EU大統領「悲しいプロセスだが現実的」
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イギリスのメイ首相がEUからの離脱交渉に向けた方針として、域内の単一市場から撤退する意向を初めて表明したことを受けて、EUのトゥスク大統領は17日、みずからのツイッターで、「悲しいプロセスだが、離脱に向けた方針の表明としてはこれまでよりは現実的なものだ」と述べたうえで、残る27の加盟国が一致してイギリスとの交渉に臨む姿勢を強調しました。
また、EUのユンケル委員長は、17日中にメイ首相と電話会談を行い、本人から改めて意向を確認するものと見られます。
また、EUのユンケル委員長は、17日中にメイ首相と電話会談を行い、本人から改めて意向を確認するものと見られます。
一方、EUの主要国ドイツのシュタインマイヤー外相は声明で、「イギリス政府の方針が少し明らかになった。メイ首相がEUと建設的で友好的な関係を目指す考えを示したことはよいことだ」と述べました。そのうえで、今後の交渉に向けて、「各国が結束を強め、単一市場のまとまりを維持しなくてはならない」と訴えました。
EUは、これまで域内の人の移動の自由と、単一市場へのアクセスは、切り離すことができない基本原則だと一貫して主張しており、メイ首相が、今回示した方針を軸にどのように具体的な交渉に臨むのか見極めることにしています。
EUは、これまで域内の人の移動の自由と、単一市場へのアクセスは、切り離すことができない基本原則だと一貫して主張しており、メイ首相が、今回示した方針を軸にどのように具体的な交渉に臨むのか見極めることにしています。