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夏かぜにまつわるウワサ よく聞くウワサの真偽をリサーチ

夏かぜは馬鹿が引く……よく聞くウワサの真相は?

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元気いっぱいでお調子者だった小学生の私に「馬鹿は風邪ひかないからな~」と言ったA君。
「馬鹿じゃないもん!」と反論したものの、内心は「えっ、そうなの?」と、うろたえたあの頃。確かに私は風邪をひくことなく、おバカな毎日を過ごしていたのですが……。
ただのウワサか迷信か――古くから広く使われてきた“慣用句”であると知ったのは、ごく最近のこと。
慣用句辞典によれば、
【馬鹿は風邪を引かない(ばかはかぜをひかない) 】
馬鹿は冬にひいた風邪を、夏になってやっと気がつくから、と。

なっ、なんと、冬にひいた風邪をそのときは気がつかず、春を経て、夏になって気がつくという、
それくらい愚鈍である=馬鹿であるという意味だったのです! これ、驚きですよね?
私を含むおおかたの人は、その言葉通り、馬鹿な人は風邪を引かないものなのだと、半信半疑ながらも信じていたのではないでしょうか。
風邪を「ひかない」、のではなく「気がつかない」、ということだったとは!
ということは誰でも、やっぱり風邪は引くってことですね。

さて、【夏かぜは馬鹿が引く(なつかぜはばかがひく)】。
これは【馬鹿は風邪を引かない】の類語として、慣用句辞典に載っていました。

夏に風邪を引いた家族や友人、知人を見渡し、やっぱり……と、密かに思っていた人もいるかもしれませんが、こちらも、愚鈍な者は冬に引いた風邪を夏になってから、かかったのだと気がつく。馬鹿はそれほど愚鈍である、という意味とのこと。
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2012年6月18日 00時00分

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