どうもフロッキーです。
今回はアニメーターの低賃金問題について考えたい。
この際ポイントとなるのは
- アニメの著作権は誰にあるのか
- 出来高制
が大きく関わっている。
アニメの著作権は誰にあるのか。
まずアニメを作るのに誰が関わっているのかということを明確にする。
企画サイド
大手出版社や放送局などの大手企業。これらの企業がお金を出し合う。
制作サイドA
企画サイドからアニメ制作の依頼を受ける大手アニメ制作会社。アニメ制作のほとんどを請け負う。
制作お手伝いサイドB
制作サイドAから彩色(色塗り)や動画作成といった作業を下請けする中・小制作会社。
この三つのグループがアニメ作る際に登場する。
そして著作権を持てるのは、企画サイドと制作サイドAだけだ。
低賃金で困っているのはココ!と表した制作お手伝いサイドBというわけだ。
著作権がいるのとないのとでは何が違うかというと、二次利用によってロイヤリティーが発生するという点だ。
企画サイドと制作サイドAは制作したアニメが放送されたり、映画化するたびに著作権料としてのロイヤリティーを受け取ることが出来る。これによって収益化できる。
しかし制作お手伝いサイドBは、ロイヤリティーが発生しないため作品をどんどん作ってお金を稼ぐ必要があるということだ。
ちなみにロイヤリティーの配分は、製作委員会方式の場合出資した金額の大きさに応じて支払われるそうだ。
アニメーターは出来高制
ロイヤリティーがないという状況をさらに悪化されているのが、この出来高制という制度だ。
アニメの作画などは人がやっているわけだからどうしても優劣やスピードの差が出てきてしまう。
そうなるとただでさえ少ない給料である新人のアニメーターが厳しい生活を送ることになるのは想像に難くない。
NEWS ZEROの調べによると
新人アニメーターの平均年収は
110万
そして3年以内の離職率は80%以上とも言われている。