【ワシントン西田進一郎】トランプ次期米大統領は15日、自身のツイッターに「長年にわたり、米国は怒りと不信で分断されてきた。(しかし)それは変わるだろう」と投稿し、20日の就任後、米国民の融和を目指す考えを示した。ただ、トランプ氏は就任を目前にしても、ツイッターを使って個人や個別のテレビ番組などへの厳しい批判を続けており、どのように分断を解消するのかは明らかではない。
トランプ氏は、ツイッターで「分断」を取り上げ、多くの人が「決して変わらないだろう」、「憎しみがあまりにも深い」と言っていると指摘。しかし「それは変わるだろう!!!!」と全て大文字で記して強調した。
トランプ氏は20日の就任演説で、昨年11月の大統領選の勝利演説と同様に「国民の結束を呼びかける」(スパイサー次期大統領報道官)見通しだ。
一方、就任式が行われる首都ワシントンの連邦議会議事堂前では15日、関係者によるリハーサルが行われた。トランプ氏に反対する多数の団体は20日に抗議デモなどを予定しており、就任式当日は厳戒態勢になりそうだ。ただ、トランプ氏は就任式について、ツイッターに「予想以上に大規模になる。楽しんで!」と投稿した。