赤ちゃんパンダ誕生に高まる期待 上野動物園の地元

赤ちゃんパンダ誕生に高まる期待 上野動物園の地元
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東京・上野動物園のオスのジャイアントパンダ、リーリーに発情の兆候が確認されたことに、地元の商店街などでは赤ちゃんパンダ誕生に期待が高まっています。
上野動物園に近い上野のアメ横商店街にある食料品販売店、丸安商店では、上野動物園にパンダが初めて来園した40年以上前から、パンダをモチーフにした看板を掲げ、商品の値札にもパンダの模様をあしらっています。

店主の深沢芳彦さんは「パンダがいるかいないかで、客の入りが全然違います。動物園から帰りにアメ横に立ち寄ってくれるので、経済効果は大きいです。上野はパンダがいて発展してきたのでなんとかまた、赤ちゃんを見たいです」と話していました。

また、17日開かれた上野中央通り商店会の定例の理事会でも、会長の中村明彦さんが「上野にとって赤ちゃんパンダの誕生は、にぎわいにつながります。われわれも大きく宣伝していきましょう」とあいさつし、地元への経済効果に期待を寄せていました。

一方、上野観光連盟では、5年前パンダの赤ちゃんが生まれた際に、パンダのお面をおよそ5万個を用意しましたが、生後わずか6日で死んでしまったため、今も事務所に段ボールに詰めて保管しています。
5年前の日付が入っていますが、この部分にシールを貼って、今回、誕生すれば改めて来園者に配ることにしています。

上野観光連盟の二木忠男会長は「無事に赤ちゃんパンダが誕生して、今度こそはこのお面を皆さんに配りたいです。パンダのお面をかぶった人であふれるのを夢見ています」と話していました。