ホームページを見たり、メールをしたり、インターネットはとても便利で役にたっています。
でも、インターネットは楽しいことばかりではありません。
残念なことですが、インターネットの力を悪用して、犯罪に巻き込もうとしている人もいます。
また、正しい使い方を知らなかったので、誰かを傷つけてしまうこともあります。
学校のパソコンは外部から悪用されないように工夫をしていますが、みなさんのお家ではどうですか?
また、メールなどで大切な人を傷つけたりしないようにする「マナー」や「ルール」があるのを知っていますか。
このコーナーでは、インターネットを安心して、安全に楽しく使う方法(ネチケットといいます)を皆さんに知っていただきます。

みんなが、メールやネットでゲームをしているときや、お父さんがネットでショッピングをしているときは、相手が見えなくても誰かとつながっているということを意識しましょう。
日常生活と同じように、誰にもマナー良く接し、知らない相手には気をつけることが大切です。

掲示板やメール、ブログの書き込みなどで友達の悪口を言ったり傷つけるような嘘をついてはいけません。メールのやりとりで「すぐに返事をしない」からと仲間外れにするようなことはいじめにつながります。
悪質なネットいじめは犯罪として罰せられることもあります。

無料のサイトには、あなたの個人情報を盗み取って悪用する目的のところもあります。
個人情報は、名前や生年月日、住所や電話、家族構成など、その人を特定できる情報のことです。大人の社会では、クレジットカードの番号や名前などが知られて、知らないうちに勝手に買いもをされたりする犯罪もおきています。
また、携帯のプロフは、だれもがプロフィールを見ることができます。本当のプロフィールを書いたりすると悪い人につけねらわれることもありますよ。

「無料でなにかをもらえる」とかエッチなサイトに興味本位で近づくと、とんでもないことになりますよ。
クリックしただけで、あななと使っているパソコンを特定して「金をはらえ!」と請求してくるワンクリックさぎというのがこれです。
近づかないことが一番の安全策ですが、もし被害にあったら大人に相談して警察に届けましょう。

迷惑メールといって、勝手に送ってくるメールには返事をしてはいけません。返事をすると、どんどんワナにはまります。
ワンクリックさぎにも返事をしてはいけません。無視して、まわりの大人に相談し、場合によっては警察に届けましょう。

学校のパソコンはコンピュータウイルスソフトやコンピュータを最新の状態にするように専門的知識をもった人が対策をしています。
ウイルスに感染する原因の第1は、メールです。迷惑メールや知らない人のメールと一緒に送られてくるものは、開けたりしないで削除するほうがいいでしょう。
無料のゲーム、無料のソフトも信頼のおけるサイト以外は注意しましょう。
ウイルス対策ソフトは万能ではありません。ましてや最新の状態にしていなければとても危険です。
一番の対策は、危ないところには近づかないことです。
お家のパソコンではウイルス対策は万全ですか?もし、そうでないようでしたら、お家の人に対策をしてもらいましょう。

ネットに限らず雑誌などでも、文章や写真、音楽、イラストやキャラクターを勝手につかってはいけません。他人が作った作品などは著作権法という法律で保護されていて、勝手に使うと法律で罰せられます。
ネットや雑誌に掲載されているものを使うにはルールがあります。「コピー(複製)して良い」「使っても良い」と書かれているか注意しましょう。また、学習の発表などで作品や文章の一部を使う場合は(これを「引用」といいます)どこから使ったかを書きましょう。また、「引用」は自分の作品や発表のごく一部でなければなりません。

パソコンのしすぎは頭がともて疲れます。ゲームのしすぎでは、「ゲーム脳」といって、脳の成長に悪い影響があるといわれています。
メールやチャットで人とつながるより、実際に友達を会話をしてコミュニケーションをとることのほうがもっと大切です。
パソコンの「良いところ」はどんどん利用して、たりないところや悪いところは利用者である私たち自身が注意をしましょう。 |