昨年の8月…
私を含む 若い衆の3人が
有害鳥獣駆除をするために
「狩猟免許」を取得しました。
(一応、私も若い衆~(´Д`)❤)
と、言うのもこの最近…、急に増えて悪さばかりする「猪達」から、田んぼや畑を護るために必要があったからです。
実際、彼らの暴れ方ってのは
中型の台風以上なのですね…(´д`|||)
彼らの悪さした田んぼのお米は
もう…臭いがひどくて食べられなくなりますし、
田んぼのあぜなんかをミミズとか目当てにほじるもんだから…お水がジャジャ漏れの田んぼになっちゃったりするんです…
もう、いっそ田んぼを放棄してしまう程に農家にとっては死活問題になってるのですね。
一応、町中の田んぼには
「8,000ボルトの電気柵」
ってのを、くまなく張り巡らせてあるのですけど
やはりどこか不備のあるものです。
猪達は上手にそういうところからまんまと田んぼに入ってきては
好き放題しているのですね(´д`|||)。
まぁ、そんな訳で
私達や周辺の集落の人々も、
しばらく前から「猪」を直接に減らす方法…
捕獲して、殺処分する方法
を、取り入れ始めていた頃でした。
「お~う、そこの3人!ちょっと野崎のために一肌脱いでくれないか!?」
なんて野崎の区長さんに言われたのが昨年の7月…
「え~っ!?いきなり狩猟免許を取れって~?
区長さん、それって強引過ぎるよ~!」
なんて言いながらも まぁ…少しは生まれ育った故郷のためになればと
たまたま目を付けられた 若い衆の中の私達3人が
何とな~くのノリで
久し振りに「一肌脱い」じゃって…
講習会にも参加したり
夜の寝る前にそれなりに猛勉強もして
なんとか無事に3人して「狩猟免許」を手にしたのでした…❤
「はぁ~っ、3人とも無事に試験に合格出来て良かったね~❤」
な~んて喜んでいたのは 良かったのですが…
現実はそんなに甘くなかったのです…
何しろ私達がその資格を取得した目的は、ただひとつ。
田畑を荒らす「猪」達を捕獲して駆除する事…
そう…
つまりは
生きている彼らを…
この手で葬る事が任務…
スチャッ…
ゾロゾロゾロ…
ドキューーン!!
もちろん、民家や農道の近くで「鉄砲」や「サイコガン」を、ぶっぱなしちゃう事は完壁にアウトなので
実際は「箱罠」という鉄製の大型の檻みたいなやつで捕まえるんですけどね~щ(゜▽゜щ)❤
「ったく、ややっこしい説明を止めなさいよ!このアンポンコブラ~!」
「ぐぎゃゃ、わ、分かったから離してくれよレディー!」
「ったく! コブラったら、ちゃんと説明してよね!」
「分かったよ… ったくレディーは怒りんぼだなぁ~。」
まぁ…「箱罠」ってのは大型のネズミ取りみたいなもんさ!
餌につられて箱に入っちゃった猪が、ピアノ線にちょ~っと触れちゃったら
入り口が
「ガシャーン!!」
って閉まる仕組みなんだよね~!
一度閉まったら、内側からは開ける事が出来ない!
だからこの「箱罠」には、万が一の事故も想定して 分かりやすい所に【設置責任者の名前と、連絡先の電話番号】なんかを明示しておかなきゃならないんだ。
だけど…さっきの鉄砲の話じゃ無いけど…
罠にかかった「猪」は、やはり殺処分するしかない。
たとえまだ生まれて間もない「瓜坊」だとしても…
とどめを刺すしかないんだよね…。
昔は鉄砲で とどめを刺してたりしたんだけど…跳弾(ちょうだん)って撃った弾丸が鉄製の檻に跳ね返ってくる事があるから
最近は電気でとどめを刺すのが多いんだ。
こんな鋭い「針」の付いた棒を、檻の中で逃げる猪に突き刺すんだけど…
奴の心臓を跨ぐように2本刺すんだ。
ものの数秒で、高電圧が心臓を止めてしまうからほぼ即死…
奴らを苦しませずにあの世に送る事が出来るわけさ。
よ~う、コブラ… 久し振りだな?
