北京=延与光貞
2017年1月16日18時51分
「司法の独立など西側の誤った思想は断固拒否する」。中国の最高裁長官にあたる最高人民法院の周強院長(56)の発言が、中国内で波紋を呼んでいる。現指導部の姿勢を表しているとの見方もあるが、民主活動家らの間では「これが裁判所トップの認識か」と落胆が広がっている。
発言は、全国の高級法院(高裁に相当)の院長を集めた14日の会議でのもの。中国は「依法治国」(法に基づく統治)を唱える習近平(シーチンピン)指導部の下で司法改革を進めているが、司法も共産党の指導下にある。
中国メディアによると、最高法…
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朝日新聞国際報道部