだけでもいいけど、店内で焼いているというパンも食べたくなって、トーストをお願いしました。
木製のバターナイフを上手く使えない人の評価ですけど、ふんわりとしていながらしっかりとした歯応えを感じられるとても美味しいパンです。
サンドウィッチにして食べても美味しいだろうなぁ、いつか食べたいなぁ。
ご馳走様でした、また、伺います。
待ち合わせ時間ぎりぎりの到着すると、友達も同じ便、千駄木の駅から歩くこと数分で「肉と日本酒」、今年の4月に醍醐谷中店からリニューアルされた、一日貸切二組限定、貸切は25人から40人まで、な焼肉屋です。
ちょうど店主さんが見えられたのでご挨拶させていただくと、「3月まで予約で満席なんです」とのことで、そんなお店に私が来るのは明らかに場違いですな。
しかも今日は「日本酒」が「宗玄ひやおろし」に入れ替わっていて「肉と宗玄」の会、極限られた人にだけ告知された、いわゆる非公開イベントです。
そういうイベントを紹介しても仕方ないわけですが、ま、ま、たまには(まれには)いいでしょう。
この店には醍醐時代に一度来ていますけど、店内は全く変えず、店名と営業形態を変えるだけでここまで流行る、つまりお店の繁盛は店主さん(店長さん)のアイディア次第ってことですかね。
本日の日本酒は宗玄のひやおろしが9割、ひやおろしじゃないのが数種類、他のもあったかも知れないけど、チェックし忘れました。
少し早めに着いて会の幹事さんにご挨拶させていただくと、「少し早いですがどうぞ」と飲み始めました。
ひやおろしなので硬いことが多いのですが、「こりゃ、熱燗で飲みたいな」と思うほどの硬さ、それでいてとても美味しい。
付き出しは宗玄の蔵元である石川県の郷土料理の「河豚の卵巣の糠漬け」、独特の香りと味わい、岩海苔?も塩辛も美味しかった。
焼肉屋としての通常付き出しとしてナムルは青菜、豆もやし、ぜんまいが揃っていました。
一品目は熟成タンと冬瓜の日本酒蒸し。
もう、この一品からして驚きのおいしさ、良いですなぁ。
一皿目は塩焼肉、6人分です。
三十日熟成タン食べくらべ、大山鳥モモ肉、特撰ひれ、げたかるび、ざぶとん、うちもも。
タン以外は「一度も冷凍していない」生肉と紹介され、久しぶりの生肉に心を躍らせらている間に、座った席に応じて焼き方、盛り付け方、応援方、食べ方と、初対面とは思えないコンビネーション。
その間にお酒を持ってくる人、ビールを飲む人、ブログ用に撮影する人、こんな高品位焼肉店でこんな楽しく焼肉が食べられるなんて、夢にも思わなかった。
二皿目はタレ焼肉、同様に6人前。
かたさんかく、らんぷ、上ばら、しんたまかぶり、ぶりすけ、ばら、しまちょう、はつ。
塩焼きや塩焼き、タレ焼はタレ焼で別皿と言うのは素敵、部位によって一番美味しい厚みで切り分けられていて、これだけ食べても味の違いがちゃんと分かります。
日本酒もかなり飲みまして、4勺ほどのお店オリジナルコップで10杯は飲んだかと。
まあ、何種類飲んでもですね、私なんか三杯目くらいから「あれも美味しい、これも美味しい」と味が分からなくなるんですけどね。
焼肉に合わせると、それなりに分かったりします。
あまり日本酒は得意ではないので、ビールメインに買いを楽しんでいたローラの一言が脳裏を離れません。
「これはヤバい、ヤバいやつだ」と。
焼肉を食べるときはご飯は食べない派ですが、今日のご飯は特別とのこと、能登ひかりとか食べたことないし。
食べたことのないお米のご飯なのに、切り分けた肉のハギレを煮込んで乗せて、さらに深谷の宝玉たまごを掛けたりして。
それだけでもこの世の組み合わせではないのに、石川県名物のとり野菜みその味噌汁を合わせ、あの世でも有り得ない組み合わせになり。
〆はひとくち冷麺。
普通の冷麺とは違うのは、スープのダシが牛骨であること、美味しかったなぁ。
いつまでも飲んでいるメンバーでしたので時間で区切って、散会。
幹事さん、店主さんにご挨拶させていただき、帰路に着きました。
そんなに食べられるふらわさんってすごいですね♪
私は友達や同僚には割と大食らいだと思われているみたいですが、
茹で前250グラムがほぼ限界値で、完食すると変な汗が出てきます。(笑)
> 塩焼きや塩焼き、タレ焼はタレ焼で別皿と言うのは素敵、
塩とタレを同じお皿で出す店があるんですか?
未だかつて見たことがないです。
焼き肉はあまり得意ではないのですが、こちらのお店は美味しそうですね。
> これだけ食べても味の違いがちゃんと分かります。
私は肩サンカクとかブリスケとか出されても違いがわかりません。(泣)
さすがメシコレのキュレーターは舌が違いますね♪
> 茹で前250グラムがほぼ限界値で、完食すると変な汗が出てきます。(笑)
完食できるだけで、十分な大食いだと思います。
> 塩とタレを同じお皿で出す店があるんですか?
言い方が間違っていますね。
先に塩焼きだけ、後でタレ焼きだけ、ということです。
> 私は肩サンカクとかブリスケとか出されても違いがわかりません。
この店で食べたら、きっと分かりますよ。
私の知るかぎり焼肉屋で提供される冷麺は牛骨のスープが一般的ですが。
ふらわさんの中での普通の冷麺とはどんな物なのですか?
冷麺はふらわさんが絶賛されていた焼肉いちばんと比べるとどうですか?
ダシの違いの説明があるとうれしいですね。
普通の冷麺のスープとはどのようなスープを指すのでしょうか。冷麺のスープは牛骨、牛肉またはそれに鶏肉を加えることもありますが牛メインのスープでしょう。
コメントありがとうございます。
> 私の知るかぎり焼肉屋で提供される冷麺は牛骨のスープが一般的ですが。
だと思います。私の勘違いでした、すみません。
コメントありがとうございます。
> ふらわさんの中での普通の冷麺とはどんな物なのですか?
普通を語れるほど冷麺を食べていません。
コメントありがとうございます。
今後とも、ブログの応援をよろしくお願いします。
やっぱり牛丼には紅生姜が無いと、ですね。
このお店はご飯の提供を普段はしておらず、このイベント用に炊飯器を用意されたそうです。
ですので、牛丼もアドリブで、紅生姜まで手が回らなかったみたいです。
> 冷麺はふらわさんが絶賛されていた焼肉いちばんと比べるとどうですか?
大手チェーン店の焼肉屋さんのは、なんちゃって冷麺ですから、比べるまでもありません。
コメントありがとうございます。
> 普通の冷麺のスープとはどのようなスープを指すのでしょうか。冷麺のスープは牛骨、牛肉またはそれに鶏肉を加えることもありますが牛メインのスープでしょう。
ですね。私の勘違いでした。