大相撲 春日山親方が退職 年寄名跡証書取得できず

大相撲の元幕内、※ハマ錦の春日山親方は、部屋の継承をめぐるトラブルで、親方としての資格を証明する年寄名跡証書を先代から取得できる見通しがたたないとして、16日に日本相撲協会を退職しました。
元幕内、※ハマ錦の春日山親方は、先代との間で部屋の継承をめぐりトラブルとなり、年寄名跡証書の引き渡しを求める訴えを起こしましたが、去年8月の1審の判決では訴えは退けられました。

2審の東京高等裁判所では、和解に向けた協議が続けられてきましたが成立せず、春日山親方は、年寄名跡証書を先代から取得できる見通しがたたないとして、16日に日本相撲協会に退職を届け出て受理されました。

春日山親方は「悔いも残るし、複雑といえば複雑だが、5年間、親方をさせてもらい、貴重な経験になったと思う」と話していました。

春日山親方は去年10月、日本相撲協会から「師匠として不適格だ」とする勧告を受けて、部屋の師匠を辞任し川崎市にあった春日山部屋は閉鎖され、追手風部屋づきの親方となっていました。

※ハマは「濱」のうかんむりの下が「眉」の下に「ハ」の文字です。