ニュースウオッチ9▽北日本中心寒波▽米大統領ことばの力▽中国空母 台湾を周回 2017.01.11


こちらの映像は、厳しい冷え込みになっている北海道留萌市の現在の様子です。
道路が一面、雪に覆われていまして、時折、風にあおられた雪が舞い上がっています。
現地には伊藤リポーターが行っていますが、伊藤さん、これ、本当に寒そうですね。
私も2、3分前から、このようにタオルを回しているんですけれども、このように、かちかちに凍ってしまうような状況です。
留萌市の中心部、非常に寒くて、いてつくような寒さで、耳も痛いです。
今、手元の温度計で氷点下9度となっているんですけれども、風が強いので、さらに寒く感じます。
私たちがこの現場に着いたのが、およそ3時間半前なんですが、そのころと比べますと、ずいぶん風が強くなってきまして、今、この舞っている雪というのは、もちろん空から降っている雪と、地面から巻き上げられた雪が入り交じっている状況です。
視界もかなり悪くなってきました。
ここからあちらに200メートルほど、今、ぼんやりと明かりがついている建物が、JR留萌駅の駅舎なんですけれども、先ほどまでははっきりと見えていた駅舎というのが、今はぼんやりとしか見えません。
このあと北海道では、あすにかけて、大荒れの天気となる見込みで、猛吹雪に警戒が必要です。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
強い冬型の気圧配置の影響で、ご覧いただいた北海道をはじめ、北日本では猛吹雪になっている所があります。
斉田さん、今回の寒波ですけれどもね、この冬で最も強いものということですね。
しかも強いだけでなく、長く居座るのが特徴なんです。
週末には、西日本、東日本にも広く影響が出そうです。
北海道内を走る高速道路、道央道です。
ご覧のように、雪でかなり視界が悪くなっていまして、前を走る車というのがほとんど見えません。
今、青いバスが私たちの車を抜いていきましたけれども、50メートルほど先まで行くと、ご覧のように視界から消えます。
それほど雪、そして風が強くなっているんですね。
こちらは、今夜7時前の北海道留萌市。
吹雪の中、雪かきをする人の姿が。
午後7時までの24時間には、山形県大蔵村肘折で79センチなどまとまった雪が降りました。
この天気をもたらしたのが、日本付近に流れ込んだ強い寒気。
冬型の気圧配置が強まっていて、冬将軍が居座る形になっているのです。
こちらは札幌市。
日中でも気温は氷点下7度までしか上がりませんでした。
寒さには慣れている北海道の人も。
このあとも北日本の日本海側を中心に荒れた天気が続く見込みです。
あすにかけて予想される最大風速は、北海道の陸上と海上で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。
あすの夕方までに降る雪の量は、多い所で北陸で80センチなどと予想され、その後もあさってにかけて、雪の量がさらに増えるおそれがあります。
そしてこの週末も。
強い寒気は週末にかけて、東日本と西日本にも広がる見込みです。
東海や中国地方、四国などの平野部でも雪が降ると予想され、所によって積もるおそれがあります。
その週末に各地で行われるのが、大学入試センター試験です。
センター試験は、かつても雪に見舞われた経験が。
6年前には、西日本でも広い範囲で雪が降り、試験の開始時間が遅れるなどの影響が出ました。
センター試験の会場となっている愛知県刈谷市内の大学です。
雪の予報となっている、週末への備えが始まっています。
3000人近くが受験に訪れるこちらの大学。
受験生が滑ってはいけないと、路面にまく融雪剤を50袋準備しています。
さらにきょう、50袋を追加で発注しました。
それでもやはり、週末の天気は気になるそうで。
初めに北日本に流れ込んでいる寒気ですが、あさっての午後以降は、西回りで南下して、土曜日には西日本、東日本、広く覆う予想となっています。
これ、太平洋側でも雪が降るぐらいの寒さになりそうだということですか?
