どうも、ウグイ大好き、みぃ~太郎です!
今日はウグイの種類の話と、その見分け方について話して行きたいと思います。
私、いつもウグイ!ウグイ!と言っておりますが、実は日本には数種類のウグイがいるんですよ~。
しかもですね、見分けるのが結構難しいんです。
実は、私も見分けられないので、この記事を書くために、かなり勉強しました。
大変だった~。勉強やめて、早くアクアリウムの記事が書きたかったです!(笑)
ということで、今日は頑張って、ウグイの近縁種のまとめとその見分け方について書いていきます!
もくじ
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ウグイ
これが、本物のウグイです!私はこのブログで、どの種類のウグイも「ウグイ」でまとめてきましたが、正式にウグイと呼べるのはこの魚だけです。
分布
沖縄県を除いた全国各地に生息しています。
体長
最大50センチ
生態
一生を川で過ごすタイプと、降海するタイプがいます。
では、ここからはウグイの親戚に当たる魚たちの、それぞれの特徴を見ていきましょう!
ウグイの近縁種たち
エゾウグイ
分布
北海道、東北
体長
最大40センチ
生態
降海することはなく、一生を川で過ごします。
特徴
鼻先が普通のウグイよりも長いのが特徴です。
マルタウグイ
マルタウグイ(出典:yksakana WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/leaf68458)
分布
北海道、本州(東京湾、富山湾まで)
体長
最大40-60センチ
生態
マルタウグイは一生を海で過ごしますが、産卵の際には川に戻ります。
ジュウサンウグイ
ジュウサンウグイ(出典:eje WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/leaf30525)
分布
青森県十三湖など
体長
最大40-60センチ
特徴
マルタウグイとは双子のような関係で、 ほとんど同じ生態をしているウグイです。つまり、マルタウグイの亜種が、このジュウサンウグイです。
亜種なので基本はマルタウグイと同じなんですが、ジュウサンウグイの方が、塩分に対する耐性が強いなどの特徴があるようです。
ウケクチウグイ
ウケクチウグイ(出典: MKT WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/leaf32394)
ウグイ属で一番見分けやすいのが、このウケクチウグイです。
分布
信濃川、最上川、阿賀野川、子吉川水系に生息しています。
体長
最大80センチ
生態
降海することはなく、一生を川で過ごします。
特徴
張り出した下アゴが特徴的です。
もともと個体数が少ないため、絶滅が危惧されています。
混種のウグイたち
実は上の4種類の他にも、混種のウグイたちも存在します!
混種って何??と思われた方もいるかもしれませんが、簡単に言うとハーフです。
「ウグイとマルタウグイのハーフ」、「エゾウグイとウグイのハーフ」というような個体を混種と言います。
どうしてこういうとが起こるのかというと、実はウグイ、マルタウグイ、エゾウグイは産卵の時期や場所がほぼ同じなので、混種が生まれるみたいです。
この混種のウグイは、両方の親の特徴を受け継ぐので、見分けるのが難しいです。
でも、こういうことが何100年、何千年と繰り返されてきているはずなのに、まだ原種が残っていると言うのがすごく不思議なところですね。
それぞれのウグイの見分け方
ポイント1 婚姻色
それぞれのウグイを見分けるには、婚姻色で見分けるのが一番手っ取り早いと思われます。
下の写真は、ノーマルウグイです。
特徴は、2本の黒いラインをまたいで、3本の赤いラインが体の側面に入ることです。
下の写真はエゾウグイです。エゾウグイは、口元だけに赤いラインが入ります。
体の写真はありませんが、体には黒いラインが1本入ります。
そして、下の写真がマルタウグイです。
マルタウグイは、1本しか赤ラインは出ません。
ウケクチウグイもマルタウグイと同様に赤いラインは1本です。
そして、赤ラインから上全部が黒くなります。
マルタウグイ(出典:西野敬 WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/leaf40995)
ポイント2 鱗の数
下の写真のAからBまでの間の鱗の数を数えることで、見分けることができます。
A-B間は、背びれから頭の鱗がない部分までです。
ウグイは37枚以下、エゾウグイは38枚以上、マルタウグイ、ウケクチウグイ40枚以上
らしいです。
ポイント3 臀鰭(しりびれ)の形
臀鰭とは、下の黄色い矢印で示されている、ヒレのことです。
ウグイ、マルタウグイは臀鰭が内側に凹んでいます。↓
エゾウグイの臀鰭は直線的です。↓
例えば、上でも出てきたこのウグイは臀鰭が途中で湾曲しているので、ウグイといえます。
ポイント4 固有の特徴
エゾウグイや、ウケクチウグイには、わかりやすい固有の特徴があります。
上の写真はエゾウグイですが、口の上、鼻の部分とでも言いましょうか?その部分が、とがっているのがわかると思います。
エゾウグイは、個体差がありますがツンとした鼻先をしています。
ウケクチウグイ(出典: MKT WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/leaf32394)
ウケクチウグイは、他のウグイとは口元が明らかに違って、下あごの方が前に出ている、アロワナ顔とでも言いましょうか、そんな顔をしています。
さて、ここまででそれぞれの種類のウグイの見分け方を紹介してきました。
実際には、混種もいたりするので4つのポイントをトータルで見て判断するのが良いと思います。
ちなみに、今回ウグイ、エゾウグイ、マルタウグイ、ウケクチウグイの見分け方について下記のサイトを参考にさせていただきました。
ウグイをよく見てみよう | 株式会社エコニクス | エコニュース
http://www.fish-u.ac.jp/kenkyu/sangakukou/kenkyuhoukoku/63/01_2.pdf
実際にウグイを見分けてみよう!
