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 ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」(東京都)は17日、2016年の全国犬猫飼育実態調査の結果を発表した。推計飼育数は犬が前年比0・4%減の987万8千匹、猫が0・3%減の984万7千匹で、どちらも前年からほぼ変わらず、小差のままだった。

 1994年の調査開始時から一貫して犬が猫を上回ってきたが、犬の推計飼育数はピークだった08年の1310万匹から減少。一方、猫は横ばい状態が続く。協会の担当者は「単身や高齢の世帯が増加しており、散歩などの手間がかかる犬よりも、猫のほうが選ばれているのでは」と分析した。(広江俊輔)