そうですね。
風向きも大きく影響します。
こちら、土曜日の朝6時の風の予想ですけれども、西北西の風が強まって、名古屋市付近にも雪雲が流れ込んできそうなんです。
このあと見ていきますと、風向きが北に変わって、日中以降は、近畿や四国にも雪雲、流れ込んできそうです。
さらにこのあと見ていくと、日曜日の朝には、太平洋側の雪の範囲、狭くなるんですが、夜に降った雪が凍結するおそれがあります。
予想最低気温、見ていきましょう。
土曜日と日曜日、注目ですが、ほとんどの所で氷点下となりそうです。
しかもこれ、日曜日見てますと、名古屋氷点下4度ですね。
かなり下がりますよね。
路面が凍結して、交通に影響が出るおそれもありますので、センター試験の朝、時間に余裕を持って、行動するようにしてください。
次です。
天皇陛下の退位などを検討する、政府の有識者会議が開かれ、次回、今月23日の会合で、論点整理の内容に合意が得られれば、公表する方針を確認しました。
皇居・宮殿松の間。
天皇皇后両陛下はきょう、年の初めの講書始で、さまざまな分野の研究者から講義を受けられました。
同じ時間帯、総理大臣官邸では、天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議が、論点整理に向けて8回目の会合を開きました。
メンバーからは、退位を避け、国事行為の委任や摂政の設置で対応することについては、憲法上、困難だという意見のほか、退位を認める場合の法整備の在り方について、皇室の安定性を考慮した場合、皇室典範の改正より特別法の制定が望ましいといった指摘が出されました。
そして、今月23日に開く次回の会合で合意が得られれば、論点整理を公表する方針を確認しました。
会合のあと、座長代理の御厨貴東京大学名誉教授は。
去年8月、退位の意向が強くにじんだお気持ちを表明された天皇陛下。
政府内では、退位の時期について、天皇陛下のお気持ちも念頭に検討する必要があるとして、いたずらに時間をかけず、平成30年末までには、退位できるよう、法整備を進める必要があるのではないかという指摘が出ています。
また、新たな元号に改める時期については。
複数の政府高官がこのように強調する一方、政府内から、タイミングとしては、12月23日の天皇誕生日、国民生活への影響を最小限に抑えるために元日、新年度になる4月1日の3通りが考えられるという指摘が出ています。
さらに、新たな元号を公表する時期について、混乱を招かないよう、事前に公表することになるのではないかという見方もあります。
政府は、有識者会議の論点整理の内容を踏まえたうえで、国会での議論や世論の動向を見極めて、最終的な方向性を検討していくものと見られます。
次は、世界に大きな影響を及ぼしてきた、アメリカ大統領のことばについてです。
人民の人民による人民のための政治。
世界を動かしてきたアメリカ大統領のことば。
この2人も。
アメリカを熱狂させました。
大統領のことばの力をきょうは読み解きます。
オバマ大統領が日本時間のきょう昼前、任期中、最後の演説を行いました。
最後に語ったのは、過去8年間の国民への感謝、そしてトランプ次期政権を意識した未来への思いでした。
地元、シカゴで行った最後の演説。
オバマ大統領がまず述べたのは、国民への感謝のことばでした。
そして、大統領選挙で社会の分断が深まる中、今後も多様性を尊重し、民主主義を機能させることが大事だと呼びかけました。
8年前、変革を掲げ、黒人として初めて大統領に就任したオバマ大統領。
巧みな演説に。
ユーモアもある分け隔てのない人柄。
いわゆるマイノリティーから圧倒的な支持を受け、語り続けたのが理想でした。
国内では医療保険制度改革、いわゆるオバマケアに着手。
国民皆保険に向けた法整備を進めました。
核兵器のない世界も理想の一つでした。
ロシアとの間で、戦略核兵器削減条約を締結するなどして、ノーベル平和賞を受賞。
現職のアメリカ大統領として初めて被爆地、広島を訪問しました。
一方で、厳しい現実にも直面しました。
イラクやシリアでは、過激派組織IS・イスラミックステートが台頭。
ウクライナ情勢を巡って、ロシアとの対立も深まりました。
海洋進出を進める中国に対しては、有効な対策を打ち出せませんでした。
さらに、トランプ氏が次期大統領に当選したことで、政治的な遺産・レガシーが、覆される可能性もあります。
きょうの演説でオバマ大統領は、トランプ次期大統領がでっち上げだと述べている地球温暖化について、今後も一層の対策を呼びかけました。
また、今のアメリカの風潮を嘆く発言も。
理想と現実のはざまで揺れ続けた8年間。
支えとなったミシェル夫人への感謝のことばでは、こんな場面も。
トランプ次期大統領への変革を選択したアメリカ国民へ。
オバマ大統領、最後のメッセージです。
河野さんは、オバマ大統領に直接インタビューした数少ない日本人ジャーナリストの一人ですけれど、この8年間を振り返って、オバマ大統領のことばの力ってどうですか?
