【AFP=時事】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は、マーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)を4-6、6-4、7-5、4-6、6-4のフルセットの末に下し、2回戦へ駒を進めた。
【写真】勝利を喜ぶワウリンカ(その他全6枚)
試合時間3時間24分に及ぶ激闘を制したワウリンカだったが、最終セットではラリー中にポイントを諦めたクリザンの体に強烈なショットを見舞う場面もあった。
直後にネットをまたぎ、痛みのあまりしゃがみ込むクリザンに謝ったワウリンカは試合後、「間違いなく、彼にとっては厳しいショットになってしまった。問題はプレーを止めたふりをしたのに、ラケットを再び握り直し、相手をだまそうとする選手もいるという点だ」としたうえで、「私はすでに簡単なショットをミスしていたし、コートの真ん中に打つことが最も重要だった」と語った。
「当ててはいけないところにぶつけてしまい申し訳ない。でも、最終的には大丈夫だったと思う」
一方のクリザンは批判を避けたが、「私はプレーをやめたんだ。彼はコート全面、あらゆるコースに打つことができたのに、私にぶつけてきた」とし、ワウリンカには打つ場所が多く残されていたとコメントした。
こうしたアクシデントがあったものの、ワウリンカは最終セット1ブレークダウンの状況から、四大大会(グランドスラム)初戦をものにしたことに胸をなでおろした。
次戦スティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)との対戦が決まったワウリンカは、「試合に勝ち、次に進むということが最も大切だ。とくに第5セットで3-4、15-40まで追い込まれたのを考えれば、かなりほっとしている」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News
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