お互いの特徴を見てみると
ふだんから行っている家事をお願いすることができるサービスとして、家事代行サービスは普及してきました。
共働きの世帯が増えた最近では、家事代行サービスを使うことで、時間を有効に活用する家庭も増えています。
ところで家事代行サービスは、これまでもあった家政婦さんと何が違うのでしょうか。
個人と契約するか法人と契約するかが大きな違い
家政婦さんと家事代行サービスとの大きな違いは、個人か法人かという点です。
もしもトラブルが起きたとき、個人で契約する家政婦さんの場合には、紹介会社は解決する責任がありません。
その代わり、直接契約で同じ人に来てもらうため、信頼関係が築ければ抜群の効果を発揮してくれます。
家事代行サービスの場合、法人との契約ですので、トラブルが発生した場合には運営会社が責任を持ちます。
スタッフも、できるだけ同じ人に来てもらうことも変更することも依頼することができ、対応策も運営会社が責任を持って考えてくれるのです。
費用面から見る違い
費用面で見ると、どのような違いがあるのでしょうか。
一般に家政婦さんに支払う費用は日給計算です。
一方、家事代行サービスに支払う費用は時給計算です。
忙しく、毎日さまざまなことをお願いすることがある家庭の場合には、費用が時間に左右されない日給制の家政婦さんに依頼する方がおすすめです。
ただし、日によって依頼したいことが少ない場合にも、同じ費用がかかります。
家事の一部を代行してもらいたい場合には、必要な時間分スポットで働いてもらえる家事代行サービスに依頼する方が費用を抑えられます。
こちらは、拘束時間が長いと費用が割高になる場合があります。
サービス面からみる違い
家政婦さんの場合には、個人との契約なので、お互いに内容に同意することができれば、多くの家事を依頼することが可能なのがメリットです。
また、臨機応変にその場で家政婦さんが気付いたこともやってくれます。
ただし、人によって得意不得意があり、人員の交換が容易ではないので、その点は考慮しておかなければいけません。
家事代行サービスの場合には、契約の内容を絞り込めば、依頼した内容に適応したスタッフが派遣されるので、効率よく家事を進めることができる点がメリットです。
人員の交換も比較的容易に行えます。
ただし、依頼する家事の内容を都度変更したり追加したりしたい場合には、家政婦さんほど融通が利かないことが多いです。
こういったところが、家政婦と家事代行サービスとの違いとなります。
それぞれの特徴を把握したうえで自身に適したサービスを選びましょう。