さっきの演説もそうですけれども、やっぱり力強いですよね。
あえてキーワードで言うと、このやっぱり理想とかね、希望、そうしたものをよく考え抜いた表現で語るというイメージですよね。
印象に残っていることばってありますか?
有名な演説ありましたよね。
大統領になる前の、2004年の演説ですけど、黒人のアメリカも白人のアメリカも、ラテン系のアメリカも、アジア人のアメリカもないと、あるのはアメリカ合衆国だけだというこの演説とか有名ですね。
覚えてますね。
とにかくオバマ大統領っていうのは、多様性を尊重して、違いがあっても力を合わせようという考え方ですんで、これは非常に一貫していて、例えば、敵対する国に対しても、対話を呼びかけていくという、外交姿勢にもそれは表れていると思うんですけどね、ただ、やはりそうした理想への期待が高いという分、国民の失望がやっぱり深まって、うまくいかなかったわけですね。
それで結局、ことばで訴えるだけで実行できなかったじゃないかという不満が、やはり8年間ずっとたまってきたという面は、やっぱり無視できないと思うんですね。
だから、その不満が今回の大統領選挙で、同じ民主党のクリントン氏の敗北につながったというところもあるんですね。
そういうところはあると思いますね。
一方で、トランプ氏のことばのほうを見てみますと。
トランプ氏。
これはオバマ大統領とは非常に対照的で、あえていえば、狙ったところではあるんですが、子どもっぽいところとか、攻撃的な表現というところは、やっぱりあるんじゃないでしょうか。
トランプ氏が何か発言するたびに、多くの批判もありましたよね。
そうでしたよね。
ここに出ていますけれども、いんちきヒラリーとかね、嫌な女とか、うそつきメディアなんていう表現をして、しかもこれを何度も何度も繰り返して畳みかけるように使っていく手法ですね。
しかも、事実関係にこれ、間違いが多かったりもするわけなんですよね。
そうでしたよね。
ですから、ことばが乱暴だったり、間違っていることもあるんですけれども、でも、トランプ氏、支持を得ているんですよね。
そういうことなんですよね。
これ、なんでそういうことになるのかというと。
これはやっぱり、トランプ氏が間違った事実を語ったとしても、それほど信用を失わずに、熱狂的な支持が得られたと、その背景を探りました。
支持者はトランプ氏のことばに、絶大な信頼を寄せています。
メディア批判を続けるトランプ氏。
支持者の間では、かつてないほど既存メディアへの不信感が高まっています。
こうした中、急速に広がっていったのが、フェイクニュース・偽のニュースです。
ネット上で、あたかも本物のニュースサイトであるかのように装って掲載されています。
中には、大手メディアのニュースサイトをまねたものや、ローマ法王もトランプ氏を支持という、間違った情報。
クリントン氏がIS・イスラミックステートに武器を売却というフェイクニュースもありました。
こうした偽の記事は、SNSなどを介して急速に広まっていきました。
例えばこの、クリントン氏のメール問題を捜査するFBI捜査官が無理心中したというフェイクニュース。
僅か10日間で160万人以上が閲覧しました。
毎分100人近くがSNSで共有し、拡散したとされています。
大統領選挙では、こうしたサイトが大量に立ち上げられ、有権者の判断に、影響を与えた可能性も指摘されています。
トランプ次期政権の大統領補佐官に指名されているフリン氏も、フェイクニュースを拡散していました。
クリントン氏が、児童売春組織に関与しているという間違った情報です。
フリン氏のツイッターです。
ニューヨーク市警が関心。
クリントン氏のEメールに、子どもへの性犯罪が。
必ず読んで!
