緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」は17日、ナイジェリア北東部で同国軍の空爆により、市民や援助関係者ら少なくとも計52人が死亡し、120人が負傷したと明らかにした。フランス公共ラジオによると、複数のナイジェリア軍高官は、17日の空爆ではイスラム過激派ボコ・ハラムを狙ったが、誤爆だったと認めた。
現場は避難民が集まるキャンプで、当時は食料配給の最中だった。赤十字国際委員会(ICRC)によると、ナイジェリア人の赤十字職員6人が死亡した。軍報道官は空爆が故意によるものではなく「ミスだった」と述べた。(共同)