ケネディ大使 離任前にメッセージ 日米関係さらに発展を
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アメリカでトランプ新政権が発足するのに伴い、今週離任するキャロライン・ケネディ駐日大使が離任を前にメッセージを発表し、感謝の意を伝えるとともに、今後の日米関係の発展に期待を示しました。
アメリカのキャロライン・ケネディ大使は、故ケネディ元大統領の長女で、2013年11月から3年余りにわたり、駐日大使を務めました。
ケネディ大使はトランプ新政権が発足するのに伴い、今週離任する予定で、離任を前に16日、ビデオでメッセージを発表しました。
この中で、ケネディ大使は、オバマ大統領の広島訪問や安倍総理大臣の真珠湾訪問に触れ、「『希望の同盟』を強化し、オバマ大統領が信じる『和解の力』に共鳴していただきました。また、日米同盟への強固な支持と過去3年間の数々の功績にも感謝します」と述べ、日本政府への感謝の気持ちを表しました。
また、沖縄のアメリカ軍基地をめぐる問題について、「沖縄の苦闘や歴史を教えてくれた県民の皆さんにも感謝します。日米は過去30年で最大の土地返還を実現しました。共通の目標に向けた連携の継続を願っています」として、負担の軽減に向けた日米両政府の実績を強調したうえで、今後も協力して取り組んでいくことが必要だと訴えました。
ケネディ大使は最後に、「日米同盟の未来を築くのは皆さんです。日本での経験や思い出を持ち帰りいつか日本に戻ってきたいと思います」と述べ、今後も日米関係がさらに発展することに期待を示しました。
ケネディ大使はトランプ新政権が発足するのに伴い、今週離任する予定で、離任を前に16日、ビデオでメッセージを発表しました。
この中で、ケネディ大使は、オバマ大統領の広島訪問や安倍総理大臣の真珠湾訪問に触れ、「『希望の同盟』を強化し、オバマ大統領が信じる『和解の力』に共鳴していただきました。また、日米同盟への強固な支持と過去3年間の数々の功績にも感謝します」と述べ、日本政府への感謝の気持ちを表しました。
また、沖縄のアメリカ軍基地をめぐる問題について、「沖縄の苦闘や歴史を教えてくれた県民の皆さんにも感謝します。日米は過去30年で最大の土地返還を実現しました。共通の目標に向けた連携の継続を願っています」として、負担の軽減に向けた日米両政府の実績を強調したうえで、今後も協力して取り組んでいくことが必要だと訴えました。
ケネディ大使は最後に、「日米同盟の未来を築くのは皆さんです。日本での経験や思い出を持ち帰りいつか日本に戻ってきたいと思います」と述べ、今後も日米関係がさらに発展することに期待を示しました。
官房長官 歴史的行事の成功に尽力
菅官房長官は午後の記者会見で、「沖縄のアメリカ軍演習場、北部訓練場の過半の返還など、沖縄の負担軽減での目に見える進展は、ケネディ大使の行動力と人柄があったからだと受け止めている。また、オバマ大統領の広島訪問や安倍総理大臣の真珠湾訪問などの一連の歴史的行事も、ケネディ大使の尽力なくして成功しなかった」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「盤石な日米同盟の構築に多大なる貢献をいただき、心から感謝を申し上げる。今後も日本の友人として、日米間の絆の強化に貢献していただけると考えている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「盤石な日米同盟の構築に多大なる貢献をいただき、心から感謝を申し上げる。今後も日本の友人として、日米間の絆の強化に貢献していただけると考えている」と述べました。
外相「離任後も日米同盟深化に尽力を」
岸田外務大臣は、ケネディ大使を前にして東京都内であいさつし、「3年余りの長きにわたり、ケネディ大使が日米両国の協力の推進のため、大変な努力をしてくれたことに心から感謝する。離任後もぜひ、日米同盟の深化のために尽力し、活躍してほしい」と述べました。