この偽のニュースを信じた男が、児童売春組織の拠点とされたレストランを、銃を持って襲撃する事件にまで発展したのです。
実際、トランプ氏の支持者には、こんな人もいました。
ネットを通じて広がる真実かどうか分からない情報の数々に、専門家は警鐘を鳴らしています。
何が事実かという境界線がもはやあいまいになった社会。
その危うさが見えてきました。
うそのニュースがこれだけ受け入れられていたり、過激なことばが飛び交ったりしている現状を見ると、報道に携わる一人として、なんだか複雑で情けない気持ちになりますね。
そうですよね。
私もアメリカのメディアに、何人も知り合いはいるんですけれども、やはり大統領などの権力者をとにかく監視をすると、それから多様な意見を伝えることで、国民の知る権利に応えているという、そういう自負はみんな持っているように感じるんですよね。
ところが、そのメディアがここまで信用しない人が増えているのかなっていうね、やっぱり正直、驚きましたね。
オバマ大統領は、最後の演説で、真偽がどうであろうと、自分に合う情報しか、受け入れようとしなくなっていると、最近の風潮について、警鐘を鳴らしていますけど、やはりこのままだとね、異なる意見を尊重するという民主主義の根幹に関わる部分、ここが危うくなっていくんじゃないかという心配すらしてしまいますね。
トランプ次期大統領ですけれども、このあとまもなく、日本時間の午前1時から、当選後初めてとなる記者会見を行います。
ツイッターでの一方的な情報発信に頼ってきたトランプ氏が、記者たちとどんな受け答えをして、どんなことばで、何を語るのか、注目したいと思います。
続いてトゥデーズウオッチです。
テロなどの謀議に加わった場合に処罰の対象となる、いわゆる共謀罪。
新設する法案を、政府が来週召集される通常国会に提出した場合、自民、公明両党は、慎重に審議を進めていく必要があるという認識で一致しました。
世界各地でテロ事件が相次ぐ中、政府は各国と協調して対策を強化するため、共謀罪について、適応される組織を限定し、罪名も、テロ等準備罪に変更した組織犯罪処罰法の改正案を、通常国会に提出する方向で最終調整しています。
自民、公明両党の幹事長らは、きょうの会談で、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、テロ対策の強化は必要だとする一方、政府が改正案を提出すれば、これまで国会で3回廃案になっている経緯などを踏まえて、世論の動向も見極めながら慎重に真偽を進めていく必要があるという認識で一致しました。
出版大手の講談社の編集次長が、妻を殺害したとして逮捕された事件。
夫婦は事件の直前に、子育ての不満をメールなどでやり取りしていたことが、警視庁への取材で分かりました。
去年8月に、東京・文京区の自宅で、妻の首を圧迫して殺害したとして、殺人の疑いで警視庁に逮捕された、朴鐘顕容疑者。
講談社で人気漫画雑誌、モーニングの編集次長を務めています。
警視庁によりますと、調べに対し朴容疑者は、黙秘しますと供述しているということです。
また事件の直前まで、夫婦の間で子育ての不満をメールなどでやり取りしていたことが、警視庁への取材で分かりました。
これまでの調べで、夫婦には4人の子どもがいて、妻は子育てが忙しくて負担だなどと不満を訴え、パク容疑者は対応するなどと返答していたということです。
警視庁は、事件の背景に子育てを巡るトラブルがあったと見て調べています。
うつ病を発症した元社員の男性に違法な長時間労働をさせていたとして、大手電機メーカー、三菱電機と当時の上司が書類送検されました。
三菱電機の元社員の男性は、神奈川県鎌倉市の研究所で半導体レーザーの研究をしていましたが、うつ病を発症して、去年6月に解雇されました。
