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【プロ野球】

高橋監督、阿部からマイペース調整はく奪

2017年1月16日 紙面から

コーチ会議を終え引き揚げる高橋監督(手前)=川崎市のジャイアンツ球場で(七森祐也撮影)

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 巨人・高橋由伸監督(41)が、春季キャンプにおけるベテランの特権はく奪を明言した。昨季は、阿部や鈴木尚らに調整を任せる「S(スペシャル)班」を設けていた。

 15日にジャイアンツ球場で行われたコーチ会議終了後、報道陣に囲まれた高橋監督。新人を1軍メンバーに組み込まない球団方針などを明かした後、話題がS班に移ると、表情が厳しくなった。

 「それはないです」。ハッキリと言い切った。

 指揮官就任イヤーとなった昨季、阿部を捕手として起用することを念頭にして調整法をゆだねた。だが、ふたを開けてみれば右肩痛などで出遅れ、1軍出場は開幕から2カ月たった5月末。捕手は小林誠の起用へ方針転換を余儀なくされた。

 S班廃止は定位置争いを熱くする。阿部も安泰ではない。三塁は村田と新助っ人マギーとの一騎打ち。ただ、いずれかは一塁に流れる。つまり、三塁と一塁の2枠を3人で争うことになるのだ。

 ルーキーについては「全員下から」と語り「向こうでよければ、こちら(1軍)。沖縄で実戦もありますし、入れ替えます」と話した。新人合同自主トレでスロー調整中のドラフト1位・吉川尚(中京学院大)にも目配せしながら、昇格時期を探る。 (川本光憲)

 

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