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夏かぜにまつわるウワサ よく聞くウワサの真偽をリサーチ

夏かぜは馬鹿が引く……よく聞くウワサの真相は?

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誤解した人が多かったために、夏かぜを引く者は愚か者であるという意味も、後から加えられたようです。

しかし、本当に風邪を引いているのに気がつかずに過ごしてしまう人って、いるのでしょうか。仕事などが忙しくて、風邪を引いている暇はないと、誤魔化しているような人はいると思いますが―本当に気がつかずに済んでしまうなら、馬鹿の方が幸せですよね。
あっ、後になって気がついたときには悪化していて、やはり気がつかずに馬鹿だった! というオチでしょうか。

さらに類語には、こんなものもありました。
【夏の風邪は犬も引かぬ(なつのかぜはいぬもひかぬ)】 
暑い夏に風邪を引くのは、ばかばかしいことだ、と。

熱帯夜にエアコンを効かせすぎて夏かぜになるなど、自らの不注意によることが大半だから、引くのはばかばかしい、という風になったのでしょう。
韓国でも夏に風邪をひいた人をからかうのに【五六月の風邪は犬も引かない】と使うようです。旧暦五六月を指し、暑い季節ということ。

ちなみに犬は、人間と同じような風邪の症状が出ることはあるけれど、「風邪」と呼ぶ病気はなく、その原因も人が感染するウイルスとは違う種類のものなので、人間の風邪が犬にうつることも、またその逆もないのだそうです。

ああ、知っているようで知らないことって、多いですよね。
今回ご紹介した慣用句の意味も、目から鱗だったのではないでしょうか。

最後にもうひとつ、私が勘違いしていた慣用句をご紹介。
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2012年6月18日 00時00分

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