さあ、ここまででウグイの見分け方を説明しました。
ということで、ここからは実践です!
先日、北海道の紋別で鮭釣りをメインにされているモンユウさんに、ウグイの大群の動画を紹介していただきました。
漁船の下が、大量のウグイで埋め尽くされている動画です。
リンクの許可を出していただいたので今日、ご紹介したいと思います!
モンユウさんのブログはこちら↓
こちらがその時、紹介していただいた動画です。
さて、この動画に登場するウグイは何ウグイでしょ~うか??
13秒あたりが一番はっきりウグイを確認できますけど…結局、何ウグイかわかりません!(笑)
散々ウグイの見分け方のことを書いてきましたが、動画だと難しいですね…。
モンユウさん、せっかく動画を紹介してくださったのにすみません…。
ということで…もう少しレベルを下げて、ウグイの写真を見ていきましょう。
さて、この下のウグイは何ウグイでしょうか??上の4つのポイントを参考に考えてみてください!
答えは…そう、エゾウグイです!
鼻先がツンとしていて、臀鰭が直線的…この2つで大体わかっちゃいますね~。
混種って沢山いるのかも…
せっかく見分け方がわかったので、自分がどんな種類のウグイを釣ってたのか知りたくなり、過去の写真を見返してみました。
すると…結構見分けられないウグイばっかりです!
いっつも、婚姻色が出ているわけじゃないんですよ!
そして、写真じゃ背中のウロコの数なんて見えないんですよ!
そしてそして、シリビレがいつも判断できるほど、ピーンとなってるわけじゃないんですよ!
さらには、小さなウグイは小さ過ぎて見分けにくいんですよ!!
家で飼ってるウグイも、背中のウロコの数を数えないと種類はわからなそうです。
写真じゃ見えないし、ケースに入れても動き回るし…うろこの数を数えるのって、生きてるまま、できるもんなんですかね~??
見分けるのって本当に難しいです…。
見分けられなかったウグイとして他にも、婚姻色が出ているのに、よくわからないウグイもいました。例えば下の写真のウグイです。
これは…マルタウグイかな??海から何100キロと離れた小さな小川で釣ったのですが、産卵のために戻ってきていたマルタウグイでしょうか??
シリビレは微妙な形です。
婚姻色は中途半端に出ているだけなのか、ライン一本だけ。
口元は写ってないですが、普通。
後は、背中のウロコを数えるしか無いですが、写真じゃ見えない…。
お手あげで~す!
うーん、やっぱり難しいですね〜!
きっと混種だ!
見分けられないので、そう思いたい…。(笑)
まとめ
今日は、ウグイの親戚たちの見分け方について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?今まで、釣っていたウグイが、実は…なんてこともあるかもしれないので、是非釣ったウグイの写真をチェックしてみてくださいね!
私も実はですね…チェックしてみて大発見がありました。私がホームにしている川で釣りあげた30センチ以上のウグイのほとんどが、エゾウグイであるということがわかったんです!なんでエゾウグイばかりなのか、理由が気になってしかたなくなってしまいました。
と、まぁ…こんな発見があるかもしれないので、是非試してみてくださいね~!
それでは、今日はこの辺で!(^^)/
みぃ~太郎の、おススメ記事です!
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