トルコ銃乱射事件の容疑者拘束 動機や背後関係捜査へ

トルコ銃乱射事件の容疑者拘束 動機や背後関係捜査へ
今月、トルコのイスタンブールのナイトクラブで男が銃を乱射し、39人が殺害された事件で、治安当局は16日、逃走していた中央アジア出身と見られる容疑者の男を拘束し、動機や背後関係について捜査することにしています。
トルコのイスタンブールにあるナイトクラブで、今月1日に男が銃を乱射し、39人が殺害された事件で、16日夜、治安当局は、逃走していた容疑者の男をイスタンブール市内で拘束しました。

トルコのアナトリア通信によりますと、男は、中央アジアのキルギス出身の友人の家に潜んでいたところを拘束されたということです。
地元の主要メディアは、拘束された男も中央アジアの出身で、去年11月にトルコに来たと伝えています。

この事件では、13日には治安当局が、事件を手助けした疑いで、中国の新疆ウイグル自治区や中央アジア各国に多く住む、少数民族のウイグル族の男2人を逮捕していました。

また、過激派組織IS=イスラミックステートが声明で、トルコが隣国シリアでISに対して行っている軍事作戦への報復だと主張しています。

治安当局は、事件に中央アジアに広がるISのネットワークが関わっていると見て、拘束した男の調べを進め、動機や背後関係について捜査することにしています。