どうも、ゴトーだ。
今回はAmazonのFireタブレットの購入を検討されている方のために、Fireタブレットによってできることや、どのモデルを購入すれば良いのかを適切に判断していただくための紹介記事を書いてみた。
皆さんのニーズやお財布事情に合った端末を見つけてもらえればと思う。
Fireタブレットとは?
FireタブレットとはAmazonが販売しているタブレット端末のことだ。
「Fire HD」のモデルがCMで良く登場しているが、Fire HDはFireタブレットの一つのモデルという位置づけになる。
以前は「Kindle Fire タブレット」という商品名で販売されていたので、電子書籍リーダーの別モデルなのかと思われる方もいるかもしれないが、Kindleとは用途が異なる別の商品だ。
Kindleは電子書籍を見ることに特化しているのに対して、Fireタブレットはタブレット端末として幅広い用途に利用できる。
ただしiPadやAndroidタブレットと比べると、FireタブレットはAmazonの独自OSになっているため、主要なアプリが使用できなかったりと制約が大きいので、Fireタブレットでできることやできないことはしっかりと抑えていきたい。
Fire OSについて
FireタブレットはAmazon独自のOS「Fire OS」というものを採用している。
このFire OSはAndroidをカスタマイズして作られたものなので、全体的にどことなくAndroidっぽいのだが、以下のような違いがある。
Amazon IDをベースに動く
Android端末では初期設定時にGoogleアカウントを作成したりログインしたりと、Googleアカウントをベースに動くが、Fire OSではそれがAmazonアカウントをベースに動くようになっている。
そのような訳でAmazonのサイトから購入した場合は、あらかじめ購入アカウントに紐付いて商品が届くようになっている。
お手軽ではあるが、配達ミスで隣の部屋に入ってしまうといったリスクが嫌な方は、ギフト設定にすれば初期設定を止めることはできるので、参考までにどうぞ。
Google Playのアプリが全対応ではない
AndroidユーザーにはおなじみのGoogle PlayはFireタブレットでは使用できず、「Kindleストア」でアプリをインストールすることになる。
ただしプラットフォームの事情が絡んでいるせいか、Googleの必需品とも言えるアプリが並んでおらず、YouTube、Google Chrome、Google Map、Gmailなどが軒並みインストールできない。
Google系のアプリだけでなく、LINEなどメジャーなアプリも普通に欠落しているので、Fireタブレットの最大の難点はここにあるといえる。
ただし無いものばかりというわけではなく、NetflixやHuluなど動画配信系のアプリは軒並み揃っていたり、パズドラや白猫プロジェクトといったメジャーなゲームアプリも配信されている。
推測ではあるが、Amazon側の事情としては、iPadのような汎用的なタブレット端末ではなく、映像コンテンツや、マンガ・書籍を読むためのデバイスに特化させたいのだろう。
スマホの大きい版としてのFireタブレットではなく、コンパクトな端末で映像や本を読むためのもの、という位置づけになる。
無理やりAndroidアプリを入れることも可能
ちなみにあくまでベースはAndroidであるため、正規の方法ではないがAndroidアプリを入れる手段はある。
AndroidアプリはもともとAPKという一つのファイルでできていて、それをFireタブレットに入れればインストールすることができる。(設定で「不明ソースのアプリ」を許可する必要あり)
ただしアプリが正常に動作しないことも多く、また不具合の原因になるということで、推奨されない行為なので注意。
Fireタブレットの長所
FireタブレットはAndroidではないので、メジャーなアプリでも使えないことが多く、ツールとしての役割はあまり果たせない一方で、他の端末にはない独自の特典がいくつかある。
コスパが良い
価格については、「Fireタブレット」は8,980円、「Fire HD 8」は12,980円と他のタブレット端末と比べると格段に安くなっている。
参考までにiPadの現行モデルは42,800円するので、お手頃価格なのが良く分かる。
さらにAmazonプライム会員だと上記の2モデルは4000円引きのクーポンが適用できるので、Fireタブレットは4,980円で購入することができる。
