新潟県津南町役場の駐車場です。
今、津南町では弱い雪が降り続いています。
津南町ですけども、先週から大雪に見舞われまして、特にこの2、3日、どかっと、大雪が降ったということなんですね。
町のこの敷地内では、積雪量を観測していまして、先週に比べますと2倍以上、今、1メートル30センチ以上の雪が積もっています。
この駐車場に止められています、こちらの軽トラックなんですけども、荷物を積むのではなくて、雪が積まれたような状況になっているんですね。
そして、その雪の質というのは、さらさらした雪というよりは、もう手に取って、このように握ると、ボールのように硬くなります。
雪の上に落としてみても、このように、めり込むような状況です。
大雪に見舞われました津南町。
町では、ご覧のように、除雪車を16台所有しています。
この除雪車、きょうは早朝からフル稼働ということでした。
夕方にはいったん作業を終えまして、あすの作業を今、備えているような状況です。
この雪ですと、町にはまだ雪もたくさん残っています。
あすも早朝から稼働する予定だということです。
中継でした。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
河野キャスターは、取材のため、出張中です。
今回の大雪で亡くなった人は4人、けがをした人は65人に上っています。
各地の大雪のピークは過ぎましたが、今後も雪下ろし中の事故などには注意が必要です。
新潟県津南町秋山郷です。
多くの雪が積もりました。
私の身長が183センチなんですけれども、それを優に越えて、2メートル以上の雪が積もっています。
そして、あちらには恐らく営業中と書かれているんでしょう、のぼり旗、営業の営という文字しか見えなくなっています。
大雪となった新潟県津南町。
中でも雪深い地域として知られる、秋山郷という地区を訪れました。
お母さん、NHKなんですけど、週末、相当降りました?
11年前の大雪では、多くの集落が孤立したこの地区。
地元の人は、今回の雪の降り方は、その11年前に似ているといいます。
11年前の大雪では、孤立した状態が1週間ほど続いたといいます。
こちらの男性は、万が一、孤立しても暖をとれるように、まきストーブを用意していました。
一方、こちらは平成17年以来の大雪となった広島市。
きょうも朝から雪が降り、バスやタクシーなどの乗り場には、長い列が出来ていました。
三重県四日市市の上空です。
町が雪で覆われています。
三重県では、多い所で、積雪が一時50センチを超えました。
道路では、立往生する車が相次ぎました。
こちらの車、雪を取り除いてもらい、進みますが。
すぐにまた動けなくなってしまいました。
三重県内では、小中学校や高校など、合わせて130校が休校に。
小学校では、教師が除雪作業に追われました。
大雪の影響で、孤立する地域も。
兵庫県姫路市夢前町では、雪による倒木の影響で、40世帯104人が孤立した状態になっているということです。
また、電力各社によりますと、京都府や兵庫県、三重県などで、合わせて2700戸余りが停電しているということです。
午後8時の各地の積雪です。
福島県檜枝岐村で2メートル13センチなどとなっているほか、広い範囲で雪が積もっています。
積雪はこのあとも増えるおそれがあります。
被害も相次いでいます。
新潟県三条市ではきょう午前、雪下ろしで、屋根から転落したと見られる73歳の男性が死亡。
また、十日町市でも、きょう午後、屋根の雪下ろしをしていた74歳の男性が転落し、死亡しました。
また総務省消防庁によりますと、今回の大雪で、山形県、長野県、それに京都府で合わせて4人が死亡しました。
またけが人は、東北から近畿にかけて合わせて65人に上り、このうち、少なくとも25人が大けがだということです。
亡くなった人や大けがをした人のおよそ4分の3が60代以上。
またほとんどが除雪作業中に事故に遭っています。
総務省消防庁は、除雪作業は家族や近所に声をかけて、2人以上で行うことや、携帯電話を持つこと。
そして低い屋根でも油断せずに、はしごをしっかりと固定し、命綱やヘルメットを身につけるなど、対策を取るよう呼びかけています。
ここからは、斉田さんとお伝えしていきます。
斉田さん、今回の寒気は弱まってきているようなんですが、この先も雪に注意が必要ということなんですよね。
そうですね。
向こう1週間の予報をご覧いただきたいんですが、20日の金曜日、雪のマークが多くて、すでに気になっている方も多いかと思うんですね。
そうですね。
西日本もまた雪になるっていうことですか?
