首相 施政方針演説 70年先見据えた国づくり 奨学金拡充へ

首相 施政方針演説 70年先見据えた国づくり 奨学金拡充へ
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安倍総理大臣が、今週20日に召集される通常国会で行う施政方針演説で、憲法施行から70年となることを踏まえ、次の70年を見据えた国づくりに取り組む決意を強調し、高等教育を国民に開かれたものとするため、給付型奨学金の創設や無利子奨学金を拡充する考えを示すことにしています。
第193通常国会は今週20日に召集され、安倍総理大臣は当日、施政方針演説を行うことになっています。この中で安倍総理大臣は、明治維新から70年余りで日本が敗戦に至ったことを振り返ったうえで、ことしが憲法施行から70年の節目の年にあたることを踏まえ、次の70年を見据えた国づくりに取り組む決意を強調することにしています。
そして、子どもの個性を大切にする教育の再生を進める考えを示したうえで、高等教育を国民に開かれたものとするため、給付型奨学金の創設や無利子奨学金の拡充、それに幼児教育の無償化の範囲の拡大などを進める考えを示すことにしています。

また安倍総理大臣は、経済成長や、一億総活躍社会の実現に向け、農家のための全農改革や、技術革新を生み出す規制改革に取り組むほか、同一労働同一賃金や長時間労働の是正、それに薬価制度の抜本改革など、社会保障制度改革を進める考えを示すことにしています。
さらにアメリカのトランプ新政権の発足や、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱などを念頭に、変化の時代にこそ、ぶれない外交を展開することが重要だという考えを強調することにしています。
そのうえで安倍総理大臣は、引き続き日米同盟を基軸として、民主主義・法の支配など基本的価値や自由貿易を重視して地球儀をふかんする外交を展開し、ロシア、中国、韓国との関係改善などに取り組む考えを示すことにしています。

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