積み荷の塩酸が川に流出 長崎 佐世保でスリップ事故

積み荷の塩酸が川に流出 長崎 佐世保でスリップ事故
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17日朝、長崎県佐世保市の国道で大型トラックがスリップして積み荷の塩酸が入ったタンクが落下し、前から来た車と衝突しました。漏れ出した塩酸が近くの川に流れ込み、市は付近の住民に、川に近づかないよう注意を呼びかけています。
17日午前6時すぎ、長崎県佐世保市矢峰町の国道498号線で、大型トラックがスリップして荷台に積まれていた塩酸が入ったタンク2つが落下し、前から来た軽乗用車と衝突しました。
警察によりますと、この事故でタンクが壊れ、漏れ出した塩酸が近くの相浦川に流れ込んだということです。

現場は道路沿いに住宅や店舗が建ち並ぶところで、佐世保市によりますと、消防が路面に放水して濃度を薄めるとともに、付近の住民に対し、念のため窓を閉め近づかないよう注意を呼びかけています。

一方、水道局によりますと、相浦川からの水のくみ上げは午前8時から中止していますが、ダムからの取水は通常どおり行っているため家庭などの水道の供給に影響はないということです。

現場の道路は片側1車線の直線道路で、警察はトラックがスリップした原因など詳しい状況を調べています。