今の段階ではまだ雪が降るよというのは、はっきりしたこと、分からないですし、実はまだ雪が降るのか、雨になるのか、はっきりしていないという所が多いんです。
こちら、詳しく見てみますと、予報は、雪か雨という予想の所が多いんです。
これは雪が降るのか、雨が降るのか、まだはっきりしないんですが、どちらかというと、雪が降りやすいという意味の予想なんですね。
なるほど。
そうすると、東京は雨か雪なので、雨が降りやすくなりそうということ?
ただ、雪の可能性もまだあるということなんですね。
こちら、19日木曜日の天気図を見ていきますと、木曜日には本州の南の海上に前線や低気圧があります。
このあと、低気圧がどのコースを通るのか、もしくはどれぐらい発達するかによって、雪の降る範囲、変わってきそうなんです。
この低気圧が発達しますと、上空から強い寒気が流れ込んできますので、太平洋側でも雪の降る所が多くなるおそれがあるんですね。
金曜日の予報、まだ変わる可能性がありますので、最新の情報をよく確認するようにしていただきたいと思います。
今後の雪の予報について、斉田さんでした。
ベトナムを訪れている安倍総理大臣は、日本時間のきょう夕方、グエン・スアン・フック首相と会談し、海洋進出を強めている中国を念頭に法の支配の重要性を確認し、海洋分野での協力を一層強化するため、新造の巡視船6隻を供与することを伝えました。
安倍総理大臣は、まもなく記者会見を行います。
こちら、ご覧いただいているのは、ベトナムの首都ハノイのホテルに設けられた会見場です。
まもなくここで、安倍総理大臣が記者会見を行う予定です。
こちらは、ベトナムの首都ハノイのホテルに設けられた会見場。
安倍総理大臣です。
これから、記者会見です。
それではただいまから安倍総理大臣、内閣総理大臣による内外記者会見を行います。
初めに、安倍総理から発言がございます。
皆様方からのご質問は、そのあと、お受けいたします。
それでは安倍総理、お願いいたします。
安倍政権5年目の外交は、アジア・太平洋からスタートします。
この地域にしっかりと軸足を置きながら、地球儀をふかんする視点で、積極的な外交を展開する。
振り返れば、その最初の訪問国もベトナムでありました。
4年ぶりにここ、ハノイに戻ってまいりました。
あのときと変わらぬベトナム国民の皆さんの心温まる歓待に冒頭心から感謝申し上げたいと思います。
ことしベトナムは、APECの議長国であります。
この秋、再び、ベトナムを訪れることを楽しみにしています。
ハノイを貫く雄大なホン川、その水は、南シナ海へ流れ込み、東シナ海を経て、東京湾の水とつながっています。
その間の自由な往来を阻むものは何もありません。
わが国とベトナムは、自由な海で結ばれた隣国どうしであります。
フィリピン、インドネシア、そしてオーストラリア。
今回、訪問した国はいずれも太平洋という開かれた海を共有し、基本的な価値を共有する重要な隣国ばかりであります。
海洋の安全、航行の自由の原則が極めて重要であること。
そして、そのためにも法の支配がしっかりと貫徹されなければならない。
その認識でいずれの国とも完全に一致しました。
ベトナムやフィリピンに巡視船等を供与し、海上における法執行能力の強化を支援します。
インドネシアのジョコ大統領とは、海上安全や離島開発における協力を進めていくことで、合意しました。
オーストラリアのターンブル首相とは、防衛にかかる物品、役務の相互提供の新たな枠組みなど、安全保障、防衛協力の強化で一致しました。
日本と豪州、そして米国、インド、基本的価値と戦略的利益を共有する国々との連携の重要性も確認しました。
日米同盟という強固な基盤のうえに、わが国と海で結ばれたアジアから環太平洋地域、さらにはインド洋へと至るこの地域の平和と繁栄を確固たるものとする。