労働基準監督署は去年、長時間の残業がうつ病が発症した原因だとして労災認定。
そしてきょう、神奈川労働局は、平成26年1月中旬からの1か月間、労働組合との取り決めの上限を超える違法な長時間労働をさせていたとして、三菱電機と当時の上司を書類送検しました。
三菱電機はコメントで、真摯に受け止め、関係者におわびします。
現在はすべての事業所で労働時間を客観的に把握するシステムを導入しており、適切な労働時間の管理を徹底したいとしています。
トヨタ自動車のハイブリッド車、プリウスが、4年ぶりの首位です。
日本自動車販売協会連合会などの業界団体はきょう、去年1年間の車種別の新車販売台数を発表。
それによりますと、去年最も売れたのは、新型が投入されたトヨタ自動車の主力のハイブリッド車、プリウスで、24万8258台でした。
2位は、ホンダの軽自動車、NーBOXで18万6367台。
3位は、トヨタの小型ハイブリッド車で、おととし首位だったアクアで、16万8208台でした。
販売台数の上位は、ハイブリッド車や軽自動車といった燃費のよさをうたった車で、消費者が比較的、維持費などを抑えられる車を選ぶ流れが続いています。
これは、中国の空母、遼寧です。
中国海軍初めての空母として、5年前に配備されました。
けさ、この空母が太平洋から南シナ海を通って、台湾海峡を北上。
初めて台湾の周りを1周する形となりました。
そのねらいは何なんでしょうか。
中国海軍初の空母、遼寧。
先月25日、沖縄本島と宮古島の間を通過し、初めて太平洋を航行しました。
その後、台湾とフィリピンの間を抜けて、南シナ海へ。
そしてけさ、台湾の国防部は遼寧が台湾海峡を北上していると発表。
その後も航行を続け、台湾の周りを1周する形となっています。
台湾のメディアは。
台湾で対中国政策を担当する大陸委員会は、会見で。
一方、中国外務省は。
今月2日、遼寧について中国の国営テレビは、訓練の様子を異例の形で伝えていました。
艦載機が甲板から発着を繰り返す映像。
南シナ海のこうした訓練が公開されたのは、初めてと見られます。
番組では、こんなナレーションも。
中国が空母にこだわる背景。
その一つが、1996年に起きた台湾海峡危機です。
中国が台湾沖で大規模な軍事演習を実施。
これに対し、アメリカが空母を派遣したことにより、中国は引き下がらざるをえなくなったのです。
元海上自衛官で、中国の軍事情勢に詳しい専門家は。
今回の中国海軍の行動。
台湾の蔡英文総統が、アメリカで共和党の議員などと交流しているさなかでした。
蔡総統は、1つの中国、つまり台湾が中国の領土の不可分の一部とする中国の立場を受け入れていません。
先月には、トランプ次期大統領と電話で会談。
アメリカと台湾の間には、外交関係がなく、極めて異例です。
これに対し中国の王毅外相は。
しかし、トランプ次期大統領は中国を逆なでするようなこんな発言を。
さまざまな取り引きができなければ、なぜ1つの中国に縛られなければならないのか。
こうした中での空母の動き。
台湾のメディアは、中国が空母を使って蔡政権をけん制したという見方を伝えています。
専門家は、トランプ次期大統領に対する中国側の危機感を表れだと指摘します。
今回のこの中国海軍の行動は、台湾はもちろんですけど、トランプ次期大統領に対する強いメッセージだということなんですね。
そういうことですね。
とにかくトランプ氏が就任する前のこの時期だからこそ、台湾問題では絶対譲れないという立場をあえて示して、くぎを刺したんではないかという見方なわけですね。
トランプ次期政権の本当に今後の出方しだいでは、対立がエスカレートする可能性というのは大いにあるわけですから、やはり、この地域での米中両国のにらみ合いがどうなっていくのか、日本も注意して見ていく必要があります。
