ロシア外相「共同経済活動 プロセスは順調」
ロシアのラブロフ外相は、先月、日ロ両首脳が協議を始めることで合意した北方領土での共同経済活動と、元島民の訪問手続きの簡素化について、「プロセスはすでに順調に進んでいる」と述べ、協議に向けた準備が始まっているとの認識を示しました。
ロシアのラブロフ外相は、17日、モスクワで記者会見し、先月、プーチン大統領が訪日して行われた日ロ首脳会談について、「両国関係を質的に新しいレベルに引き上げる双方の意向を確認した」と述べ、ロシア側としても高く評価していることを明らかにしました。
そして、日ロ両首脳が協議を始めることで合意した、北方領土での共同経済活動と、元島民の訪問手続きの簡素化について、「プロセスはすでに順調に進んでおり、協議を開始するために、プーチン大統領の訪日のあとに世耕経済産業大臣がモスクワを訪れた」と述べ、協議に向けた準備が始まっているとの認識を示しました。
その一方で、アメリカのオバマ政権が、日本側に対してプーチン大統領との接触を控えるよう圧力をかけ、日ロ関係の進展を妨げようとしたと主張し、「去りゆくアメリカの政権が行っていることは、恥ずべき行為だ」と述べて強く批判しました。そのうえで、北方領土問題の解決を含む平和条約の締結について、「第三者の企てに左右されることなく、日本とロシアの国民の利益にもとづいてこの問題を解決するという意向が双方にある」として、アメリカ側からの圧力を排除して日ロで解決すべきだとする考えを強調しました。
そして、日ロ両首脳が協議を始めることで合意した、北方領土での共同経済活動と、元島民の訪問手続きの簡素化について、「プロセスはすでに順調に進んでおり、協議を開始するために、プーチン大統領の訪日のあとに世耕経済産業大臣がモスクワを訪れた」と述べ、協議に向けた準備が始まっているとの認識を示しました。
その一方で、アメリカのオバマ政権が、日本側に対してプーチン大統領との接触を控えるよう圧力をかけ、日ロ関係の進展を妨げようとしたと主張し、「去りゆくアメリカの政権が行っていることは、恥ずべき行為だ」と述べて強く批判しました。そのうえで、北方領土問題の解決を含む平和条約の締結について、「第三者の企てに左右されることなく、日本とロシアの国民の利益にもとづいてこの問題を解決するという意向が双方にある」として、アメリカ側からの圧力を排除して日ロで解決すべきだとする考えを強調しました。