そのために日本は、自由で開かれたインド太平洋戦略の下、地域の一員として、大きな役割と責任を果たしていく覚悟であります。
この広大な海を舞台に、古来、たくさんの人々が自由に行き交い、そして共に暮らし、共に繁栄を享受してきました。
多くの日本人も未来への希望を胸に、この海を渡りました。
ダバオ開拓に一身をささげたおおたわきょうざぶろうもその一人です。
1世紀余り前、若干29歳の若者は、大きな志を持って、フィリピンのダバオにやって来ました。
持ち前の勤勉さで努力を重ね、暴風にも、干ばつにもひるむことなく、マニラアサの栽培に成功しました。
さらに病院、道路、港の整備、日本人とフィリピン人が共に暮らし、共に豊かになるため、力を尽くしました。
そのダバオは、ドゥテルテ大統領のふるさとでもあります。
今回、大統領にお招きいただき、共に訪問しました。
多くの方が日の丸を手に、私たちを歓迎してくださいました。
本当に感激いたしました。
大統領の私邸にも伺い、まさに胸襟を開いて、2国間の関係の一層の発展、さらには、この地域全体の課題について、きたんのない意見交換ができました。
ドゥテルテ大統領はことし、ASEAN議長を務めます。
大統領と手を携えて、日本として自由で、開かれたASEANのさらなる統合、発展、安定に貢献していく考えであります。
本年はASEAN創設50周年の節目の年であります。
ASEANは、大きく成長を続け、これからも世界の成長センターとしてさらに躍動していくでありましょう。
この10年間、先進国が低成長に苦しむ中で、今回、訪問したASEAN諸国では、1人当たりの国内所得の上昇が30%から50%に達しています。
ハノイの風景も4年前とは大きく変わりました。
鉄道、港、発電所の建設、かんがいや治水など、急成長を遂げるアジアの旺盛なインフラ需要に、日本は信頼と実績、高い技術力を生かして貢献していきます。
20年前、フィリピンに進出した三重県の金型メーカーは長年、人材育成に取り組んできました。
今や高度な金型も現地スタッフの皆さんだけで、製作できるそうであります。
4年前、インドネシアでも合弁会社を設立し、同じようにインドネシアの若者たちの技術向上に取り組んでいます。
日本の技術を単に持ち込むのではなく、人を育て、しっかりとその地に根づかせる。
これが日本のやり方です。
今回の訪問では、それぞれの国に、根をはって、ビジネスを行ってきた建設、エンジニアリング、物流、商社など、総勢76社に及ぶ日本企業のトップの皆さんが、経済ミッションとして同行しました。
山形、福島、富山、広島など、地方で頑張る企業の皆さんもいます。
地方から海外へ、アジアへ、アジアの成長は、地方にとっても大きなチャンスであります。
今回、訪問したベトナム、フィリピン、インドネシアの3か国を合わせれば、人口は日本の3倍以上、4億5000万人に達します。
それだけの数の人々が、どんどん豊かになっていく。
この地域にみなぎる活力を日本の成長につなげ、共に繁栄していきたいと思います。
その基盤は、自由貿易であります。
自由でルールに基づく公正なマーケットを作り上げていかなければなりません。
そのスタンダードというべきTPPの早期発効を目指すことを、今回の訪問でも改めて確認しました。
このTPPの成果を礎として、今後、RCEPなどのより大きな質の高い野心的な協定を目指してまいります。
日本は常に自由貿易体制を…であり続けたいと思います。
千葉県の袖ヶ浦さつきだい病院では現在、24人のアジアの若者たちが働いています。
いつも元気いっぱい、何事にも一生懸命な若者たちの存在は、世界に先駆け、高齢化という課題に直面する、日本の医療、介護の現場に新しい活力を生み出してくれています。
その一人、ベトナムからやって来られたハイさんは、こう語っています。