ニュースを続けます。
きょう午後3時ごろ、新潟県湯沢町の神楽ヶ峰に、スノーボードをするために訪れていた男性2人の家族から、2人と連絡が取れなくなっていると警察に連絡がありました。
警察によりますと、連絡が取れなくなっているのは、横浜市の59歳の男性と、座間市の34歳の男性で、きのう、日帰りの予定で山を訪れていましたが、きょうになっても戻らず、携帯電話も通じないということです。
新潟県は、山沿いを中心に、昨夜から雪が強まっていて、警察は2人が遭難したおそれがあると見て、あすの早朝から捜索することにしています。
きょう午後5時前、長崎県の福江島の南西およそ60キロの海で、北朝鮮船籍の貨物船、チョンゲン号6558トンから、救難信号が発信されました。
第7管区海上保安本部が巡視船などを出して確認したところ、無線に答えた乗組員が、船が浸水した状態で停泊していると話したということです。
乗っているのは、全員北朝鮮の26人で、けが人はおらず、直ちに沈没するおそれもないと見られるということです。
平日の日中に賭けマージャンをしていた、福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長。
今月31日付で、市長と副市長をそれぞれ辞職する意向を表明しました。
斉藤市長は、辞職願を市議会議長に提出し、受理され、飯塚市では3月2日までに市長選挙が行われることになります。
天皇皇后両陛下は、来月28日から初めてベトナムを公式訪問される見通しです。
首都ハノイでは、歓迎式典やクアン国家主席との会見に臨むほか、夜には歓迎の晩さん会に臨み、天皇陛下が、日本とベトナムの友好関係の発展を願うおことばを述べられる予定です。
そして帰りに、タイの首都バンコクを訪れ、プミポン前国王が亡くなったことへの弔意を表される見通しになりました。
両陛下が王宮を訪れて、前国王のひつぎに供花したり、ワチラロンコン新国王に弔意を伝えられたりする方向で調整しているということです。
ロシアがサイバー攻撃を通じて、去年のアメリカ大統領選挙に干渉したとされる問題。
アメリカの情報機関が、トランプ次期大統領に提出した報告書の中で、ロシアの情報機関がトランプ氏の弱みを握るため、本人の不名誉な個人情報を入手した疑いがあると記されていることが分かったと、アメリカの主要メディアは伝えました。
トランプ氏はツイッターに偽のニュース・フェイクニュースだと書き込み、信ぴょう性はないとしましたが、ロシアとの関係改善に強い意欲を示しているだけに、トランプ氏とロシアとの関係を懸念する声が高まることも予想されます。
続いて、スポーツです。
新しい力が台頭してきましたね。
結果に満足することなく。
感謝を。
忘れずプレーしていきたいなと思います。
佐々木さんです。
きょうもお伝えします。
まずは大相撲初場所、4日目です。
1横綱1大関を破っている新鋭の御嶽海は、きょうも横綱に挑戦。
相手は2場所連続優勝を狙う鶴竜です。
御嶽海、3日連続の結びの一番にも、楽しめていると臆することなく、臨みました。
突っ張った。
鶴竜、前まわし取れない。
今度は鶴竜が突っ張る、引いた、鶴竜ひいてしまった。
引いた、引いた。
中に入った。
押し出し。
御嶽海の勝ち。
今場所2つ目の金星。
横綱が引いたその隙を見逃しませんでした。
新三役で負け越した先場所から僅か2か月。
24歳の新鋭が、確かな成長を見せました。
2つ目の金星ですね。
表情が生き生きとしていましたね。
もう充実感に満ちていましたよね。
きのう、黒星だったんですけれども、次、次というふうに、うまく気持ちを切り替えることができたそうなんですね。
きょうはお母さんも見に来ていたということで、2倍うれしい気持ちになったんじゃないかなと思います。