(最上位モデルの「Fire HD 10」のみクーポンが効かない)
しっかりと動作が保証されているにも関わらず、廉価版の中華タブレットよりも遥かに安く購入できるほど、コスパが非常に良いのが特徴だ。
ちなみにクーポンを適用させるには、自分でコードを入力しなければならず、普段の流れでそのまま購入すると適用せずに購入してしまいがちなので注意。
適用方法は後ほど詳しく紹介しているので、そちらを参照のこと。
毎月本が1冊無料でもらえる
Amazonプライム会員だと「Kindleオーナーライブラリー」という特典を受けることができて、毎月1冊好きな本を無料でダウンロードすることができる。
これはKindle端末またはFireタブレット端末を持っている人のみの特典で、スマホやPCのKindleアプリを利用した場合はその本を読めない。
仮に本を読むためだけに購入したとしても、プライム会員なら4,980円で購入できて、毎月1冊無料で本を貰えるなら、それだけで十分に本体代の元が取れるどころか、お釣りが出るほどなので、かなり魅力的なサービスだ。
ちなみに本は全ての中から選べるわけではなく、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書が対象であることに注意。
月額読み放題サービスの「Kindle Unlimited」で読める本と同じラインナップになっている。
Amazonプライム会員について
Amazonはプライム会員という有料のサービスを提供している。
プライム会員になると年会費3,900円で、当日配送が無料になったり、プライムビデオでドラマやアニメなどが無料で見られたりといった様々な特典を受けられる。
Fireタブレットを購入する場合は4,000円の割引が受けられるだけでなく、Kindleオーナーライブラリで毎月本が1冊貰えるので、ほとんどのケースでプライム会員がお得だ。
また、学生の方は半年間無料体験ができて、年会費が半額以下の1,900円となる「Amazon Student」が非常にお得になっている。
ここまでのまとめ
Fireタブレットのメリットとデメリットについて要点が分散してしまって、整理しきれなくなってしまう方もいるかと思うので、ここまでの内容をまとめたものがこちら。
◯ 本体価格が安く、コスパが良い
◯ プライム会員だと4000円引きのクーポンが適用されて、さらにお得
◯ Kindleオーナーライブラリーによって毎月1冊本が無料でもらえる。
✕ Google系アプリやLINEなど多くのアプリが非対応なので、ツールとして使うのは適さない
このようにFireタブレットは、Amazonが映像や書籍などのコンテンツを自社の製品で読んでもらうための戦略として販売されているので、Amazonのプラットフォームに乗ってしまえば非常にお得な製品と言える。
スペック比較
Fireタブレットには「Fireタブレット」「Fire HD 8」「Fire HD 10」と3つのモデルがある。
それぞれどのような特徴があるのかを紹介する前に、スペックの比較をしたのが以下の表になる。
具体的なスペックの比較がどのような違いになるのかは、後ほど紹介するので、まずは流し見してもらえれば大丈夫だ。
- | Fireタブレット | Fire HD 8 | Fire HD 10 |
---|---|---|---|
価格 | ¥8,980 プライムなら¥4,980 |
¥12,980 プライムなら8980 |
¥29,980 |
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ | 10インチ |
解像度 | 1024×600 (171ppi) | 1280×800 (189ppi) | 1280×800 (149ppi) |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 1GB |
CPU | 1.3GHzクアッドコア | 1.3GHzクアッドコア | 1.5GHz×2、1.2GHz×2 クアッドコア |
カラー | ブラック | ブラック | ブラック、ホワイト、シルバー |
ストレージ | 8GB / 16GB | 16GB / 32GB | 16GB / 32GB / 64GB |
カメラ | フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
Wi-Fi | シングルバンド | デュアルバンド a/b/g/n |
デュアルバンド a/b/g/n |