日本で学んだことをベトナムに戻って、自分のあとに続く人たちにも伝えていきたい。
躍動感あふれるこのアジアでも、近い将来、高齢化が大きな課題になると予想されています。
日本は高度な医療技術や介護のノウハウ、経験で、そうした未来の課題の解決にも貢献していきます。
そしてこの地域の未来を担う若者たちの交流は、その大きなエンジンになると考えています。
共に力を合わせ、共に未来を開く。
この地域の平和と繁栄のため、日本はこれからも強いリーダーシップを発揮していく決意であります。
私からは以上であります。
それでは最初に日本の記者の皆さんからのご質問をお受けしますので、私が指名をさせていただいた方は、所属とお名前を明らかにされたうえで、質問をお願いいたします。
どうぞ。
今週、アメリカではトランプ次期大統領が就任します。
今回の総理の歴訪で、アジア・太平洋地域の平和と安定のためには、アメリカのコミットメントが必要不可欠だという認識を各国の首脳の皆様とご共有されたと思います。
トランプ氏のアジア政策の見通しが不透明な中で、経済、そして安全保障の両面にわたりまして、今回の歴訪の成果を今後の対米戦略にどのようにつなげていきたいと考えていらっしゃるでしょうか。
また総理は、トランプ新政権発足後、速やかにトランプ氏と日米首脳会談を行いたいとされていますが、トランプ氏との会談の日程等、見通しにつきまして合わせてお伺いできればと思います。
よろしくお願いいたします。
トランプ次期大統領とは、昨年の11月に世界のリーダーたちに先駆けて、会談を行いました。
今回の訪問で、ベトナム、フィリピン、インドネシア、そして豪州のリーダーたちと胸襟を開いて、意見交換し、そして地域の平和と繁栄のためには、米国のコミットメントが不可欠であるとの考え方のもと、引き続き、緊密に連携していくことで一致をいたしました。
安全保障面では、紛争の平和的解決、そして武力による威嚇や、武力の行使に訴えないこと、法の支配、航行の自由といった、基本的原則を堅持していくことが重要であり、経済面では、21世紀型にふさわしい自由で公正な市場を作り上げていくことが重要である。
このため、米国とASEAN、豪州、インドといった基本的価値を共有する、そして戦略的利益を共有する国々と、緊密に連携していきたいと考えています。
トランプ大統領とは、1月20日に大統領に就任する予定でありますが、首脳会談の調整は、政権が発足してからということになりますが、就任後、できるだけ早く、できるだけ早い時期に会いたいと、会談を行いたいと、日米首脳会談を行いたいと考えています。
皆様、こんにちは。
このように記者会見に参加することができ、光栄に存じます。
私、質問がございます。
今回の首脳会談について、今後の短期的、長期的な日本、ベトナム関係の展望、および、日本の外交政策において、ベトナムに期待する役割についてお伺いしたいと思います。
それは、地域と世界の平和安定のために、どのように役割を期待するか、お伺いしたいと思います。
そして3年、4年後の今回、ベトナムに訪れたときの、ベトナムに対する印象はどのようになっていますでしょうか。
私にとっては4年ぶりのハノイでありましたが、車から見えるハノイは本当に発展をしていて、そして活気を感じました。
多くの市民の皆さんが、手を振っていただいて、大変感激をいたしました。
私はベトナムとの関係を大変重視をしています。
ことし最初の訪問先として、ベトナムを選びました。
4年前、総理に就任して一番最初に訪問した国はベトナムであります。
そして、この春には、天皇皇后両陛下のベトナム訪問が予定されています。
緊密な蜜月関係を象徴する重要、最重要行事であるといってもいいと思います。
両陛下のご訪問を通じ、両国の友好、親善関係が一層深まることを確信しています。
