仲介手数料とは?
中古マンションの場合
仲介業者を通じて売買されるケースが殆どです(個人間での不動産売買はとても稀)
仲介手数料とは不動産売買が成立したとき仲介業者へ支払うお金のこと
住宅ローンを組んでマンションを購入する場合
ローン契約までの間には大きく分けて事前審査(仮審査)→本審査→契約の3ステップが通常です
※この事前審査で承認が出なければ住宅ローンを契約することはできません
事前審査承認後の流れはこちら
- 購入(買付)申込
- 売買契約の締結
- 住宅ローン正式申込(本審査)
- 貸付承認(本審査結果)
- 新住所移転手続
- 金銭消費貸借契約(ローン契約)
- 残代金決済&諸費用支払
- 引渡し
詳細はこちらにまとめています
仲介手数料の交渉と支払のタイミング
中古マンション購入には多くの『諸費用』がかかります
その大半がこの仲介手数料・・!
仲介手数料 = ( 売買価格 × 3% + 6万円 ) × 1.08
不動産売買の仲介手数料には上限額が定められていますが
下限に関しての法律が特にないため上限額に設定している不動産会社がほとんど
支払のタイミングは通常下記のケースが多いと思います
- マンションの売買契約締結時:50%
- 残代金決済&諸費用支払時 :50%
なので
交渉する場合は前述した流れ〔2〕の売買契約締結前に行います
仲介手数料の値引き交渉は可能⁉
値引き交渉は可能&するかしないかは個人の自由ですが
実際は『難しい』気がします
仲介手数料は仲介不動産会社の売上に直結するものなので
「長期間売れ残っている物件」などの『交渉材料』があればトライしてみるのもアリだと思いますが
それも物件の諸条件によって違ってくるため値引き成功となるかどうかは分かりません
また、中古マンションを購入する場合
誰しもが多かれ少なかれ仲介業者のお世話になりますよね?
わたしたちも複数社の方々にお会いしましたが
最終的にお世話になった方には都度丁寧に対応いただけましたし
『リノベーション前提』だったこともあり、そうでない方と比べると手間も掛かったと思います
物件の引き渡しが終わるまでお世話になることや
これまでの経緯を考えると値引き交渉する気にはなれませんでした
仲介手数料無料の仲介業者を選べば楽⁉
はじめから仲介手数料無料の仲介業者を選ぶのもひとつの方法です
ただ、中には良からぬ業者も存在する可能性があるので
- 手数料無料以外に手数料有料の業者と何か違いがあるのか?
(思ったようにフォローしてもらえないケースもあり得ます) - 仲介手数料がない代わりに不必要な請求がないか?
などを事前に必ず確認した方がいいと思います
(物件探しの段階で両方の業者にお願いすると両者の違いが分かりやすいかもしれません)
※大手の不動産会社は手数料有料の場合が殆ど
仲介手数料の値引き交渉をするなら・・
値引き交渉することで仲介業者に『手抜き』されることもあると思います
相手も人間なのでナイとは言い切れません
それなら仲介手数料の値引き交渉をするかわりに
仲介業者を味方につけて売主に対し『物件価格の値引き交渉』をしてみる方がいいかもしれません
物件価格が下がれば仲介手数料もその分安くなるのでこれも難しいところですが
一度相談してみるのはアリだと思います
わたしたちも物件価格に関しては値引き交渉を考えましたが結果的にそれもヤメました
その理由はこちらに書いています
値引きできるかどうかよりも大切なこと
値切れるのであれば値切りたいのが消費者心理ですが
不動産購入を実際に体験して思うのは
お互いにWIN-WINで最後まで気持ち良くお付合いできることの方が大切なのかもしれないということ
何かトラブルがあっても
親身になって対応してくれる業者を見つけるのはとても大切なことだと思うんです
おわりに
余談ですが
わたしたちが希望するエリアの物件はどれもスピード勝負だったため
買い逃すリスクを避けるには一切の値切りをしない=即決という方法しかなかったように思います
好立地な物件ほどこの傾向は強く
わたしたちは常に買取再販業者との競争でした(物件を買い取りリフォームして再び販売する業者のこと)
欲しい物件を手に入れるにはスピード感と思い切りも必要だということを痛感
『値切れれば良し安ければ良し』
とはいかないのも不動産購入の難しさだと実感します
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