将棋・渡辺竜王、疑惑指摘を謝罪

「三浦九段に迷惑掛けた」

 将棋の渡辺明竜王(32)は17日、三浦弘行九段(42)がコンピューターソフトを不正に使用したとの疑惑を指摘したことについて「三浦九段にご迷惑をお掛けしたことを申し訳なく思う」と謝罪した。都内で開かれた竜王就位式のあいさつの中で述べた。渡辺竜王が一連の問題を巡り公の場で謝罪するのは初めて。

 三浦九段は昨年10月15日開幕の竜王戦7番勝負の挑戦者に決まっていたが、直前に渡辺竜王らから疑惑を指摘する声が上がり、日本将棋連盟は12月末まで出場停止処分としていた。

 連盟から委嘱された第三者委員会は12月26日、不正の証拠は認められなかったとする調査結果を発表した。

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