長期的には日本は、質の高いインフラ整備を中心に、官民挙げて、ベトナムの発展に協力をしていきます。
そしてまた、将来を担うベトナムの人づくりにも積極的に協力をしていく考えであります。
昨年開講した、日越大学は、その象徴であります。
ベトナムは本年、APECの議長国を務めます。
ベトナムのリーダーシップの下、11月のAPECサミットが大成功するよう、日本としても全面的に協力をしてまいります。
ベトナムは法の支配などの基本的価値を共有する重要なパートナーであります。
地域の平和と繁栄、そして自由で開かれた国際秩序の発展に向け、ベトナムと一層協力をしていきたいと思います。
私も大好きなベトナムにこうして今回、訪問することができて、本当に私も妻も喜んでおります。
また私は、ベトナム料理が大好きでありますので、このあとの晩さん会を大変楽しみにしております。
それでは、次は再び、日本のメディアのご質問、どうぞ。
憲法改正について伺います。
安倍首相は党の仕事始めで、新しい時代にふさわしい憲法はどんな憲法か、ことしは議論を深め、姿、形を表していくと述べました。
民進党の蓮舫代表も議論を歓迎する立場です。
ご自身の総裁任期を来年秋に控え、発議までのスケジュールや会見報告について、どのようにお考えでしょうか。
お聞かせください。
ことしは憲法の、日本国憲法の施行から70年の節目の年に当たります。
新しい時代に、どのような憲法がふさわしいのか、国会の憲法審査会において、野党第1党の党首も議論をしていきたいとこう言っておられるのでありますから、議論が深められ、具体的な姿が現れてくることを期待したいと思います。
皆さん、こんにちは。
このように、ふるさとでの記者会見に臨むことができ、大変栄誉に存じます。
私の質問は、海洋安全保障分野に関する質問です。
今回の首脳会議において、日越の海洋安全保障分野での協力の強化について、議論されましたが、今後、日本としてベトナムおよびこの海域の海洋安全保障における能力強化に、どのように貢献していくのでしょうか。
また巡視船6隻をベトナムに供与するとのお話ですが、いつ、供与されるのでしょうか。
私のふるさと、山口県を訪問していただきまして、ありがとうございます。
またぜひ、訪問していただきたいと思います。
たくさんおいしいものもありますし、美しい景色もあります。
今般、ベトナムからの要望も踏まえまして、6隻の新造巡視船を供与することを決定しました。
引き続き、ベトナム海上警察の能力向上の支援を行うとともに、両国の海上における法執行機関の間の協力も具体化していきたいと考えています。
また、今回訪問したフィリピン、豪州、インドネシアでも、海洋分野を中心に、法執行機関の能力向上や相互の連携、安全保障や防衛分野での協力をいっそう進めていくことで、一致いたしました。
古来から、アジアの人々は海を自由に行き来することで、豊かな生活を享受してまいりました。
今日も地域の平和と繁栄は、自由で開かれた海を守り、育んでいくことにかかっていくと考えています。
ベトナムをはじめとする地域の…と協力し、航行の自由、法の支配、紛争の平和的解決といった、基本的な原則を揺るぎないものとしていきたいと思います。
そして、揺るぎないものとしていくことによって、地域は繁栄し、人々の生活は豊かになっていくと確信しています。
それでは予定をしておりました時間を経過いたしましたので、以上をもちまして、安倍総理の内外記者会見を終了いたします。
皆様、恐縮でございますけども、総理が退場されるまでそのままでお待ちいただきたいと思います。
ご協力、ありがとうございました。
安倍総理大臣の記者会見でした。
ここからは、政治部の長谷川記者に聞いていきます。
長谷川さん、今の会見、安倍総理大臣の発言ですね、注目点はどんなところになりますか?