あすの対戦、大関・稀勢の里ということで、こちらも注目です。
そして、こちらも新鋭、25歳の新関脇・正代です。
大関・琴奨菊に挑みました。
正代は、立ち合いの圧力が強い大関を相手に、作戦を立てていました。
救って残す、もろ差しだ。
正代、もろ差し。
寄り切り、正代の勝ち。
体を密着されないよう、あえて腰を引き気味にして、大関の出足をしのぎました。
得意のもろ差しになると、一気に逆襲。
琴奨菊に3回目の挑戦で初勝利。
星を五分に戻しました。
では中入り後の勝敗です。
ともに新入幕の千代皇と貴景勝の一番。
千代皇が勝ちました。
貴ノ岩は4連勝です。
さらに新関脇の玉鷲。
3勝目としました。
横綱の日馬富士、連敗を止めました。
さあ続いて、テニスの錦織圭選手。
来週開幕する全豪オープンに向けて、会場で初めて練習しました。
世界ランキング5位の錦織選手。
試合会場のメルボルンパークで、およそ1時間半にわたって、ストロークの感触などを確かめました。
今月8日に行われた、全豪オープンの前哨戦の大会では、決勝戦でお尻を痛めました。
試合には敗れて準優勝となり、その後は、コートでの練習は行わず、リハビリに努めていました。
きょうはショットを全力で打ったり、左右に激しく動いたりする場面はありませんでしたが、お尻を気にするそぶりはなく、軽快な動きを見せていました。
錦織選手が四大大会初優勝を狙う全豪オープンは、今月16日に開幕します。
続いてプロ野球です。
今シーズンから、ランナーのダブルプレーを防ぐための野手を目がけた危険なスライディングが禁止されることになりました。
禁止されるのは、ランナーがベース付近で野手を目がけて行う危険なスライディング。
プロ野球では、去年4月、セカンドを守っていたソフトバンクの川島選手が、スライディングを受け、けがをするケースも起きています。
今シーズンからは、ランナーがダブルプレーを阻止するため、野手を目がけて滑り込んだり、足を高く上げたりするなど、危険なスライディングをした場合は、そのランナーだけでなく、バッターランナーもアウトになります。
NPB・日本野球機構では今後、プレーが危険だったかどうかを判断するための、映像による検証の在り方など、具体的な運用方法を検討することにしています。
プロ野球の新人選手の合同研修会が開かれ、野球賭博などに関する講義を通じ、プロとして自覚を持って行動することの大切さを学びました。
研修会には、12球団の新人選手114人が参加。
講義では、おととしから去年にかけて相次いだ問題を受け、野球賭博に一回でも関わると、八百長にまでつながる危険性があることや、覚醒剤を使ったり、暴力団と関わったりすると、一瞬で築いた地位を失うことなどが説明されました。
お疲れさまでした。
講義のあと、新人選手たちは修了証を受け取り、気持ちを新たにしていました。
車いすテニスで、ジュニアランキング1位の坂口竜太郎選手。
きょう、スポーツ庁を訪問し、2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツの環境整備を訴えました。
中学1年生の坂口選手はきょう、両親と一緒にスポーツ庁の鈴木長官を訪問しました。
坂口選手はパラリンピック3大会連続金メダルの国枝慎吾選手に憧れて、小学3年生のときに、車いすテニスを始めました。
車いすテニスに適したコートでの練習は、実績がないなどと断られることが多く、練習場所の確保が、課題となっているということです。
専門の指導者もいなかったため、父親がみずからテニスクラブを立ち上げ、練習環境を作っています。
きょうの訪問では、父親の剛さんが、鈴木長官に環境の整備を訴えました。
スポーツ庁では、障害者がスポーツに取り組みやすい環境を整備するため、施設のバリアフリー化などに取り組んでいく方針です。
