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岐阜

出入りの車も消毒処理 山県の鳥インフル

車のタイヤを消毒する職員ら=山県市で

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 鳥インフルエンザが発生した山県市の養鶏場では十五日、前夜からの殺処分が続けられた。白の防護服を着た県職員や自衛隊員らが、頻繁に出入り。時折強く雪が吹き付ける中、処分した鶏を入れた黒い袋を運び出していた。さらに大きな袋に詰め、鶏舎の近くに掘った穴に、ショベルカーでつり上げて次々に埋めていった。

 現場に通じる道には警察官が立ち、関係者以外の立ち入りを禁じた。そこから東に一キロほど離れた公園に設けられた消毒ポイントでは、防護服の職員計五人が現場方面から出てくる全ての車を停止させた。運転手に「消毒しますのでご協力をお願いします」と声を掛け、タイヤに消毒剤を吹き付けた。

 県は、鳥インフルエンザは通常、人に感染しないため、冷静な対応を呼び掛けている。養鶏場で鶏の世話をするなど濃厚に接触した人の感染例は中国や東南アジアであるが、国内では報告されていない。鶏肉や卵を食べて感染した事例も確認されていない。

 (鈴木凜平、近藤統義)

 

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