安倍総理大臣は、今回の歴訪の成果について、海洋の安全、航行の自由の原則が極めて重要であること。
そのためにも、法の支配がしっかり貫徹されなければならないという認識で、いずれの国とも完全に一致したと述べました。
また安倍総理大臣は、地域の平和と繁栄のためには、アメリカのコミットメントが必要であり、引き続き各国と連携していくことで一致したと述べていました。
一方、そのトランプ次期大統領となんですが、政権発足してできるだけ早い時期に会談したいと述べていました。
安倍総理大臣は、その不安定さを増すアジア・太平洋地域の中で、航行の自由や法の支配といった原則を共有する各国と連携して、強引な中国の進出を食い止めたい考えです。
また各国との連携を図るうえでの基盤になるのは、日米同盟をはじめ、アメリカを中心とする同盟のネットワークだとして、こうした考えをトランプ氏との首脳会談、実現すれば、伝えるものと見られます。
そして安倍総理大臣は今の会見でも述べていましたけれども、この地域の平和と安定に向けた、アメリカの積極的な関与が結果的にアメリカの国益にもかなうということを粘り強く説明するものと見られます。
そして、今週20日には、通常国会が召集されますけれども、この焦点はどこになりますか。
安倍総理大臣は、デフレ脱却に向けて、引き続き経済最優先で政権運営に取り組む考えで、新年度予算案の早期成立を目指すとしています。
一方、民進党の蓮舫代表は、エネルギー政策や経済政策などで、安倍政権との対抗軸を示して、野党4党で協力して、政権の打倒を目指すとしています。
通常国会は、夏の東京都議会議員選挙を控えまして、新年度予算案のほか、政府が提出の方向で予定している共謀罪の構成要件を厳しくした、テロと準備罪を新設する法案などを巡って、与野党の対立が激しくなりそうです。
長谷川記者でした。
ここまで、安倍総理大臣の記者会見についてお伝えしました。
続いて、トゥデーズウオッチです。
韓国、パク・クネ大統領の知人を巡る一連の事件。
捜査は大きなヤマ場を迎えました。
韓国の特別検察官は、サムスングループの事実上のトップについて、贈賄などの疑いで逮捕状を請求しました。
サムスン電子のイ・ジェヨン副会長。
サムスングループの事実上のトップで、贈賄や横領などの疑いが持たれています。
韓国の特別検察官は、サムスングループが、パク大統領の知人、チェ・スンシル被告が深く関わる財団などに拠出した資金のうち、日本円でおよそ41億5000万円が、賄賂に当たるとしています。
特別検察官は、イ副会長が経営基盤を固めるため、グループ内の企業を合併しようと大統領府に協力を求め、その見返りとして、チェ被告側に賄賂を贈ったと見ていて、一部はパク大統領自身に宛てられたものだったという見方を示しました。
逮捕状の請求を受けて、韓国の株式市場ではきょう、サムスン電子の株価が一時、先週末の終値より3.04%下落しました。
サムスングループは、特別検察官の決定は理解し難い。
副会長が対価を望んで支援したことは決してないとコメントしています。
皇室制度の根幹に関わる問題に、国会はどう対応していくのか。
天皇陛下の退位を巡る法整備などに向け、衆参両院の正副議長が、今後の議論の進め方について、話し合いました。
天皇陛下の退位などについて、衆参両院の正副議長は、立法府としても国民の期待に応える議論が求められているとして、衆参両院が合同で主体的に検討を進めていくことになりました。
その上で、今後の具体的な議論の進め方は、今週19日に与野党各会派の代表者から意見を聞いたうえで決めることを確認しました。
次々と宇宙空間に放出される超小型衛星。
実際に撮影された映像です。
日本の宇宙輸送船こうのとり6号機が、先月、国際宇宙ステーションに運んだ7機のうち6機が、先ほど、無事に放出されました。
このうち福岡県広川町の工作機械メーカー、中島田鉄工所が開発した超小型衛星が挑むのは、衛星が宇宙ごみにならないための新技術。
宇宙空間に放出されたあと、縦横1.5メートルのフィルムを広げ、僅かな空気の抵抗を受けて高度を下げることで大気圏に突入し、燃え尽きることができるか、実験を行うことになっています。
