いろんな有名漫画家が集まり手塚治虫の漫画を書いてるムックを買った。
一人数ページなので手塚治虫と自分の実録漫画やギャグや自分のキャラに手塚作品を語らせたり自分のと手塚キャラ同士絡めたりとか、読みごたえがあるが数ページ短編だなって内容が続いたのだが、原泰久は空気を読まず数ページでガチ鉄腕アトムを書いてきた。
以下ストーリー
立派な博士に作られたが心を持たない失敗作のロボットが心を持つ人類が失敗作だと暴走をして多くの破壊兵器を操り人類を滅亡させようとしている、お茶の水博士達も殺されそうになった所に副官を倒してボロボロのアトム登場、アトムは兵器開発を拒否したせいで動けないロボットの目の前で博士が殺されロボットが暴走を始めた経緯と、涙ながらに兄を止めてと死んでいった妹副官の最後を語る。
そして死闘の中で腹を貫かれたアトムは博士を救えなかった無念悔しさ悲しさそれが博士への愛だと叫び相討ちをして、ロボットは博士との暖かい過去を思い出しながら死ぬ。
修理をしたが再起動しないアトムの前で犠牲を悲しむ博士達、最後眠っているアトムが微笑み完。
すごく短いのに詰め込み感が無くて起承転結がついて、ロボット博士妹のキャラの魅力も出来てて、アトムらしさや迫力のアクションシーンもあり、感動も出来たし後味も良かった。
私の文章力のせいで陳腐に見えるかも知れんが、正統派直球みたいな心地よさもあった。
本当にこの人漫画が上手いなぁと感服した。