力強いことばでしたけれどもね。
坂口選手のお父さん、坂口選手が国枝選手に憧れて始めたという話、ありましたけれども、その気持ちを受けて、改めて勉強を、初めて勉強をして、それでクラブを立ち上げたんですって。
春休みなど長期休暇になると県外からも子どもたちが集まってくるということで、やっぱり子どもたちの憧れとか、やる気に応える環境っていうものが、競技力の向上に直結するんじゃないかなと思いました。
続いては、3月に開幕する春のセンバツ高校野球。
開会式の入場行進曲が決まりました。
星野源さんが歌う、恋。
去年の紅白歌合戦でも歌われたこの曲は、民放ドラマの主題歌として人気を集め、曲に合わせて踊る、恋ダンスも大きな話題になりました。
毎年、世相を反映した曲から選ばれる、センバツの入場行進曲。
決定の理由について大会の主催者は、春を感じさせる明るい曲で、高校生の大会にふさわしいとしています。
センバツ高校野球は、今月27日に、出場32校が決まり、3月19日に開幕します。
星野さんは、高校生の皆さんがわくわくしてやるぞという前向きな気持ちになってもらえたらうれしいですとコメントしています。
この曲、うちのおいっ子も、聴くと、踊るんですよね。
自然に体が動く曲だから、これ、選手たちも行進、気持ちよくできるんじゃないかなと。
行進しながらダンスしたりするの?
どうでしょうか。
緊張してますからね。
では続いて気象情報、斉田さんです。
東北や北陸でも、積雪が多くなってきました。
この24時間で50センチ以上の雪が積もった所もあります。
青森県八甲田山系の酸ヶ湯では、今シーズン、全国で初めて積雪が2メートルを超えています。
では、あすにかけての雪や風の予想を見ていきましょう。
今夜10時から見ていきます。
北海道から北陸の日本海側を中心に雪が続くでしょう。
あすの朝、新潟県付近、紫色の表示がありますが、雪が強まりそうです。
このあと見ていくと、日中も風向きにほとんど変化がないため、同じ場所で断続的に雪が強まって、大雪となるおそれがあります。
予想される雪の降る量です。
あす夕方までの多い所で北海道から北陸にかけてと、関東甲信の山沿いで40センチから50センチ、特に新潟県では、80センチの大雪となるおそれがあります。
広い範囲で警戒が必要です。
大雪で車が立往生したり、猛吹雪が見通しが効かなくなるおそれがあります。
また、電線に着雪したり、大雪で木が倒れるなどして、停電が発生するおそれもあります。
電気を使わずに寒さをしのぐ準備もしておきましょう。
では、あすにかけての天気図を見ていきます。
動かして見ていきます。
等圧線の間隔が狭く、あすにかけても強い冬型の気圧配置が続きそうです。
北海道から北陸にかけては、立っていられないくらいの突風に雪が伴って、猛吹雪となるおそれがあります。
2017/01/11(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽北日本中心寒波▽米大統領ことばの力▽中国空母 台湾を周回[二][字]

北日本中心に寒波襲来暴風雪で交通への影響大雪や雪崩など注意!▽米大統領の言葉の力オバマ氏最後の演説とトランプ氏のコトバ…▽中国空母が台湾周回思惑は…総統けん制か

詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治

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日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

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