軍事研究との関わり方について議論している、科学者の代表機関、日本学術会議の検討委員会。
論点整理の案が示されました。
防衛省が大学などの研究機関に資金を提供する制度を始めたことをきっかけに議論を続けている、日本学術会議の検討委員会。
きょうの会合では、軍事と関係が深い研究については、大学など、研究機関ごとに研究の適切性について、審査する機関を設けることが望まれるなどとする論点整理の案が示されました。
これに対して、各委員からは、研究の適切性を大学が判断すべきか、研究者個人が判断すべきか、議論があるなどの意見が出ました。
検討委員会では、今後、中間とりまとめを行い、日本学術会議が来月開くシンポジウムの中で、研究者の意見を広く募りたいとしています。
では、今入った情報です。
長野県警察本部によりますと、きょう午後6時過ぎ、長野県野沢温泉村のスキー場で、山頂付近を滑っていたオーストラリア人と見られる50代の女性と、その家族の合わせて4人と連絡が取れなくなっていると通報があったということです。
警察は、4人が遭難したと見て、行方を捜索することにしています。
東京都の小池知事。
きょう、NHKのインタビューに応じ、豊洲市場の地下水モニタリング調査で、基準を超える有害物質が検出されたことについて、より厳しく追加調査を行う考えを示しました。
小池知事はきょう、豊洲市場の地下水モニタリング調査の結果について。
モニタリング調査は、井戸から水を採取して、民間の検査機関が分析するもので、3年前から行われてきました。
今回、発表された最終調査の結果です。
その数値は、これまでと大きく異なるものでした。
敷地の201か所から採取した地下水のうち、およそ70か所から、環境基準を超えるさまざまな有害物質が検出されました。
このうちベンゼンは、最大で環境基準の79倍を検出。
さらに過去8回の調査では検出されていなかったシアン。
今回の調査で初めて検出されました。
おととい開かれた、市場の安全性を検証する専門家会議では、戸惑いの声が。
会議を傍聴していた市場関係者からは。
今回の結果を受けて、小池知事は、より厳しく追加調査を行う考えを示しました。
今夜、都は、追加調査の進め方を発表しました。
汚染物質の濃度が高かった30か所程度の測定地点を選び、速やかに調査を実施。
そして採水には専門家会議のメンバーが立ち会い、分析を3つの機関で行うとしています。
そして、早ければことしの夏ごろにも判断するとしていた市場の移転については。
続いてスポーツです。
視界が広い。
佐々木さんです。
こんばんは。
さあ、きょうまずは、大相撲初場所9日目です。
大関・稀勢の里が8連勝で、単独トップに立ち、横綱・白鵬が1敗で追いかけ、きょうから後半戦。
連日、波乱続きの土俵入り、国技館が沸きました。
5場所ぶりに単独トップで折り返した稀勢の里。
角番の琴奨菊は、すでに6敗と苦しんでいます。
体を突き起こされた稀勢の里。
まわしに手が届きません。
腰が浮いたまま、琴奨菊のがぶり寄りに屈しました。
無心でいけたと琴奨菊。
稀勢の里は悔しさを押し殺し、あしたはあしたと切り替えていました。
白鵬、きのうは初顔合わせの荒鷲に金星を許しました。
高安は稀勢の里と同じ部屋の弟弟子です。
白鵬、立ち合いが高かったと、連日の完敗。
稀勢の里の初黒星によしとなったが、空回りしたと悔やんでいました。
テニスの四大大会、全豪オープンが開幕しました。
錦織圭選手は、初戦としては楽ではないと警戒していた相手に苦戦を強いられました。
錦織、セットカウント2対1とリードして迎えた第4セットで苦しみます。
強打のストロークで押すクズネツォフの前にミスが続きます。
さあ、チャンスボール。
ネット越えませんでした。
タイブレークの末に、このセットを落とし、勝負は最終セットへ。
あとがない錦織。
世界ランキング5位の意地を見せ、持ち前の集中力を発揮しました。
カウンター1本、ダウンザラインのストレート。
3時間半を超える戦いを制し、7年連続の2回戦進出。
悲願の初制覇を狙う大会は、厳しい船出となりました。
初戦からちょっと大丈夫かなと、はらはらしましたね。
ねえ。
汗びっしょりでしたけど、きょうの最高気温32度、あすはちなみに38度の予想ということでね。