バッテリー | 7時間 | 12時間 | 8時間 |
サイズ | 191 x 115 x 10.6mm | 214 x 128 x 9.2mm | 262 x 159x 7.7mm |
重量 | 313g | 341g | 432g |
各モデルに共通して、いくつか補足しておきたいことがあるので説明していこう。
ストレージについて
それぞれのモデルはストレージ容量によって値段が異なるが、microSDカードを挿入することで最大200GBまで容量を増設することができる。
内部ストレージが大いに越したことはないが、SDカードの方が容量あたりの値段はずっと安いので、ストレージ容量を増やしたい場合は「安いモデル + microSD」という組み合わせの方がコスパが良い。
【Made for Amazon認定取得】 SanDisk 64GB microSDXCカード (スピードクラス Class10, UHS-I, 最大転送速度: 48MB/s)
- 出版社/メーカー: SanDisk
- メディア: 付属品
- この商品を含むブログを見る
カメラについて
カメラが「2メガピクセルリアカメラ」と書かれていて、わざと分かりづらくしているのかもしれないが、要はこれは200万画素のカメラだということ。
「Fire HD 10」の500万画素なら、まだ満足できるくらいの画質になるが、その他のモデルの200万画素だと大分荒くなってしまうので、基本的にはカメラにあまり期待しないほうが良い。
Fireタブレット
価格 | 8GB: 8,980円 16GB: 10,980円 |
サイズ | 7インチ |
- △ サイズは7インチと最も小さく、重量も軽い
- ◯ 価格が8,980円(プライムなら4,980円)と値段が安い
- ✕ メモリやCPU、サウンドなどが全体的に劣る
全体の中で見ると「価格は安いけど、性能は一回り落ちる」という廉価版的な立ち位置。
メモリは「HD 8」が1.5GBなのに対して1GB、CPUは「HD 10」が最大1.5GHzなのに対して1.3GHzとなっている。(Hzとは周波数のことで高いほど動作性能も高い)
また解像度、Wi-Fi規格、オーディオでも他のモデルより劣っている。
ただし、何と言っても価格の安さが魅力的で、Amazonプライム会員でクーポンを適用させると4,980円と破格の安さになっている。
もちろん普通に本や漫画を読んだり、高画質の動画を見てもカクつくことはないので、一度にたくさんのアプリを起動したりといったことをしなければ問題なく利用することができる。
Kindleオーナーライブラリを使えば、毎月本が1冊無料で貰えるが、1冊1000円とすれば5ヶ月で元を取れる計算になり、コスパはなかなか高い。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (29件) を見る
Fire HD 8
価格 | 16GB: 12,980円 32GB: 15,980円 |
サイズ | 8インチ |
- △ サイズは8インチで、大きさ・重量ともに平均的
- ◯ Newモデルになって価格が1万円ほど下落し、最高レベルのコスパ
- ◯ バッテリーの持ちも12時間と最長
- ◯ メモリ1.5GBは最上位モデルよりも多い
性能が高いにも関わらず、Fireタブレットと値段があまり変わらず、最もコスパが高いモデル。
Fire HD 8は2016年9月にNewモデルになったことで、従来よりも価格が1万円ほど下がったことで、Fireタブレットに近い値段となった。
さらにメモリも1.5GBと最上位モデルよりも上となり、明らかに一つだけ抜きん出てコスパが良く感じる。
値段的にもFireタブレットの16GBは10,980円に対して、Fire HD 8の16GBは12,980円と2000円の差しかない割に、性能が一回り上になっているのは魅力的。
値段や性能に対して取り立ててこだわりが無ければ、こちらのモデルがおすすめだ。
実際に売れ筋ランキングを見てもFire HD 8の16GBモデルが最も人気が高い。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
Fire HD 10
価格 | 16GB: 29,980円 32GB: 32,980円 |
サイズ | 10.1インチ |
- ◯ 大きい画面のタブレットが欲しい人向け
- ◯ ブラックの他にシルバー、ホワイトが選択できる
- ✕ 性能の割には値段が高い
- ✕ 唯一プライム会員の割引が受けられない
