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【ゴルフ】

谷原秀人が10位浮上 マスターズ出場へ上位目指す

2017年1月16日 紙面から

第3ラウンド、4番でティーショットを放つ谷原秀人。通算11アンダーで10位(共同)=ワイアラエCCで

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◇ソニー・オープン<第3日>

 ▽14日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC(7044ヤード、パー70)▽晴れ時々曇り、27度、南南西5メートル▽賞金総額600万ドル、優勝108万ドル▽82選手

 【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】13位から出た谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=が4バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算11アンダーで日本勢最高の10位に浮上した。首位とは11打差で最終日に臨む。米ツアーの賞金、ポイントとも1位の松山英樹(24)=レクサス=は67で通算10アンダーの16位。小平智(27)=Admiral=は通算9アンダーのままで、28位に後退した。23歳のジャスティン・トーマス(米国)が65と伸ばし、通算22アンダーで2位に7打差をつけて単独トップを守った。3日合計188打は最初の54ホールのツアー最少タイ記録。

 昨年の日本ツアーで最後まで賞金争いをした谷原が、上位に顔を出してきた。アイアンショットはいまひとつでピンに絡むシーンこそなかったが、ドライバーとパッティングが好調で、危なげなく3つ伸ばした。

 バーディー4つのうち、4番と10番は5メートルを決めた。残りの9番と15番は完璧なドライバーショットから。前日はクラブのロフト角変更機能をいじって失敗したが、初日の位置に戻したのが奏功した。「初日は気持ち良く振れていたので、そこでいいやって。これ以上へんなことやってまた失敗したらもったいないので」という。

 現在世界ランク55位。3月末時点で50位以内なら、目標とするマスターズに出場できる。そのためには、1試合たりともおろそかにできない。今大会で10位内に入れば、米ツアーのファーマーズ・インシュアランス・オープン(26〜29日、カリフォルニア州)の出場権が得られる。3年前には8位に入った縁起のいい大会だ。

 もっとも、谷原自身は「コースが好きではない。それに次週はシンガポールに出場するし、ハワイ−シンガポール−米本土と移動するのは大変。出場権を取れたときに悩みます」と、出場には慎重だ。

 その前に、今週少しでも上位に入っておきたいところ。「最終日はみんな伸ばしてくる。アイアンショットをもう少し練習します」と話して練習場に向かった。

 

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