しっかりリカバリーしてほしいですね。
さあ、続いては野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる野球殿堂。
ことしは新たに5人が選ばれました。
殿堂入りしたのは、競技者表彰と特別表彰の合わせて5人です。
プレーヤー表彰で選ばれたのは、現在、ロッテの監督を務める伊東勤氏。
西武一筋で、22年間プレーし、黄金時代を支えたキャッチャーとして、8回の日本一に貢献しました。
熊本県出身の伊東氏。
去年ふるさとで起きた熊本地震の被災者への思いを口にしました。
エキスパート表彰で選ばれた星野仙一氏は、中日、阪神、楽天で監督を務め、楽天では巨人を破って、チームを球団初の日本一に導きました。
また大洋のエースとして活躍した平松政次氏は、右バッターのインコースへのカミソリシュートを武器に通算201勝。
一時代を築きました。
特別表彰は2人が選ばれました。
最後まで見てやれば。
郷司裕氏は、夏の全国高校野球で、引き分け再試合となった松山商業と三沢高校の決勝で球審を務めるなど、審判技術の向上に貢献しました。
卓球の全日本選手権が開幕。
きょうから7日間の日程で、日本一を争います。
女子シングルスで4連覇を目指すのが石川佳純選手。
卓球日本女子のエースに、話を聞いてきました。
お久しぶりです。
リオデジャネイロぶりですね。
よろしくお願いします。
お願いします。
その全日本選手権。
強力なライバルになるのが、ともに16歳の平野美宇選手や伊藤美誠選手など、次々に台頭する若手選手です。
そして、すでに2020年の東京オリンピックを見据えているという石川選手に、こんなことを聞いてみました。
まつげ、くりっとしたところ、分かりました?
横から見ると、よく分かりますね。
似合ってますよ。
リフレッシュしたんですね。
オリンピックシングルスで初戦敗退したこと、これね、やっぱり頭からなかなか後悔が離れなかったんですって。
でもやっぱり休養を経たことで、このまま負けに捉われているんでは、もったいないと、気持ちを切り替えたそうです。
やっぱりその厳しい結果を受け止めたからこその気持ちの余裕、今は感じられましたね。
女子シングルス、あさってです。
では、気象情報、斉田さんです。
こちらは現在の長野市の様子です。
夜になって、雪が強まってきました。
この時間の積雪は33センチまで増えています。
長野県は北部を中心に広い範囲に大雪警報が発表されています。
あすの朝まで警戒が必要です。
では、雪の予想を見ていきましょう。
今夜10時からです。
日付が変わると、長野県北部付近、広い範囲で雪が強まるおそれがあります。
このあと見ていくと、東日本の山沿いでは、朝にかけて断続的に雪の強まる所がありそうです。
さらにこのあとです。
あすの午後になると、雪の範囲は次第に狭くなってきそうです。
ただこれまで積雪が多くなっています。
なだれや屋根からの落雪には、十分にご注意ください。
またあすは雪がやんで、雪下ろしの作業をする方も多いかと思いますが、必ず2人以上で、ヘルメットや命綱をつけるようにしてください。
ではあすにかけての天気図です。
動かして見ていきましょう。
西から高気圧の中心、移動していきそうです。
冬型の気圧配置が緩むでしょう。
このため風は次第に収まります。
ただ、冷え込みは続くでしょう。
では、各地の天気と気温、詳しく見ていきます。
史上最年少対最年長。
2017/01/16(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
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各地大雪“最強寒波”日本海側現場から中継被害と今後見通しは…▽小池都知事に問う!「調査結果は不可解」豊洲市場への移転は?▽全豪錦織選手の初戦激戦制すも苦しい発進
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
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