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関の刀匠 新年の火花

大づちを振り下ろし、火花を飛び散らせて玉鋼を打つ刀匠=2日、岐阜県関市の関鍛冶伝承館で(川柳晶寛撮影)

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 刃物の町・岐阜県関市の関鍛冶伝承館で二日、刀匠の仕事始めにあたる、古式日本刀鍛錬の打ち初め式があった。観光客ら約千人が訪れ、刀匠が火花を散らせながら鍛錬する様子に見入った。

 刀匠十二人が参加。神事で今年の安全と盛業を祈願した後、炎の燃え盛る「火床(ほど)」に、材料となる玉鋼(たまはがね)を入れた。熱で真っ赤になった玉鋼を台の上に移し、刀匠がつちでたたいた。「カーン、カーン」と高い音が響き、火花が勢いよく飛び散った。訪れた人たちは熱心にカメラのシャッターを切り、間近で見ていた同県郡上市の大野いろはさん(15)は「打った時の音の響きが良かった。火花も飛んで迫力があった」と話していた。

 

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