転落事故受け 駅員の声かけ徹底指示へ 国交省
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14日にJR京浜東北線の駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車と接触して死亡した事故を受け、国土交通省は、鉄道各社に対し、1人でいる視覚障害者を見かけた際は声をかけることを駅員に徹底するよう指示する方針です。
14日に埼玉県蕨市にあるJR京浜東北線の蕨駅で、上りのホームにいた盲導犬を連れた視覚障害者の男性が線路に転落し、電車と接触して死亡しました。
JR東日本によりますと、当時、改札にいた駅員は男性が自動改札を通過するのを確認しましたが、男性がふだんから駅を利用し、困った様子も見られなかったことなどから、声をかけなかったということです。
去年、視覚障害者が線路に転落し死亡する事故が相次いだことから、国と鉄道各社は先月、ホームからの転落防止について安全対策をまとめ、駅員は原則として、1人でいる視覚障害者を見つけた際には、声をかけることにしました。しかし、JR東日本では、この対策について駅員など現場に十分に周知していなかったということです。
このため、国土交通省は、全国のJRや私鉄など鉄道各社に対し、駅で1人でいる視覚障害者を見かけた際は、声をかけることを駅員に徹底するよう指示する方針です。
JR東日本によりますと、当時、改札にいた駅員は男性が自動改札を通過するのを確認しましたが、男性がふだんから駅を利用し、困った様子も見られなかったことなどから、声をかけなかったということです。
去年、視覚障害者が線路に転落し死亡する事故が相次いだことから、国と鉄道各社は先月、ホームからの転落防止について安全対策をまとめ、駅員は原則として、1人でいる視覚障害者を見つけた際には、声をかけることにしました。しかし、JR東日本では、この対策について駅員など現場に十分に周知していなかったということです。
このため、国土交通省は、全国のJRや私鉄など鉄道各社に対し、駅で1人でいる視覚障害者を見かけた際は、声をかけることを駅員に徹底するよう指示する方針です。
事故があった蕨駅で体制強化
今回の事故を受けて、JR東日本は、蕨駅について、毎日始発から終電までの間、駅のホームに警備員2人を配置し、視覚障害者に声をかけたり安全に乗車するまで見届けたりするようにしました。また、駅の利用客に対しても視覚障害者へのサポートをお願いするアナウンスを流しているということです。
今回の事故について、JR東日本は「痛ましい事故が起きたことについて、心よりおわび申し上げます。二度とこのような事故が発生しないよう、警察と協力して原因を究明し、鉄道会社として対策を取ってまいります」とコメントしています。
今回の事故について、JR東日本は「痛ましい事故が起きたことについて、心よりおわび申し上げます。二度とこのような事故が発生しないよう、警察と協力して原因を究明し、鉄道会社として対策を取ってまいります」とコメントしています。