最大の売りは10インチの大画面タブレットで、大きな画面で本や漫画、映画などを見たい人はこちらがおすすめ。
性能的に言うと、CPUの最大クロック数が1.5GHzであることと、カメラが500万画素と最大。
その割には他のモデルより倍以上してしまうので、コスパ的にはあまり良くないものになっている。
もっとも他の10インチタブレットと比べると割安ではあるので、大きめの画面を求めている人向けという位置づけだろう。
また、他二つのモデルはブラックしか選択できないが、こちらはシルバー、ホワイトと3つのカラーバリュエーションがあるのも良い。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (2件) を見る
端末選びのロードマップ
ここまで一つ一つの端末を紹介してきたが、皆さんの用途にあったモデルを見つけてもらうために、いくつかロードマップを提示してみた。
王道は「Fire HD 8」
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
Fire HD 8は直近に刷新されており、1万円ほど価格も安くなったので、最もコスパの良いモデルとなっている。
12,980円(プライムなら8,980円)と安価の割に性能も申し分ないので、取り立ててこだわりがなければこちらのモデルが無難だ。
安さを求めるなら「Fireタブレット」
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (29件) を見る
Fire HD 8よりも性能は一回り落ちるが、8,980円(プライムなら4,980円)という安さはやはり魅力的。
お財布事情的に安く購入したいならこちらのモデルがおすすめだ。
大画面なら「Fire HD 10」
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (2件) を見る
上2つのモデルに比べるとコスパは良くないが、10インチの大画面で映像や漫画、書籍を読みたい方はFire HD 10がおすすめ。
何気にホワイトやシルバーのカラーを選択することができる。
クーポンの適用方法
さて、最後にクーポンの適用方法について紹介したい。
Amazon側からすると、なるべく使われたくないのか、普通に購入すると気づかないままそのまま注文してしまいそうなので注意が必要だ。
(※PC画面で紹介していますが、スマホブラウザ、スマホアプリでも手順は同じです)
購入する商品のクーポンを確認
小さくて分かりづらいかもしれないが、商品購入ページに「クーポンコード『PRIMEFIRE』で4,000円OFF。詳細はこちら」と書かれている箇所がある。
その文言の中の「こちら」と書かれたリンクをクリックしよう。
すると次のような画面が表示される。
「Fireタブレット」と「Fire HD 8」のクーポンコードが表示されているので、自分がこれから購入したいモデルのクーポンコードをコピーまたはメモしておこう。
注文画面でクーポンを適用
コピーまたはメモしたら、商品をカートに入れて、注文を確定させる画面まで進もう。
勢い余って注文を確定させてしまったり、1クリック注文をしないようにしよう!
(注文後すぐならキャンセル可能なので、間違えて注文してしまったらキャンセルリクエストを出してみましょう)
この画面で「Amazonギフト券・Amazonショッピングカードまたはクーポン」という項目があるので、ここに先ほどコピーまたはメモしておいたクーポンを入力し、「適用」ボタンをクリック。
正しく適用されていれば、このように「¥4,000割引が適用されました」と表示されるので、これで問題なく4000円引きとなる。
事前に適用方法を知らないと、気付かずにそのまま注文してしまいそうな作りになっているが、この方法に沿ってFireタブレットを安く手に入れよう。
まとめ
Fireタブレットは決して万能ではないが、動画や書籍、漫画を見るためにはコスパ抜群のタブレット端末になっている。
特に書籍を読みたい方は、プライム会員ならKindleオーナーライブラリによって、本体代をゆうに超えるほどの特典が受けられるのも魅力的だ。
最安4,980円から購入できるので、興味のある方はぜひ購入を検討してみて欲しい。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (29件) を見る
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (2件) を見る