JAXA ミニロケット打ち上げ失敗で調査チーム設置へ
15日、打ち上げに失敗したJAXA=宇宙航空研究開発機構のミニロケットは、機体からのデータが途絶えたあとも、しばらくの間、ほぼ計画どおりのコースで飛行を続けていたことが確認され、JAXAは、通信に関連する機器に何らかの異常が起きた可能性があると見て、今週中に調査チームを立ち上げ、原因を調べることにしています。
超小型衛星を安い費用で打ち上げようと、JAXAが新たに開発した高さ9メートル50センチほどの世界最小クラスのミニロケットは15日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられましたが、打ち上げのおよそ20秒後に、機体の状態を示すデータが突然途絶えたことから、ロケットの2段目に点火の信号を送ることを取りやめ、機体は海上に落下して打ち上げは失敗しました。
これまでのJAXAの調べによりますと、地上のレーダーによる観測などでは、ロケットの1段目は、データが途絶えたあとも、飛行を中断する前の、打ち上げのおよそ1分後まで、ほぼ計画どおりのコースで飛行を続けていたことが確認されたということです。
このためJAXAは、通信に関連する機器に何らかの異常が起きた可能性があると見て、今週中に調査チームを立ち上げ、原因を調べることにしています。今回のミニロケットには、コストを抑えるため家電製品などに使われるものと同じ民生用の電子部品が使用され、地上との通信に関連する機器にも使われていたということで、こうした民生用の部品が失敗に関係しているかどうかが焦点の1つになっています。
これまでのJAXAの調べによりますと、地上のレーダーによる観測などでは、ロケットの1段目は、データが途絶えたあとも、飛行を中断する前の、打ち上げのおよそ1分後まで、ほぼ計画どおりのコースで飛行を続けていたことが確認されたということです。
このためJAXAは、通信に関連する機器に何らかの異常が起きた可能性があると見て、今週中に調査チームを立ち上げ、原因を調べることにしています。今回のミニロケットには、コストを抑えるため家電製品などに使われるものと同じ民生用の電子部品が使用され、地上との通信に関連する機器にも使われていたということで、こうした民生用の部品が失敗に関係しているかどうかが焦点の1つになっています。