京都、京丹後市で結婚式のロケーション前撮り

日本全国出張撮影が続いておりますカメラマンの寺川です（笑）

最近はじめたロケーション前撮りのシステムのひとつに、衣装とヘアメイクをご希望のロケーションまでカメラマンの僕が配達するサービスを試験的に導入しています。

前撮りに関しては大阪、神戸、京都メインで洋装も和装も全て揃えたロケーションフォトをご用意しているのですが、やはり場所も人それぞれの想い入れがあるのは確かなこと。

ありがちな結婚写真より2人のアイデアと、カメラマン側ができるかどうか、相談しあいながら進めてゆく完全オーダーメイド型の結婚式の前撮り、もっと日本全国で効率的に実現できたらいいなぁ、と最近は様々なことを試行錯誤しております。

「こんなことできませんか？」

などあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

さて、そんなオーダーメイドのオリジナルロケーション前撮り、今日は京都府は京丹後市での日本海を背景にした美しいロケーションでのお写真をお届けしたいと思います。

それではフォトギャラリー、いってみよー！！

 

ロケーションフォトのためにご用意された、てるてる坊主

今回は僕の車に新郎新婦のお二人もご乗車いただき、様々な2人の出会いのエピソードなどをヘアメイクさんと4人でドライブがてらお伺いしながら大阪から京都までロケーションへ向かいました。

天気は晴天。

外で結婚式の衣装を着て前撮りが主流になったここ近年、外で撮影できるだけでも素敵なことなのに、空には雲ひとつない沖縄を連想させるような素晴らしいお天気になりました。

またロケーションまでに向かう車中の中、実は2人が付き合うデートのときにこのてるてる坊主がずっと使われていて、今も2人の家に置かれている大切なもの。

晴れの日も、雨の日も、お天気ひとつで物の感じ方やシチュエーションも違うけど、良く願えるのは、きっと2人が有限の残された2人の時間を大切にしたいから。

そんなところにカメラマンも思い出を綴るひとつのツールとしてご活用いただいていることが、本当に嬉しくて。

 

線路でロケーションフォト

電車好きな花嫁さま、前撮りのお問い合わせをいただいたときに

「寺川さんが以前、京都の嵐山の線路上で撮っていた写真が大好きなんです」

といった強いご要望の中で、実現させてみました。

 

希望が叶ってほんと撮影のムードも仲良し感が素敵です。

結婚式の前撮りは本当に雰囲気が大切。

目が痛くなるようなライティングをバンバン炊いて撮るような写真も必要かもしれませんが、せっかくのロケーションフォト、しかも大阪から京都の丹後半島まで来たんですから、より自然に、まるでカメラマンが居ないような雰囲気の写真を撮ることも大切に心がけています。

 

1時間に1本しか来ない電車のホーム。

車掌さんも「おめでとう」の一声と共に撮影を許可してくれました。

都会ではなかなかできない公共交通機関を交えた前撮りも、イージーに行えます。

人、景色、自然の雰囲気が良いことは、普段結婚式を撮っていても、ほんとに大切だと思います。

だってそこは、お金では決して買えない大切なものだから。

そして舞台は夕日が美しいサンセットへ。

今日は天気が良いから、思い描いていた夕日よりとっても素敵なものになるだろうと確信していました。

 

これが結婚式の前撮り

帰り道、実は新郎さまから

「前撮りをするのはそんなに賛成ではなかったんです」

という意見をいただきました。

確かに結婚式の前撮りって大阪や都会に居れば、簡易的なフォトスタジオなどもあるし、何より結婚式って男性よりも女性が先頭きってゆく風潮ってありますよね。

それはそれで良いのですが、やっぱり僕のカメラマンとしての個人的な意見では、例えば場所や衣装、式場からヘアメイクにフォトグラファーまで、自分たちがじっくり選ぶことで、選んだものへの想い入れって人にとって強くなると思うんです。

結婚式とは言っても、儚ささえも感じてしまう1日の出来事。

それを何年後も思い返していただく一番ベストな形を提案するとなれば、記録ものはしっかり残っていてほしいです。

だって将来見返しますから。

見返せるだけのものを、撮ってゆきたいです。

あたりまえのことなんだけど、きっとそこが結婚写真のベースなのかな、と帰り道

いつも沖縄や南大阪のビーチで撮影するのですが、やっぱり場所にもそれぞれの想い入れがあるだけに、2人と過ごす京都はやっぱり美しかった。。。

電車が好きな2人がロケに選んだ海辺の町で。

ヘアメイクの田上さん、毎回わけのわからないくらい遠い場所まで普通じゃない（笑）前撮りにいつもありがとうございます（笑）

ドレスはブランシュエットさん◎

衣装なんて借りたことない時から、いつも素敵な提案や撮影を実現させていただいて本当に大感謝です。

車中の行きも帰りも、2人の出会いや結婚に至るまでの感動的なお話から、くだらない僕の「家でやれ！」みたいな個人的な話まで（笑）

2人とは初めて会うんだけど、なんだか友達みたいで、過ぎ行く景色に消えてゆく笑い声が今家に帰ってきて少し寂しさすら感じます。

でもまた明日から新しく出会ってゆける家族がいて、新しく1枚ずつ、1日の思い出に自分も残ってゆけることが、秋の婚礼繁忙期、決して体力も体調も万全ではないはずだけど（笑）

もっと頑張ろうって、1人でできることも限られているし、助けてもらうことも多く、フリーランスのカメラマンなので決して便利でないけれども。。。

1日を次に繋げながら、今日まで来れたから、明日からも行きます◎

いろんなものが、美しい1日だった。