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【馬鹿は風邪を引かない】は本当? その医学的根拠とは!?

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昔から日本には、「バカは風邪を引かない」とい言葉があります。もともとは、「馬鹿は風邪を引いたことすら気づかないほど鈍い」とか「冬に風邪を引いたことを、夏になって気づくほど抜けている」などといった、かなり大胆な意味合いが込められた表現。つまり、医学的な根拠や深い意味があって作られた言葉ではないようです。しかし! じつはこんな解釈もできるというドクターも……。

風邪とストレスの関係から紐解くと……

馬鹿とは意味合いが異なりますが、能天気なタイプの人は風邪を引かない、というのは医学的にも納得できます。なぜなら、風邪とストレスには深い関係があるからです。
ストレスを感じやすい神経質なタイプの人は心配をしたり、イライラすることが多く、免疫機能が低下しがち。実際に強いストレスによってビタミンやカルシウムが多く消費されてしまうので風邪をはじめ、さまざまな感染症にかかりやすくなることが知られていますテスト前や、仕事が立て込んでいるような、どうしても風邪を引きたくないときに限って、引いてしまうのはこのためだといえるでしょう。

ストレスが少ない人は風邪を引きにくい!

いっぽうで、のんびりした性格であまり深く考え込まないタイプの場合、こういったストレスによる免疫機能の低下を避けることができます。そのため、たとえ風邪菌やウイルスが体に入ってきたとしても、十分な免疫機能によって病原体を撃退できる可能性が高いと考えられます。とはいえ、本来の性格はなかなか変えにくい上に、のんびりした考え込まない人がすなわちバカな人、というのもやや乱暴な解釈ではありますが……。

医師からのアドバイス

風邪を引かないためにはできるだけバランスの取れた食生活を送り、可能な限りリラックスしてストレスを適度に解消しながら過ごすことが大切ですね。
  • この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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