ついでにオレがお前を苦しませずにあの世に送ってやろうか?
お~っと、これはこれはクリスタルボーイのお兄さん!
いきなりありがたくない申し出だね~!
まぁ今、ブログを執筆中だからちょこっと待ってくれないかなぁ?
そうか…それなら待つことにしよう。
ところで殺した「猪」はどうするんだ?
食べるのか?
食べたのもあるけどね…
ほとんどは休耕田に穴を掘って埋めてしまうのさ。
フフッ…どうせ埋めたってあいつらがホジクリかえして食べてるって話だろ?
「えっ?コブラ… 土に埋めた猪を食べちゃう奴らって 誰?」
ははっ… 猪だよ。
埋めた猪をホジクリかえして食べてるのも
同じ仲間の、猪さんって訳さ!
そ、そうなの!?彼らは共食いするの!?
そうさ…。
聞いた話だと、ついさっきまで行動を共にしてた仲間が車に跳ねられて死んじゃったら…
そいつを皆で食べ始めたっていう話もあるくらいさ!
フフッ!逞しいな… 生きるとはそういう事だ…。
仲間仲間なんて言ってるアマチャンは、この世界じゃ生きていけないからな。
ちなみにこの寒い1月辺りは、奴らの「繁殖期」だな? 基本、猪の雌はこの時期のたった3日間しか発情しない。
盛りの付いたオスは、雌がその気になるまで雌から離れる事が出来ない。
ろくに餌も食べずに…ラブコ~ル❤
雌を求めさまようオス達は 春先には見事にガリガリに痩せこけてるって話だな。
感心だな~、クリスタルボーイ!
よ~く勉強してるじゃないか?
(まぁ、人間のオレも 女のお尻を追いかけ回してるんだけどね~!)
で、その「繁殖期」の冬の時期ってのは
ここ北陸ってのは昔は 「湿った重い雪」がそれなりに積もっていた地方だった。
つまり脚の短い奴らみたいな動物は、雪に脚をとられてまともに動けなくなってたハズだったんだ…
そうだな。 ところがそれが最近の温暖化で、雪が本当に少なくなったもんだから、奴らはやり放題…
そういうこった…。おそらくそういう理由も大きいんだろうよ。
それにしても… 奴らの運動能力はハンパじゃない。
走るスピードはオリンピック選手以上だし、体重も100キロを越えるのもいる。
オスにいたっては牙まであるから 人間を殺すのなんかは朝飯前なのさ。
どんな鍛え抜かれた人間だって、まともに丸腰で闘える相手じゃない…。しかもケガをして動けなくなった相手を
奴らはすぐに「食料」と見なすという事も忘れちゃいけないしな!
例えばお前でも、食べられちゃうって訳か?
怖い話だね~!
子供や年寄りなんかは格好のエサって訳か?
オレならケガをして 横たわる同士を見れば
介抱しちゃうってもんだろ?
優しく丁寧にな❤
ま~た話が横道に逸れてるってんだよ~!!
チョ、チョ~ク!チョ~ク!
まぁ…ゲホッ そんな訳で 生きるってことは命のやり取りなんだってつくづく思うこの頃なのさ。
(もう、この箱罠には20頭以上の「猪」が掛かったよなぁ…)
可哀想と言えば、可哀想な話だけど
オレは自分の仲間や、家族を護る事を選ぶ。
こいつは「戦争」なのさ。正義もクソもない。自分の主張を通せた方が勝つってだけの話なんだからな。
お前の手も、だいぶ血で汚れてるな?
あんた程じゃないけどな…。
それじゃオレ達も決着つけるかい?
やっとその気になったか?
待ったぞコブラ…!
(と、言いつつ今だに殺処分デビューしてない私なのでした(´Д`)。 出来ることなら、ちゃんとした量の雪が降って…猪達が繁殖出来なければいいのにと願う、私なのです…。)
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その他 ウィキペディア 狩り研究所http://newfuel1.com/kariken/densatu.htmlよりお借り致しましたm(__)m。