お家の壁紙が汚れたり、経年劣化により剝がれたり、模様替えをしたい時に
インターネットや電話帳などで探すけど「たくさんありすぎてどこの業者がいいのか分らない」
とか「変な業者さんだったらどうしよう」とかそういった不安や迷いを抱えている方が多いと
思います。
そんな方にこのブログでは、良い壁紙業者を選んで頂けるように、「壁紙の工事部門を抱えている
専門業者」が客観的にお客様の立場に立って、8つのポイントにまとめました。
壁紙に限らず色々な業種にも共通する事ですので参考にしてみてください。
1.知り合いに紹介してもらう
自分の知り合いや、近所の方にまずは聞いてみる事がいいと思います。
少なかれ紹介する側も多少の責任を感じてしまうものですので、
イメージの悪かった業者は紹介しないはずです。
メリットは
- 最初に人間性も確認することができる
- おおよそですが、適正な工事金額であったか聞けること
- あらかじめ後悔した点や良かった点を聞けること
- 最初から業者さんと親近感がもて、打ち合わせしやすいこと
などがあげられます。色々と聞ける相手であれば聞いてみると良いでしょう。
2.対応から人間性をみる
ほとんどの人が最初に電話をして、相談→見積り→契約→工事の流れになると
思います。契約までに何度かあるやり取りの中で違和感を感じたらハッキリと聞いてみましょう。
いくつかのポイントを挙げてみますと、
- 見積り依頼したのになかな来てくれない...。
- いろいろとこちらの要望を話すけれど嫌な顔をされる...。
- 電話にでない、折り返しが遅い・・・。
- 接客態度がいまいちに感じる・・・。
契約までに「レスポンスや対応が悪い」と感じたら業者を変える事を考えた方がいいかもしれません。
良い業者の方は即行動、即実行、即返答を心掛けているため、大切なお客様を待たせ、不快な気持ちに
させることは無いと思います。
3.挨拶や身だしなみを確認する
「職人さんは不器用で寡黙」「汚れる仕事だから」とかそういう風に解釈してる方が多いと思います。
昔の高度成長期には職人が常に不足している時代でしたので、悪くいってしまえば「どんな職人にも仕事がある」という事が当たり前でした。しかし現代は競争も激化し、全てにおいてバランスの良い業者じゃないと選ばれなくなってきました。もちろん腕の良い職人さんは沢山いらっしゃいますが、気持ちの良いお付き合いをしなければいけませんので、挨拶や身だしなみも重要な点です。
- 挨拶が悪いと感じる
- 平気な顔で汚い格好で家にあがる
- 名刺や必要な見本など忘れてくる
- 玄関先などで煙草を吸ったり、唾を吐く
上記の様な行動をしている方は少なからず、「お客様目線」が足りていないと思います。
したがって、作業に関しても乱れている部分もあるかもしれませんので良く見極めてください。
4.取引先を聞いてみる
一般的には地元の業者を選ぶと思いますが、壁紙貼りなどの専門業者はハウスメーカーや地元の工務店から
仕事を依頼され、仕事をしているケースがほとんどです。弊社も色々な工務店さんから、お仕事をいただいています。
上記でも述べたように、住宅業界の競争が激化していますので、「施工」「接客」「対応力」などバランスが取れていないと専門業者も工事の依頼がきません。
大手ハウスメーカーや地元で長く愛されている工務店などのお仕事をされている業者さんは「良い業者」
の可能性が高いと思います。人気のハウスメーカーが選ぶ業者の基準は、以下の事などがしっかりと身についていると思います。
- ハウスメーカーは施工基準が厳しいので固い仕事をする
- 現場のマナーやお客様対応の教育を受けている
- 厳しい納期にも対応できる対応力がある
- お客様の要望に応えられる引き出しを持ち合わせている
- 適正な価格で仕事をしてくれる
などが大きな特徴だと思います。お客様にとっては当たり前の内容ですが
意外にできていない業者も多いかもしれません。
5.要望に対しての提案力を確かめる
お願いしたことをただ作業してもらうのは簡単ですが、限られた予算で最大限に良くしてもらいたいのが
皆さんの本音だと思います。業者にはしっかりと要望を伝え、分からない部分に関してはしっかりと提案してもらいましょう。
- 部屋の雰囲気を伝え具体的な案を出してもらう
- 予算を伝え、最適なプランを提示してもらう
- イメージが沸かない場合はサンプルやコーディネートシートなどを作成してもらう
- メリットとデメリットをしっかりと説明してもらう
この様な要望はしっかりと伝えて、
ご自身が納得できる内容であるかどうかを確認してみた方がよいと思います。
”貼るのが簡単だから” ”作業が楽に進むから” など、
業者にとって都合の良い壁紙を一方的に進められていても、面倒を避けて何も聞かずに
分からないまま納得してしまうと、後に後悔してしまう可能性もありますので
納得できるまで打ち合わせはした方がいいと思います。
ここで(打ち合わせや提案に対して)「別途代金が必要」「対応出来ない」などの返答の場合は不親切かもしれません。
6.相見積もりだと伝える
いざ業者に壁紙貼りの見積り依頼を出してみても、たった1社の見積り内容だけであなたは本当にそれが
適正な内容であるかどうかを判断できるでしょうか?
実際に同じ内容で他社に見積り依頼をしてみると、驚くほど値段が違う場合もあります。
業者によって見積り内容はこんなに変わる!?<同じ6帖の部屋の貼り替えとした場合の例>
A社 | B社 |
一式¥50,000 | 30㎡×¥1, 500(合計¥45,000) |
諸経費¥5,000 | 諸経費 記載なし |
ゴミ処分費なし | ごみ処分費 一式¥15,000 |
上記のように、項目や単価の表記が会社によって違うので、適正価格を把握するには相見積もりを
することも失敗しない業者選びの重要なポイントになります。
相見積もりであることを各業者に伝えて、提示された見積り内容を見比べてみてください。
※業者によっては前述のとおり、自社の施工単価がありますので、相場はあってないようなものだと言えます。もちろん地域によっても相場は違います。
7.会社の大小で判断しない
規模の大きな会社が良い会社であると潜在的に感じてしまうと思いますが、
実はそうでもなっかったりします。。特に物づくりや技術においては小規模な
会社の方が真摯に向き合っていたりするものです。
- 大きな会社になればなるほど、高層マンションや大型商業施設などの工事が
メインの為、お客様と直接、顔を合わせて仕事をする事が少ないため
住宅の細やかなサービスに不慣れな事が多い。
- 小規模の会社は個人や住宅をメインに仕事をしているので、細かな気配りと
スムーズな対応が得意な業者が多い。
- 1人親方で仕事を請けている業者も個人客向けであるが、1人ですので打ち合わせ等にあまり時間
を取れない方が多いと思います。ですが自分を売りにしていますので、人間性の良い方が
沢山います。
8.安いからダメ、高いから良い訳ではない
ことわざに「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、決してそのとうりではないと思います。
弊社と交流のある設備屋さんも塗装屋さんも「技術も確かで人間性がよい」人たちです。
ですが値段はとても良心的ですごく良い業者です。
「お客様とのご縁を大切にし、限られた予算で満足のいく仕事をしてくれるのが良い壁紙業者です」
まとめ.
業者であっても、最後は人と人との繋がりの中でお互いに満足のいくものにしていくべきだと
思っています。ですが、実際には数多くの業者の中から決めなくてはいけません。
色々な情報が飛び交う現代ですので、よりしっかりと選んでいく必要があると思います。
これまでの事を参考にして頂き、満足のいく壁紙業者を選び、幸せなライフスタイルに
なる事を願っています。